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「ふっか、お手柄だよ!その車…ウチの取引先の人らしい…」
事務所で、ナンバーを紹介すると…事務員の1人が覚えていて
何でも今回のロケに、渡辺を同行させる様に
強く求めた人間が居たらしい
その男の車が、黒いワゴン車で…
ナンバーも見事に一致した
防犯の為…最近では、ウチの事務所の駐車場を使う車には
その車のナンバーと、乗っている人物の証明が必要となっていた
その為、こうも簡単にナンバーを特定する事が可能だったのだ…
その時、向井のスマホが鳴って
「もしもし…はい…はい…。そうか…良かった…」
渡辺に同行していたマネジャーが、目を覚ましたと…
佐久間から報告を受けた
「うん…うん…うん。あぁ…やっぱり…」
マネジャーは、殴られる直前…車の窓に写った犯人の姿を見たそうで…
それが先程の…阿部の連絡で判明した重要人物と一致した
一方その頃、渡辺は…
「はぁ…はぁ…身体が熱い…」
身体の芯が痺れて来て…
奥の方から熱が溢れる
「やっと薬が効いてきたか…」
ニヤリと笑った男が、渡辺の肩に手を置いた
「それじゃあ早速、楽しみましょう…」
嫌な笑いを浮かべた男に、押し倒されて…身体を捩る
「無駄ですよ…そんな力じゃ、逃げられやしない…。もう身体も疼いて辛いでしょう…」
確かに、渡辺の身体は疼き出し…
息も荒くなり始めた
「ほら…ここ。服の上からでも分かる程に、尖ってる」
そう言った男が、胸の突起に手を伸ばすと
服の上から…摘み上げた
「あぁ…駄目ぇ…」
それだけで、艶のある…甘い声が口を吐き…
身体を震わせ、感じてしまう
「やっぱり、あの記事は…本当でしたか///渡辺君は、男もいける淫乱なんですね…///」
こうなったのも自業自得…
性をストレス発散の道具の様に、使った報いが…こんな形で現れようとは
渡辺は、半ば諦め…
それに気付いた男は、段々大胆な行動に出始めた
「服、脱がせますね…///」
シャツのボタンを外し…白く艶やかな肌を晒していく
そこに手を滑らせると、キメの細かい柔肌が…
それは男の薄汚れた手でも、分かる程に滑らかだった
「はぁ…触らないで…」
その言葉は、拒んでいても…
吐息を含んで…欲しがっている様に、聞こえてしまう
男の手が、身体を撫で上げる度…
腰を揺らして感じてしまう
『目黒…ごめん。もう俺は…』
一筋の涙が頬を伝い
渡辺は、ゆっくりと目を閉じた