リクエストいただきました!
shk総受けです
shkside.
改めて言うのは少し気恥ずかしいけど、俺には5人の彼氏がいる
一応同じ家には住んでるし、そのー、やるとこまではやった
みんな優しいし、俺の事を第一に考えてくれる
なかむは気配り上手で、俺の色んな変化にも気付いてくれるしいつも明るく接してくれる
ぶるーくはいつもほわほわしてるけど、やる時はしっかりやるし、何より頼りになる
きんときはとにかく優しい、悩みがあれば親身に話を聞いてくれる
スマイルは無口の割には周りをよく見ていて、いつも危なっかしい俺を助けてくれる
きりやんはほんとにママみたい笑 いつもみんなを笑かしてくれるし、頭がいいからとても頼もしい
ほんとに俺って至れり尽くせりだな〜ってつくづく思う
俺はみんなに何を与えられているのだろうか
何か特別なことができているのだろうか
パッと考えただけでは頭に出てこない
それほど俺は何も出来ていないのだろうか
考えていて自分で虚しくなる
今は夜だ
外を見ると月は見えず、新月なんだな〜と感じさせられる
まるでお前にできていることはないと突きつけられているようだ
それとは真逆に星々は光り、挙句の果てには薄く、流れ星まで見える
あぁ、きっと月が俺で星はみんななんだろうな〜なんて静寂な夜に一人、そう考える
明日から俺も星のようになるべく、色々と手伝おうと思う
普段は俺がやるよ〜と言ってみんながやってくれる
どうせ明日も手伝おうとしたら言われるんだろうけど、何もしないのは良くない
「明日のために早く寝ないとな〜」
そう一言だけ残し、俺は眠りについた
「ん〜…ふぁ〜」
昨日、早く寝たおかげで結構早い時間に起きれた
「よし…! 朝ごはん作ろ!」
そういい、階段を降りた
幸いにもリビングには誰もいない
普段早起きなきりやんでさえもいない
「何作ろうかな〜」
普段俺は料理をしない
包丁の扱いでさえ怪しいのにできるのか?と思ったけど、”なんとかなる”の一点張りで俺は食材に手をかけた
「なんだ、料理って楽勝じゃ〜ん」
そう思ったのが間違いだったのだろう
今まで順調にいっていた料理が水の泡となるくらい大きなミスをおかしてしまった
「どうしよう…」
なんとか食べれるくらいではあるが、こんな美味しくなさそうな見た目の料理は出したくない
涙が出そうになるのを堪え、どうにかならないかと試行錯誤をしているときりやん、きんときが起きてきた
ぐちゃぐちゃな食器が洗い場にあるのに気付かずに
kr「シャークん!?」
kn「随分と早く起きたね〜」
kn「何やってたの?」
「いやっ…そのー…」
俺は目を泳がすようにして作った料理を見る
kr「もしかして料理作ってくれてたの!?」
kr「包丁危なかっただろうに…」
「ごめん…みんなに喜んでほしかったんだ…」
「でも失敗しちゃった…」
俯きながらそう話す
kn「やってくれただけで嬉しいよ? 」
kn「みんな分作ってくれたの?」
こくっと頷くと2人して俺の頭を撫でる
kr「ありがとね、シャークん」
kr「冷めたらなんだし、みんな起こしてこよっか 」
失敗を責めない2人はやっぱり優しいなと感じながら、自分はやっぱり不甲斐ないなとも感じた
数分して他3名が降りてきた
br「シャークんがご飯作ってくれたってほんと〜?」
少しニコニコしながらそう俺に聞く
「うん、でも失敗しちゃった…」
美味しくないかも…と付け足すとぶるーくが
br「そんなことないよ〜! 僕もそうだし、みんなも嬉しいよ!」
「そっか…」と言い、にへりと笑う
やっぱりみんな大好きだな〜
nk「せっかく作ってくれたし、早く食べちゃお!」
nk「せーの!」
WT「いただきます!」
みんなが一斉に俺の料理にがっつき始める
俺は味がどうか不安になって、変にソワソワしてしまった
多分それに気づいたのだろう
sm「不安にならなくても美味しいよ」
sm「みんなのために作ってくれて、ありがとな 」
と、先程まで喋っていなかったスマイルが俺の事を撫でながらそういう
余計不安になっていたせいか、撫でられるのがとても気持ちよく、スマイルの手に頭をすりすりする
羨ましいと思ったぶるーくが言う
br「なんかスマイルにだけ甘えててずるいんですけど〜」
nk「なにっ?! 俺も俺も!」
と、賑やかな食卓になりとても嬉しくなる
料理を失敗して良かったわけじゃないけど、みんなが優しいおかげで結果、いい方向へとむいた
これからの家事も頑張ろうと意気込んだ俺であった
ご飯が食べ終わり、みんなの自由時間となった
俺は食事後から意気込んでいたのもあり、食事が終わったら否や、すぐに食器洗いへと手をのばした
先程からぐちゃぐちゃになっていたせいで、シンクの床が見えない
いっぱいあるな〜なんて思ったけど、今の俺ならできる気がするとそう思っていた
ガシャーン
洗い物が多く、挙句の果てには手が滑ってしまいコップを割ってしまった
幸いにも二次災害等はなかったけど、コップを1つ無駄にしてしまった
ガシャーンという音とともに5人が一斉にこちらに来る
みんなして「大丈夫!?」や「怪我してない!?」など沢山心配してくれた
それからというもの、洗濯機をまわしても洗剤と柔軟剤を入れるところを間違えるし
干そうと思っても、一点に重いものをつけすぎて洗濯バサミは取れるし
掃除機なら!と思い、かけてみるけど下の絨毯まで一緒に吸っちゃうし
最後に洗濯物を畳もうとしても裏表逆なのもあるし…
俺って家事向いて無さすぎじゃね?って今日1日でよくわかった
何もできない無能なのかと思ってしまい、ほんとに涙が出るかと思った
だからつい、みんなに聞いてしまった
返される言葉のことなんか考えずに
「スンッスンッ 俺ってさぁ…みんなのために何ができてるのかな…」
「今日いっぱい迷惑かけたし、、、」
「俺なんかいなくても、みんなで過ごせるだろうし…」
「俺、、、自分がもう嫌い…」
「何も出来ないくせに弱音なんか吐いて…嫌になる…」
弱音がポロポロ、ポロポロと水のように流れていく
落ち込んでいたその時、5人一斉に俺に抱きついてきた
「、、、ぇ…?」
nk「シャークんは何も出来なくなんかないよ!」
kr「そうそう、自分ではそう思ってるかもしれないけど、俺らにとってのシャークんの存在は偉大なんだよ?」
sm「俺、シャークんのいない家に帰りたくない」
br「シャークんからは、元気をいーーーーーーーっぱい貰ってるの!」
kn「いるだけで癒しなんだから」
WT-shk「だからそんなに自分を責めないで」
nk「今のままのシャークんがみんな大好きだよ」
kn「何もできないなんかじゃない」
kn「できなかったら、助け合えばいいだけの話でしょ? 」
みんなが俺を慰めてくれる
弱音を吐いていた時とは違い、心がとても温かくなった
俺はここにいていいんだよって
必要なんだよって
そう言われている気がした
俺はすごく嬉しかった
「ありがとうみんな…ポロポロ」
「俺ッ、みんなのこと大好きっ」
俺はみんなみたいに星にはなれなかった
俺はやっぱり月のまんまだ
でも前と違うのは
ただ、”いる”だけじゃなくて
みんなを”輝かせる”源になれたことかな
コメント
4件
ありがとうございます😊思い付いたらまたリクエストさせていただきます‼️
えっ!?うわ…最後天才すぎません!? 言葉が出ませんでしたよ… 不器用な🦈さん可愛いし、他5人も頼もしすぎですよ…✨️