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#ミステリー
鬼霧宗作
202
さなめ
538
江藤ルミエール
415
「12時間……以内?」
12時間以内に一人になる。
その意味を考えたくなくても、考えずにはいられないだろう。
ハルキは時計ではなく、スマホを取り出して時間を確認しようとした。
しかし、画面を開いた瞬間、圏外になっていることに気づく。
「……圏外?」
絶望感からスマホを落とした。
周囲でも、他の学生たちが次々とスマホを取り出し、同じ状況に陥っていることに気づいた。
「圏外だ……」
「電話もネットも繋がらない……」
「これ、完全に通信遮断されてるってこと……?」
不安げな声が、徐々に広がっていく。
「そもそもここはどこだ。山梨……じゃないよな」
塩谷時雄《しおたにときお》が窓の方へ向かおうとするが、その前に分厚いカーテンが閉められており、さらにその前には兵士が立っている。
「……開けられないのか」
塩谷はため息をついた。
その隣で、獅子頭常《ししがしらじょう》が低く呟く。
「……これはどこかの廃校か?」
その言葉に、改めて教室を見回す者たちが増えた。
確かに、ここは学校のように見える。
だが、蛍光灯は不規則に点滅し、壁の染みが広がり、床には砂埃が溜まっている。
お世辞にも、普通の学校とは思えない。
ここはどこなんだ?
不安が、教室全体をじわじわと侵食していく。
コメント
1件
うわぁ第6話読み終えたよ〜!!😭✨ 冒頭の「12時間以内に一人になる」って設定、もう既に不穏すぎて胸がざわつく…!スマホ圏外で絶望するハルキくんの落とし方、めっちゃリアルで感情移入しちゃった。塩谷くんと獅子頭くんの会話もキャラの違いが出てて好き。廃校の描写が細かくて、ジメッとした不安がじわじわ伝わってくる…次の展開が気になりすぎる!!🔥