キセキの世代が全中三連覇したところから始める、何処かの誰かのためのドリームチーム?がキセキの世代を倒しちゃいました(テヘペロ(・ωく))って話
全中三連覇後、とある少年が大会運営サイドと帝光中サイドに申し入れ(頼み込み)した結果、エキシビションマッチとして叶ったものであり、とある少年曰く「ドリームチーム」とキセキの世代との(ある意味夢みたいな)試合
キセキの世代と同年代の6人+一つ年上の2人を合わせたチーム
(当時高校一年生だった二人は「無理なら入らない」つもりだったが、少年がねだった?ごねた?ため参加することになった、ついでに、キセキの世代が「入ったところで大したことない」と言ったことも関係してる)
試合前に「自己紹介しとこ!」という謎の発想によりドリームチーム全員の所属校と所属部、年齢が露見する
この後の試合で接戦?の末「ドリームチーム」の勝利で幕を閉じるが、色々な意味でバスケ界を騒がす事になった
キセキの世代(特に赤司)からはリベンジを宣言されるし、1on1しろと言ってくる奴がいたり等々学校戻ってからも八人は探されたり、勧誘されたり、推薦貰ったり等するが、基本的にスルーし、好きなことして学校生活を楽しむことにしているらしい
キセキの世代と同じ高校に入った子もいるが、バスケ部に入るかは決まってない
原作開始時の人物紹介↓
高畑 友紀 タカハタトモキ
海常高校一年生
テンション高めでノリが良い
友人は多く、物事の中心に居ることが多い
面白いことが大好きで、嫌いなものは退屈
稲田の悪巧みには大抵手を貸す
情報通でもあるため、頼み事の時は話し合い(脅しも含む)で大体は何とかなる
鷹の目を持っているが、普段はあまり使わない
ドリームマッチについては反省も後悔もしてないし、なんなら「ヤリキッタ!」と、自画自賛
パス回しが上手いSG(?)
成山 晃太 ナリヤマコウタ
秀徳高校二年生 手芸部所属
コミュニケーションをとるのが上手い
高畑の次にテンション高め
お調子者のように振る舞っているが、その実結構腹黒いというか計算高い
興味ない物事は覚える気が無いが、それでも記憶にはとりあえず残しといてコミュニケーションの手段として使う
割りと冷めているが、表には出さない
(しかし、何故か一部にはバレている)
可愛いものや小さいものが好きで自作もする
ハイスペック男子と一部から呼ばれていたこともあるが、本人は自分の事だとは思ってない
手先が器用
シュートが上手いSG
テクニックが高い
神原 和澄 カンバラカスミ
誠凛高校一年生 軽音部
ノリと勢いで日々を過ごしていると言っても良い
高校では軽音部に所属しており、ギターが楽しいと部活を楽しんでいる
聴力が良く、音の聞き分けも出来るため、曲の耳コピも可能だが、楽譜は読めないという致命傷
普段(学校以外)はヘッドホンで音をなるべく遮断しているが、それでも常人並みには聞こえるらしいので、何時も「騒がしい」と言って眉間に皺がよっている(なにかに集中していると音は気にならないので平気)
ついでに軽音部に入った理由は、その時、軽音のアニメにハマっていたからである
深い意味はないが同じ高校の稲田の所属する美術部によくお邪魔している
切り込み隊長(点取り屋) PF
榊 輝也 サカキカガヤ
オリジナル高校一年生
アメリカから帰国した帰国子女であり、アメリカでは火神大我と氷室辰也とは知り合い
一応バスケはしてたが、アレックスから軽く助言を貰っていた程度なので弟子ではないと榊は言う
何気に火神と氷室からは弟扱い?されているが、本人は気付いてないし、止めさせる予定もない
「脚力もない、洗礼された動きもない、しかし、彼の言動は多くの人を突き動かす原動力になる」と榊を知る人はいう(榊は人の懐に入るのが上手い→共感・同調により人が懐いていく→自分を中心に皆が結束→原動力扱い である)
稲田が皆を引っ張っていく人なら、榊は皆の背中を押す(支える)人である
英語も国語も出来るけど、理科は苦手
相手を煽る 作戦を練る
策略タイプのPG
白石 椿 シライシツバキ
陽泉高校一年生
美味しいもの大好き!な人
作るのも好きだが、食べるのも好き
お菓子を作ると楽しすぎてついつい作りすぎていたので、よく周りに配っていた
陽泉高校へ行った理由は「食べ物が美味しいから」である
運動はあまり好きではないものの、じっとしていることは苦手という矛盾
幼馴染みということもあり、小学と中学では藤峰とニコイチ扱いだった
背は小さい方(平均以下)
スイッチが入ると容赦なくシュートをきめる
いざというときには決めるシューター SG
藤峰 楓 フジミネカエデ
オリジナル高校一年生
白石とは幼馴染みであり、幼い頃から一緒に居たためニコイチ扱いだった
高校では離れてみようと思いつき行動に至ったという
寒いのは苦手…………ではなく嫌いなため、冬などは家から出たくないし、雪で喜ぶ奴らの気が知れないとよく言っている
運動神経はそれなりに良く、自慢の反射神経も駆使して運動部ではレギュラーをとれるレベルで強い
身長は平均的
フェイントとカウンターが得意なSF
三島 理央 ミシマリオ
桐皇学園二年生 調理部所属
口数は多くないが言いたいことはハッキリ言う
言葉を濁されるのが嫌いな稲田に気に入られ、巻き込まれることになった ある意味苦労人
高身長で体幹も優れているため、中々に体勢を崩せないが、本人はわかっていない…かもしれない
C
稲田 悠生 イナダユウセイ
誠凛高校一年生 美術部
全ての元凶←
楽しければOKの愉快犯であり、その為の努力なら惜しまない
「ドリームチーム」を作った?人であり、キセキの世代とドリームチームとの対戦を実行した人
上記に関して反省も後悔もしてないが、予想外の展開(試合結果)に頭を抱えたものの直ぐに「どうにでもなぁれ!!」と吹っ切れた
仲の良いメンバーを主にして、様々な人を巻き込んでは色々な事をしでかす人
色々な意味で皆を引っ張っていく人だが、基本的に仲の良いメンバーが居なければ特になにもしないし、する気もない
本人曰く、絵を描くのが楽しいお年頃(笑)らしい
たまにお菓子を作ったりしては友人に配っているとかいないとか
誠凛高校のバスケ部を面白がって観察している
特殊な目を持っているらしいが詳しくは不明
SForPG
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やりたいとこだけ
エキシビションマッチと自己紹介(笑)
「俺達は相手のこと知ってるけど、相手は俺達の事知らないのはフコーヘーだから自己紹介しとこうぜ!」
という稲田悠生の言葉により始まった「ドリームチーム」のメンバー紹介だったが、これが後に波乱を巻き起こすなど誰も知らなかった。
そう、ドリームマッチを実現させた稲田本人でさえも。
「んじゃ!まずは俺からな!三沢中3年、高畑友紀!サッカー部所属で、楽しいこと大好きなんだよね!よろしくぅ!」
右手を挙げて楽しいという雰囲気を隠しもせず高畑は言う。
「次は高畑の右隣の俺がいっきまーす!秀徳高校一年手芸部の成山晃太でっす!バスケは稲田達に誘われたときくらいしかしてないけど……なるようになる!次は白石な!」
ケラケラと笑いながら自己紹介を言った成山は最後に己の右隣の指差した。
「え?そういう流れなの!?まぁいいか。箕笠中学3年の白石椿。えっと……所属部はフットサルです。よろしく?」
終始不思議そうに首をかしげながら言った白石は右隣の呆れている少年を見る。
「はぁ……こっち見んなよ白石。箕笠中学3年の藤峰楓だ。テニス部。この場限りだろうからよろしくしなくて良い。それだけだな。…………次いけ。」
巻き込まれたのか、頭を抱えながらも自己紹介した藤峰は深いため息をついた。
「……三島理央。桐皇学園一年調理部。それだけだ。次。」
話したくないのか簡潔に済ませた三島は他には感化せずと言わんばかりにそっぽを向いた。
「俺……でいいか。明光中3年の神原和澄です。あー…………帰宅部です。運動はあんまり好きじゃないけど、稲田の頼みなので頑張ります?」
稲田の方を見て考えるようにしながら自己紹介した神原の目は「これでいい?」と訪ねている。が、稲田はにこやかに笑うだけだ。
「元凶というか、リーダーは最後だよな!だから次は俺。海善中学3年 陸上部の榊輝也だ!…………後なに言うっけ?」
「思い付かなかったら要らないんじゃない?」
「そっか!それじゃ、よろしくな!」
終始元気よく発言していた榊は途中で成山から助言を貰いつつ自己紹介を終了した。
「なんか元凶とか言われたけども…………まぁいいか!気にしないでいってみよー!愛染中学3年の稲田悠生で、家庭科部とバスケ部を兼部してます!今日はドリームマッチさせて貰えてありがとうございます!楽しい試合に出来たら嬉しい!」
稲田の満面の笑みで言われた最後の言葉に誰もが「無理だろ」と思った。
しかし、この稲田にとってのドリームマッチという試合は誰もが予想していた結果とは異なるものとなった。
前半
第一Qは帝光中の有利で進み、30点差になったがドリームチームは誰一人暗い雰囲気を出していなかった。
第二Qはメンバーを1人変えてきたが、それでも帝光中の有利のまま点差は50を越えた。
インターバル中、稲田と高畑がふざけあって笑って、悪のりした成山と巻き込まれたらしい三島と藤峰が怒っており、仲裁に入っている白石と榊は苦笑いしていたが、それだけと言えばそれだけだった。
後半
第三Qはメンバーが大きく変わり稲田、高畑、神原、榊、成山の五人だった。
前半とたいして変わらないと思っていたのは帝光中を含む全員だ。しかし、その予想を裏切り彼らは得点を重ねた。
50はあった点差が第三Qのみで20に縮められた。点取り屋の神原と3Pシュートを決める成山を止められなかったのだ。二人を止めようとすると稲田と榊が邪魔をする。そして、その二人に毎回ボールを奪われるのだ。奪われたボールは高畑に回され、高畑から神原と成山にボールを渡し、二人がシュートを決める。そんな見ていれば直ぐにわかりきったパターンであったが、何故か止められなかったのだ。
第四Qは同じメンバーで来ると思いきや、またもやメンバーが変わっていた。稲田、榊、神原はそのままで、藤峰と白石が入っていた。
藤峰と白石の双子かと云わんばかりの息のあったコンビネーションにさらに点差は縮まり、残り3分の時点で点差は5点となっていた。
「いやっふぅ~!!」
シュートを決めてテンションが高い高畑につられるように
「イエーイ!!」
稲田も楽しそうに声をあげた。なんならハイタッチもしている。
そんな二人を中心にドリームチームの士気は高いように思えた。
逆に帝光中の士気はというと、青峰を筆頭にこちらも高かった。やっと見つけた「好敵手」に上機嫌になるのは仕方ないといえるだろう。
幻の六人目である黒子テツヤを投入するも、鷹の目をもつ高畑にはほとんど効かず、また、完全領域をもつ稲田と榊にもパスもシュートも止められていた。
それでも、青峰を含め、キセキの世代の表情はとても楽しそうであった。
残り時間1分を切った時、点差はなし。同点だった。誰もが予想していなかった展開に固唾を飲む。「もしかしたら勝てるんじゃないか」そんな希望とも祈りとも云える感情を抱えながら見ていた。
「百戦百勝!」
「百一戦目は!」
「敗北だ!!」
上から順に青峰からボールを奪った稲田、パスを回された高畑、シュートを決めた神原である。
シュートが決まったその瞬間、ブザービートが鳴り響く。試合終了の合図だった。
帝光中87-89ドリームチーム
見間違いかと、夢じゃないのかと何度も確認する人達は少ししてそれが現実なのだと受け入れた。
「あの帝光中が負けた。」
「キセキの世代が初めて負けた。」
と。
呆然とするキセキの世代とドリームチーム。しかし、その意味は全く異なる。
公式試合でないとはいえ、初めて負けたことに呆然とする反面、「好敵手」に喜ぶキセキの世代と「何で勝っちゃったの?」「こんなはずではなかった」「面倒事になる」と嘆き、呆然とするドリームチーム。
沸き立つ会場とは別にどんよりとした空気を纏うドリームチームに気付くものはいなかった。
「もうどうにでもなぁれ!!」と吹っ切れた稲田が「バスケ部から逃げようぜ。」と提案するのも早かったし、それに同意する彼らの表情も「面倒事は御免だ。」と語っていた。
彼らは「(自分にとって)楽しい学生生活」を過ごせるなら何でもいいと思っていたが、今回キセキの世代に勝ったことで変な重圧をかけられるくらいならバスケ部から逃げる事を決めたのだった。
帝光中 キセキの世代のキャプテンである赤司征十郎が稲田達に近付いてきたとき、稲田は反射で逃げた。が、即座に榊に捕まった。このときの榊の目は「逃がさない。」と語っていたとか。
「素晴らしい試合だった。」
「……ども。」
稲田は冷や汗が止まらない。一見穏やかに見えるキセキの世代のキャプテンがとても怖かったのだ。
「まさかバスケ部ではない人達に負けるとは思っていなかったよ。」
赤司が言うまでドリームチーム以外の全員が忘れていたが、バスケ部は稲田の1人だけだ。しかもその稲田も家庭科部との兼部している。
「ソウデスヨネー。」
「そりゃそうだ。」ドリームチームの全員が思った。初めて負けた相手がバスケ部じゃないとか屈辱も良いところだろう。
「この雪辱は高校で晴らす。」
「え?」
「次は負けない。覚悟しておいてくれ。」
そう言って去っていった赤司に稲田は叫ぶ。
「次なんてねぇよ!?!?」
あってたまるか。というのはドリームチーム全員の心情でもあったという。
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