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#Mrs. GREEN APPLE🍏
こんぶ@ミセス推し
734
🍏ミセス🍏
51
🫧想美🎐🍏
38
#mga
部屋を片付けながら、
ふと2人の手が止まる瞬間があった。
「……」
机の上。
薬。
診察券。
でも、
肝心なことはどこにも書かれていない。
「……結局さ」
若井が小さく呟く。
「なんの病気だったんだろうな」
元貴も静かに視線を落とす。
余命宣告。
大量の薬。
でも、
病名だけは最後まで分からなかった。
「……」
若井は薬の袋を手に取る。
知らない名前ばかり。
医療のことなんて詳しくない。
見ても分からない。
「……聞けばよかった」
「……あの日、“なんかあった?”って聞いたのに」
でも涼ちゃんは、
“なんでもない”って笑ってた。
元貴も壁に寄りかかりながら、
小さく息を吐く。
「……言う気なかったんだろうな」
「……」
「多分、最後まで」
それが涼ちゃんらしい気もしてしまう。
苦しいことほど隠して、
普通に笑う人だったから。
「……なんでそこまで隠すんだよ」
若井が俯く。
「俺らそんな頼りなかった?」
怒ってるわけじゃない。
悲しくて、
悔しくて仕方ない声。
「……違うと思う」
元貴が静かに返す。
「多分逆」
「……?」
「俺らに心配させたくなかったんだろ」
「……っ」
若井は何も言えなくなる。
思い返せば、
涼ちゃんは最後まで“普通”でいようとしていた。
夜中の電話も。
いつものトーンで。
笑って。
謝って。
“また明日ね”って。
「……」
元貴は静かに窓の外を見る。
「……怖かったんだろうな」
ぽつり。
「一人で」
その言葉に、
部屋の空気がまた静かに沈む。
もしもっと早く気づけていたら。
もしちゃんと聞けていたら。
そんな“もし”ばかりが、
2人の中に積もっていった。
次回2000
コメント
4件

本当に素敵なお話でした でももう一回でもいいので、番外編でもいいので!! 続き見たいです! お願いします。゚(゚´Д`゚)゚。
やだやだやだ見させてくださいお願いします
(。=`ω´=)ぇ? なら僕Latteで拡散してくるჱ̒(⩌ ⩌⟡