大罪の悪魔達の過去
憤怒目線
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僕8歳お兄ちゃん10歳。
僕達は両親が居ない。
僕の唯一の兄は両親の事を知っているが、何も話してくれない。
お兄ちゃんはいつも僕に優しくて、悪には負けない強いのです。
お兄ちゃんは僕と毎日公園で遊んでくれる。
お兄ちゃんは「自販機で飲み物買ってくるから待ってて」と言ってきた。
僕は遊んで待ってたら、知らないお兄さん達が僕に話しかけてきた。
「飴があるよ。良かったら家においで。」
見たことないほど大きい飴。甘い物に僕は弱い。元気よく頷いてお兄さんについて行って、車に乗る。
見慣れたような声。
僕を呼んでる誰かの声。
僕は背伸びをして車の窓から覗いた。
お兄ちゃんだ。飴を食べているとなんだか眠くなって寝ちゃった。
目が覚めると、知らない部屋にいた。
怖くて、お兄ちゃんが居ないか見渡す。
誰も居なくて、怖くて涙がポロポロ出てしまう。
『帰りたい‥、、お兄ちゃん‥お兄ちゃん‥‥』
そう言うとなんと窓からお兄ちゃんがほんとに来てくれた。そして僕に向かって
「お兄ちゃんここに用があるから‥この窓から逃げて。ヒカリなら行けるよ。」
と言った。
『お兄ちゃん‥後で会える‥?』
「会えるよ。大丈夫。」
『‥本当に‥本当だね、、?』
情けなく涙が出ながらお兄ちゃんに言う。
お兄ちゃんはつづみぐさの綿毛を僕に渡した
お兄ちゃんは初めて、泣きそうな顔をして頷いて
「あぁ‥約束だよ、!」
と言った。
僕はお兄ちゃんと一緒にいたいと心の中ではまだ思っていたが、部屋から出ていき、息が絶え絶えになりながらも逃げる。お兄ちゃんがくれたつづみぐさの綿毛と一緒に。走っているせいで綿毛はどんどんおちていく。家につく頃にはもう綿毛はなくなっていた。
それから数十年後
お兄ちゃんは結局戻ってこなかった。
そしてしんだお兄ちゃんが見つかったという電話がかかってきた。お兄ちゃんは見るだけじゃ分からないが、腹上死したらしい。
僕は一晩中情けなく泣いた。
それと同時に怒りが爆発し、情報屋などを頼って犯人を突き止めて、あっさりと犯人を殺してしまった。
それでも怒りが収まらない。
何故かと考えた時に
『俺が飴なんかに釣られなければ良かったんだ。』
そう気付いて自分を刺した。
誰かの声がした。
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