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《次の日》


「それで私たちを道場に入れてくれるんですか?」


「うーむ……」


店主は考える……そして


「入ってもいいが、1人____そいつだけだ」


「……俺?」


真っ直ぐ俺を指差してきた。


「なんでですか!みんなですよ!」


「すまない……こっちも仕事なんだ」


本当に申し訳なさそうに門番は言うのでユキもそれ以上は責めなかった。


「仕方ありません……ヒロユキさん、大丈夫ですか?」


「……大丈夫」


「たまこさんも良いですか?」


「私が一人で入ったところでそのジュンパク~?って人わかんないから~」


「確かにそうですね?ではヒロユキさん、お願いします」


「……解った」


「こっちだ」


そう言いながら案内されたのは俺がトイレと思っていたドアだった。


「……ここ?」


「もう少しいい所は無かったんですか?」


「これなら誰も気付かないし入らないだろ?」


「……確かに」


ここと他にトイレはあるので普通に見たら厨房用のスタッフトイレかと思ってしまう。


「あっちに行ったら師匠によろしく頼むぞ」


「……うん」


周りが真っ白になり、俺は転移していった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

《ヒロユキ 転移後》


「ん~……」


「どうしました?たまこさん」


「な~んか忘れている様な〜」


「そう言う時、お母さんは「にゃにかにゃぁ」って言ってました」


「う~ん?にゃにかにゃぁ~」


「どうです?」


「特に何……あ~思い出した~」


「おお!さすがお母さん!」


「アオイちゃんが居ること言うの忘れてた~テヘッ」


「ええええええええ!?ここに!?居るんですか!?どうして言わなかったんですか!」


「うん〜本人が秘密にしててって言ってたから〜と言うか、どうしてユキさんがそんなに反応してるの〜?知り合いだとしても大袈裟すぎない〜?」


「そ、それは……!、そ、そう!あの人には大きな借りがあるんです!だから絶対会わなきゃ行けないんです!こうしちゃ居られません!」


そのあと、数時間、門番に詰め寄り続け、見るに見かねて、たまこがユキを魔法で眠らせて引きずって帰っていった……





異世界転生したら女になった!?

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