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ci視点
syp「つかまえた」
え、
目の前にいるショッピが…変わっていく
紫色の目は赤色に染まっていき、
つ、ツノもはえてきてしまった
鬼
ショッピが?
うそだ…
ci「しょっぴ……?何してるんや……そんな………冗談やろ…?なあ、冗談って言ってや…………」
syp「俺はお前らの敵や」
ci「ちがう……やめてや、つまんない嘘つかんといて、、」
嫌気のする声が脳内に響く
『鬼に捕まっちゃったね!じゃー知井ノくん、鬼になる準備しよっか☆』
は?
ほんとにしょっぴはおに?
『準備は任せたよ!ショッピくん!』
syp「………わかりました。」
掴まれてる左手が痛い
左手だけやない。全部痛い
頭も目も、、心も_
syp「このままやと俺に鬼にされるで」
ci「………」
syp「刀で俺を切ればええんや」
ci「?!!……できるわけねーやろ……」
syp「…人殺してるくせに?」
ci「いま、、なんていった…?」
syp「ッ……人、殺したことあるやろ…お前」
ドックン……ドックン……ドックン……ドックン……
冷や汗が止まらない
なんでや……
syp「俺を刺せば思い出せるんとちゃいます? 知らんけど」
ci「嫌や、お前を傷つけたない、、」
syp「他人を信じすぎや……だからいじめられるんよ」
ci「ハァッハァッハァッハァッ……ゥヴッッガハッッ_ハァッ」
syp「「無能がよぉwww」やっけ?」
ci「ヒィッッ……ゥぅ……やめ……て…」
syp「………「死ねよ」…」
プツン__
視界に色が消えていった
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____________
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僕は家族に愛されていた
もちろん僕も愛していた
だから言えなかった、
いじめられていることを
小さい頃は楽やった
人間関係を気にしなくてええから、どんなヤツにでも話しかけれた
1番仲の良かった友達は卒園した後も仲良くしてくれた
そんな素敵な友達は小学3年生の終わりの頃に引っ越してしまった
唯一の友達がいなくなった僕の4年生スタートは ぼっち
寂しさとショックで立ち直れてなかった僕はスタートダッシュも失敗した
小学4年生。下ネタとか、陰キャ陽キャとかを知っていく年齢
そして性格も大きく変わっていく
他人と自分を比べるようになる
するとどうなるかって?上下関係が出来てしまうんや
人間って強者に着くことを喜ぶ生物なんよ
強者のそばにいることで自分を保つ
そばにいるためには強者に気に入られないといけない
気に入られるために自然と強者の 真似 をするようになる
………まぁ、そーゆうことや
見事 強者のお気に入りになった僕は ㅤ いじめの対象になったってわけや
そこからが地獄の始まり
どこいってもいじめいじめいじめ
机の落書きは鉛筆からペンにグレードアップ。もう消せなくなってしまった
靴も 中を確認してからやないと怖くて履けない
水道の近くを通ると水をかけられるから教室側を通らないと行けない
体育は 転べ って脅される
担任は見て見ぬふり
全てがウザかった
毎日泣いた
学校に行きたくなかった
親に相談すればこんな地獄を見なくても良かったかもしれない けど…
さっきも言った通り、僕は家族に愛されていた。
だから迷惑 かけたくなかったんや
親にバレないよう必死に笑顔を作って傷を隠した
小学6年生になっても地獄は続く
いつからか学校以外でもいじめられるようになった
お金も取られるようになって、
貯金していたお年玉もすっからかん
お金は減って傷は増えてく
これの繰り返し
でも親にはバレへんようにせんと…。
心に余裕がなくなっていく
何も考えられなくなっていく
そんな時に
親にバレた
「最近、私の財布からお金が無くなるんやけど……中(チーノ)知らない?」
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「気づいてあげられなくてごめんなぁ ㅤぅゥ……辛かったよね……ボロボロ…」
頭が真っ白になった
おかあさんをなかせた
この事実が僕の心臓をえぐる
気づいたら外にいた
あぁ、逃げたんや………弱者は逃げることしかできないんや……
涙に反射する夕焼けが眩しい
17時 チャイムが鳴る
良い子はお家に帰る時間
遊びたくても行けなかった公園に向かう
失敗した……この時間に公園を通った僕がアホやった
強者が 良い子 なわけねぇよな
顔面の怪我は隠すことが難しいから必死に守ってた
でももうバレちゃったし、気にしなくてええよな
「無能がよぉwww」 バァンッッ
そーやな、家族を泣かせたんや、、僕は無能や…
傷がまた増える
「死ねよ」
死ねばこんなことされんくてええんよな
家族の泣く姿も見なくてええんよな……
僕が……家族を泣かせたんや…
何を言っとるんや……全ては強者が悪いんやないか?
ゲガをしたのもお金をお母さんから盗まないといけなくなったのも
全部 クソ野郎 のせいやないか
そう気づいた時、いじめられて仕方ないって思考が散って
この思考で頭がいっぱいになった
そこからはあまり覚えていない
橙色だった空は黒く染まり
鉄の匂いが広がる
立ち上がれるのは僕だけみたいや
みんな気絶してる
そこで辞められたら良かったのに_
どんどん目の前が赤くなってく
人気の少ない公園に大人は来ない
誰も僕を止めてくれなかったから
笑い疲れたやろ
あれからどんだけ親の謝る姿をみた?
何度泣き顔を見た?
小学6年生の秋頃、逃げるように僕らは引っ越した
結局 親 も弱者やった
新しい学校には通わず、児童施設に入らされた
なんせ 14歳未満は刑事処分の対象にならないそうで、捕まることは無かった
事件の起きた公園は不気味がられ撤去された
ついでにいじめられていた事も判明して、学校では緊急保護者会が行われていた
同じクラスだった奴とクソ教師は……もーええや、興味無い
こうして いじめられっ子 は 触法少年 となり小学校生活に幕を閉じた
続く
ここまで読んでくださりありがとうございます
関西って17時のチャイムであってるんですか?一応調べたんですけど…
あっ、7話の 鬯シ¿ 視点 があったと思うんですけど、あれはsyp視点です。
鬯シ¿ を訳すと 鬼 です
次回もお楽しみに☆
誤字ってたら教えて欲しいです🙇♀️
追記:ちょい変更しました