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りょん.
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コメント
4件

本当に素敵なお話でした でももう一回でもいいので、番外編でもいいので!! 続き見たいです! お願いします。゚(゚´Д`゚)゚。
やだやだやだ見させてくださいお願いします
(。=`ω´=)ぇ? なら僕Latteで拡散してくるჱ̒(⩌ ⩌⟡
部屋を片付けながら、
ふと2人の手が止まる瞬間があった。
「……」
机の上。
薬。
診察券。
でも、
肝心なことはどこにも書かれていない。
「……結局さ」
若井が小さく呟く。
「なんの病気だったんだろうな」
元貴も静かに視線を落とす。
余命宣告。
大量の薬。
でも、
病名だけは最後まで分からなかった。
「……」
若井は薬の袋を手に取る。
知らない名前ばかり。
医療のことなんて詳しくない。
見ても分からない。
「……聞けばよかった」
「……あの日、“なんかあった?”って聞いたのに」
でも涼ちゃんは、
“なんでもない”って笑ってた。
元貴も壁に寄りかかりながら、
小さく息を吐く。
「……言う気なかったんだろうな」
「……」
「多分、最後まで」
それが涼ちゃんらしい気もしてしまう。
苦しいことほど隠して、
普通に笑う人だったから。
「……なんでそこまで隠すんだよ」
若井が俯く。
「俺らそんな頼りなかった?」
怒ってるわけじゃない。
悲しくて、
悔しくて仕方ない声。
「……違うと思う」
元貴が静かに返す。
「多分逆」
「……?」
「俺らに心配させたくなかったんだろ」
「……っ」
若井は何も言えなくなる。
思い返せば、
涼ちゃんは最後まで“普通”でいようとしていた。
夜中の電話も。
いつものトーンで。
笑って。
謝って。
“また明日ね”って。
「……」
元貴は静かに窓の外を見る。
「……怖かったんだろうな」
ぽつり。
「一人で」
その言葉に、
部屋の空気がまた静かに沈む。
もしもっと早く気づけていたら。
もしちゃんと聞けていたら。
そんな“もし”ばかりが、
2人の中に積もっていった。
次回2000