『翌朝…』
リュウ「フゴー、フゴー。」 ・
ガスマスクをつけ、毒の沼地を歩いてる
スズメ「・・・・・。」・リュウの、
うしろを普段の格好で、ついていく
リュウ「スズメっち。こっからは深いよ
。気をつけて。」・ドロを
かきわけながら言った
スズメの声「リュウくん。」
リュウ「なに?」・そう言いながらも
進んでいる
スズメ「肌がムラサキに、なってきた。
」・自身の右腕を見ていった
リュウ「やばい!早く出ないと(困)!
」・スズメを見てから慌て始めた
『しばらくして…』
リュウ「はぁ、はぁ…。ビックリした…
(疲)。」・ガスマスクをとった
スズメ「あっ。元に戻った。」・自身の
右腕を見た
リュウ「次は、遊園地に行こう。」・
うしろのスズメに言った
スズメ「うん(笑顔)。」・リュウに
答えた
語り手「もはや、バカである。」
『小規模な遊園地で…』
リュウ「観覧車や回転木馬。
射的なんかが、あるよ。スズメっちは
何する?」・隣を見た
スズメ「わた菓子が食べたい(笑顔) 。
」・リュウに言った
犬の声「また、会いましたね。ぼくも、
ちょうど着いたばかりで…。」
リュウ「はい。どうぞ。」・スズメに
わた菓子を渡した
スズメ「ありがと。パクッ。」・
わた菓子を食べた
リュウ「しばらく楽しんでから家に、
帰ろう。モグモグ…。」・板チョコを
食べ始めた
ひころく「ちょっと待てぇい!!」・
息切れしながら、リュウの前に来た
リュウ「ん?」・下を見た
ひころく「お前たちは、ワシを探す気が
あるんか(怒)!?」・スズメたちを
問い詰めた
スズメ「ないよ。」・わた菓子を食べた
ひころく「こいつ。言いよった(驚)
!?」
リュウ「スズメっち。これが例の犬?
」・スズメに訊いた
スズメ「うん。」・うなずいた
リュウ「眼だけでなく、クチも
悪いんだね。」・ひころくを見た
ひころく「じゃかわシイわい(怒)!!
」・リュウに向かって言った
スズメ「・・・・・。」・周囲を見てる
ひころく「まったく。水晶玉を創って、
お前たちの動きを見たのは、いいが、
まさか、雪だの毒だのとは…。」・
うなだれた
語り手「ひころくは、スズメとリュウを
必死で追っていた。」
スズメ「リュウくん。観覧車に乗りたい
。」・その方を指しながらリュウを見た
ひころく「おい(怒)!?」・顔を
上げた
『草原を歩く一行…』
スズメ「リュウくん。鈴をひろった
(笑顔)。 」・隣のリュウに見せた
リュウ「それ、魔物だよ。」・その方に
言った
「ガァ!」
スズメ「わっ、おそってきた。」
ひころく「やれやれ…。ようやく
帰れるわい…。」・スズメたちの、
うしろを歩いている
「トコトコ…。」
ひころく「スズメ。ひとつ質問じゃが…
。」・その方を見た
スズメ「なに?」・ ひころくの方を
向きつつ、鈴のような魔物をほうった
ひころく「ワシたちの、あとを
ついてくる犬は、お前の知り合いか?
」・うしろを見た
白い犬「えへへ(照)。」
これ↓
スズメ「えっ、そんなの居た? 」・
いちおう探してみる
白い犬「ぼくは、影が薄くて、
認識するのは、とても難しいと
思いますよ。」・ひころくに言った
ひころく「じゃあ、なんで、ワシには、
わかるんじゃ。」・白い犬に訊いた
白い犬「やだなぁ。認識率が高いに
決まってるからじゃないですか(笑)。
ぼくが誰かの前を10回通ったとして、
ふつうの人(犬)は、3回が、
やっとなんですよ。」
ひころく「・・・・・。」
リュウ「ひころく。誰と話を
してるんだ? 」・その方を見て言った
ひころく「呼びすてにするでない(怒)
!」・リュウを見た
白い犬「そうそう。ぼくは、チクワと
いいます 。ひころくさん。ぼくを
弟子にしてください。」
ひころく「なんで、お前を弟子に
せにゃならんのじゃ!」・チクワに
向かって言った
チクワ「ナカダマでも指折りの創り手と
聞き、その手法を学びたいと
思いまして。ちなみに、ぼくは、
魔力を全く持っていません(照)。」
ひころく「それで、よく弟子に
なりたいと思ったの…。」・チクワを
見ながら呟いた
チクワ「パパみたいにチカラは、
あるんですけどね。」・右前足を
握ったり開いたりしている
ひころく「パパ?」・首をかしげた
チクワ「はい。テクワ王です。」
ひころく「テクワ王って、あの
ホンダマとナカダマを統治する王では
ないか(驚)!?」
チクワ「えぇ。その長男です。」・
自身を指した
語り手「補足すると、ママは、チワク。
まぎらわしいため、チクワパパ、
チクワママと表記します。」
ひころく「どうりで、似ていると
思ったら…。」・右前足で、自身の
眼がしらを押さえている
チクワ「ここで遇(あ)ったのも、
何かのエンです。ぼくを『ろくサマ』の
弟子にしてください。」・ひころくに、
もう一度、言った
ひころく「いやいやいや。チクワパパの
ご子息を弟子になんぞ…!」・謙遜した
チクワ「そんなことないですよ。
一流の創り手なんですから、誰が
弟子でも周りは、認めるはずです。」
ひころく「しかし、じゃな…(悩)。」
チクワ「眼つきが悪いからですか?」・
首をかしげた
ひころく「これは、生まれつきじゃ!!
ボケッ(怒)!!」・ちくわを見た
チクワ「その調子てす。ぼくをふつうの
犬だと思ってください(笑顔)。」
ひころく「・・・・・。」
『しばらくして…』
ひころく「スズメたちを見失ったでは
ないか(怒)!」・ズカズカと歩いてる
チクワ「話が長すぎましたね…。」・
自身の頭をかきながら、ひころくに、
ついて行く
「コテ。」
語り手「ひころくは、すっ転んだ。」
ひころく「おかしいの。何もない場所で
転ぶはずが…。」・立ち上がった
「コテ。」
語り手「ひころくは、すっ転んだ。」
チクワ「ろくサマ。背中に
ズッコケソウのタネが、ついてますよ。
」・ひころくの背中から、無数の、
細かいトゲが、ついたタネを取った
ひころく「ズッコケソウ?」・チクワを
見た
チクワ「はい。ズッコケソウとは、
その名の通り、くっついた相手を
コケさせる植物です。」・ひころくに
説明を始めた
「コテ。」
語り手「ひころくは、すっ転んだ。」
チクワ「それ自体も、足に、からまって
コケますが、タネは、遠くに移動したと
感じると、自身を落とさせるために、
くっついた相手をコケさせるんです。」
「コテ。」
語り手 「ひころくは、すっ転んだ。」
ひころく「タネを取ったのに、なぜ、
コケ続けるんじゃ?」・チクワに訊いた
チクワ「おそらく、地面に落ちて
ないからでは?まだ、くっついてる、と
思っているんですよ。」・ひころくに
答えた
ひころく「それなら、お前が
持っているんだから、普通、お前の方が
コケないか?」・更に疑問をぶつけた
チクワ「それは、そうですね。
なんで、でしょう?」・首をかしげた
「コテ。」
語り手「ひころくは、すっ転んだ。」
ひころく「チクワ!早く、すてろ(怒)
!」・起き上がって言った
チクワ「あっ、はい(慌)!」・タネを
ほうり投げた
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