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昔の事だった。
とある村では神への生贄として、年に1度崖から赤子を落とす風習があった。
赤子は地面に接触するまで、泣きさんだ。
だが、村の人々はそんなものは気にせず、何事もなかったように普通の生活に戻る。
それはとても異常な光景であった。
赤子は地面に接触したのか泣き止んでしまった。
もう、命が無くなったのだろう。
そんな時、茂みのところから何者かが出てきたのだ。
その者は小さ遺体を背負っている。
月光に照らされ、その者の姿がはっきり映る。
その者の正体はマエだったのだ。
マエは村の人々を惑わし、赤子の魂を集めていたのだ。
マエは赤子に近づき、赤子を見た。
そして、マエはその姿に驚いたのだ。
なんと赤子の顔や身体には無数の目玉があり、それはバケモノのようだった。
マエはその赤子を見て不気味な笑みを浮かべた。
マエ「凄いですね、これは私達の仲間にしましょうか?
ネム貴方もそう思うでしょ?」
そう言った後、マエは今まで集めた赤子の魂とバケモノの赤子の魂を、使い新しい命を作った。
その姿は赤子の頃より不気味さを増した。
するとマエはそんな命を見てこう言った。
マエ「愛が欲しいなら、あの村を滅ぼしなさい。」
命は言われた通り村を滅ぼし、マエから愛という暴力を受けた。
それはずっと続くかと思われたが、その内命は疑問を持つようになり、
マエのところから離れていった。