テラーノベル
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パチパチパチ
兄達に注がれる拍手と喝采
(これが、いつも兄の見ている世界…)
「はい やって来ましたー!
今日のゲストはunionの3人でーす!」
「今日はそれだけじゃないある!!
我の弟の菊あるよー♡♡
最っ高に可愛い我の自慢あるよ」
『ちょッ、ハードル上げないでください!、
…本田菊です、初めまして、?』
「可愛いのは嘘じゃねぇだろ」
「今回は眉毛と同じくー」
『なんでですかッ?!
私楽屋でも言いましたよ日本男児って!』
“日本男児?” “ていうかショタ、見た目ショタ”
“やばい、推し変するかも…”
『待って聞こえたんですけど?!
私れっきとした25歳!ショタじゃない!!』
“え、耳良…”“というか25歳?”
“ぜっったいに高校生くらい”
「菊は25歳あるよ 我と2歳差ね
どんどん菊の可愛さ広めるよろし!」
『ちょっと?!!』
「ていうか25歳か」
『はい!!』
「じゃぁ酒飲める頃なんだな」
「あー、酒で潰そうとか考えない方が
いいあるよ、菊 酒強いあるから」
「そういうとこは耀を受け継いでるんだね…」
「菊って芸能界本気ではいる気ねぇか?」
『えぇ、…?ファンがいてくれたら…
するかも、です。』
『終わったぁぁ…、』
「よくやったあるよ 菊」
『そう、ですか、?』
「初めてにしては凄かったよ」
「そうそう」
『あ、初めて…ではないんです』
「え?」
「菊は昔子役だったある」
そう、私は子役だった。
兄を追いかけ入ったが体に無理をさせ、
芸能界を抜けたのだ…だが、戻ってきた
『あッ、は、恥ずかしいので
見ないでくださいね!ほんと下っ端なので!』
「なかなかのファンじゃないと
菊ってわからんあるよ」
🔍⸒⸒本田 菊
「あ、出てきた」
「ん?これ今日のやつじゃない?全部…」
『なんで✕で私の名前が 急上昇に?!』
「あー、まじあるな」
私の名前が急上昇ワードに上がっていた
意見は様々だろう、あまり詳しくはみなかった
「子役の方で調べるわ」
「あった!って、これ!――ちゃん じゃん!」
『えへへ、ほんとすごい人物と
させてもらってました…七光りですが…』
「何言ってるあるか! 菊の成果あるよ?!」
「あ、これ見た事ある 菊だったのか 」
『え”』
「これならわかるんだけどなぁ」
『ヒェッ、な、懐かしい…デス、
ほんと下手だったんで…、ハズカシイ… 』
「菊 子役1年間だけだったあるもんな 」
「今日緊張したろ」
「菊ちゃん偉い!」
『ッッ…、』
兄の七光り、そんな私は子役として過ごした。
いっちばん最初に感じた、
“頑張ったな”という言葉はいつから消えたのか
アイドルの眩しさを今このとき感じた。
あぁ、これが__
ッこんな元気を与えれるアイドルという仕事は
どんなけ眩しいんだ!!
芸能界に、もし戻ったらまた役者かなと
私は思っていたのだが…、アイドル、いいな…
私、アイドルになりたい!
🄽🄴🅇🅃
菊、アイドルデビュー
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