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甲斐田晴 病み 嘔吐 Overdose 吐血 リスカ
午前3時
ザシュ…
ぽたぽた、霞んで見えなくなった目がハッキリしてくる。月明かりに照らされて痩せて骨と皮しかない腕から赤い液体が流れ出ているのが分かった。
いつからだろう。最初は生きていることを実感したくて、そしていつも周りに迷惑をかけてしまう自分に罰をと腕を切っていた。だが続けていくと痛みを感じなくなってしまっていた。
「あれ、?痛くない、ダメこんなんじゃ自分への罰にならない。」
そ、そうだ、研究で使う毒…
毒耐性ついてるからたくさん飲んだ方がいい、そう思い立ち通常の10倍の濃度にして服用した。自分でだめだと分かっていても辞められない。
数分後
「うっ、」
吐き気が襲う。トイレに駆け込み吐く。
「うぇ、ごほっ、げぇ」
赤い…
多分さっきの毒のせいだ。食道が傷ついてしまったのだろう。これは魔に対して使う毒だ。普通の人間が使うと少しの量でも死に至ってしまう。
「これでも死ねないって僕バケモノじゃん…」
笑みが零れる。生きれることへの喜びか、それとも呆れか。
今日は9時からROF-MAOの撮影がある。脅威の6本撮り。終わってるだろほんとに。もう午前4時を回っている。少しは寝ないと…周りに心配をかけてしまう。僕のせいで迷惑をかけたくない。
目を閉じ深い闇に落ちてった。
「んぅ、今何時だ??ハッ!!えっ!!8時半!?やばいやばい間に合わない。とりあえず連絡しなきゃ…」
晴<すいません。寝坊しました。遅れます。
加<了解しました。甲斐田さん大丈夫ですよ。
刀<甲斐田くん大丈夫ですよ。
不<甲斐田〜大丈夫やで〜
晴<ありがとうございます!急ぎます!
また迷惑をかけてしまう。とりあえず早く家をでないと…
「すいやせんっしたぁッ!!!」
刀「甲斐田君めっちゃ息きれてるじゃんw」
加「大丈夫ですよ。まだ収録前ですし。」
不「大丈夫やで〜甲斐田〜、ん?お前顔色悪くない??」
「え?そうですかね?あー多分最近研究漬けだったからかな」
平然と嘘をつく。強ち嘘でも無いけれど、この顔色の悪さは夜な夜な腕を切っていたことによる貧血のせいだろう。
不「そうなん?まぁ程々にな」
刀「そうだよ。倒れられて困るのこっちなんだから」
「えっもちさん辛辣すぎません??」
加「そうですよ、甲斐田さん自分を大切にして下さい」
「スイマセン、気をつけます。」
撮影が始まった。最初は順調に進んでいったが後半になってくると体調がどんどん悪くなっていった。
頑張れ甲斐田、周りに迷惑をかけるわけにはいかないぞ、、
なんとか最後の撮影までいけた。あと1本、、
「けほっごほっ、、えっ」
手に赤いものがべっとりとついていた。
刀「甲斐田君だい、じょう、ぶ??ッッ…!社長大変甲斐田君が!!」
加「どうしたんです?剣持さ、ん?甲斐田さんッ!大丈夫ですか!?今すぐ救急車を呼びますからね」
不「とりあえずここに座れ!俺スタッフに言ってくる!」
あっやばいまた迷惑掛けた。謝らなきゃ。
「うっぇ、ごめ、ごめん、なさ、い、ヒュッ、ヒューヒュー、ハッ、ハッ、 」
あれ、上手く息が出来ない。
刀「ッッ…甲斐田君、落ち着いて、僕に合わせて息してください 」
あぁ、高校生にまで迷惑かけて、ごめんなさい。
目の前が真っ暗になった。
バタッ…
「「甲斐田/君/さん!!!」」
刀也 side
甲斐田君の体調が悪いことは最初から気づいていた。なんなら半年程前から顔色が優れなくなっていたのを気づいていた。
「甲斐田君、、!泣」
涙が落ちる。病院に着いたとき服を脱がされていた。彼の体は痩せ細っていて無数の痣と腕にはたくさんの切り傷があった。なぜもっと早く気づいて上げれなかったのだろう。これでも僕はROF-MAOの中では1番の先輩だ。
「気づいてやれなくてごめんなさい、うぅっ、」
不「もちさん、大丈夫や、俺たちも気づいてやれなかったのは同じや」
加「そうですよ、まずは甲斐田さんの無事を願いましょう」
それから甲斐田君が倒れて5日が経っていた。未だに甲斐田君は目をさまそうとしない。お医者さんはストレスと貧血、色々重なっていて体がそれを治すためにたくさん寝ているから大丈夫と言っていた。僕が高校生だから安心させようと思ってそう言っているのだろう。僕は他のメンバーやVΔLZの人たちに言っているのを聞いてしまったのだ。…もしかしたら目覚めないかもしれない、という言葉を。
僕のせいだ。ずっと前から気づいていたのに。
目の下が痛い。どのくらい泣いていたのだろう。時計を見ると夜中の10時を指していた。
「やば、、帰らなきゃ」
加「剣持さん帰るんですか、送りますよ」
「しゃちょ、大丈夫です、歩いて帰ります」
加「ダメです。あなたまだ高校生でしょう、補導されますよ」
不「せやでもちさん、こうゆうときは大人に頼り」
「ありがとうございます、でも今は1人になりたくて、すいません帰ります」タタッ…
加「あっ!剣持さん!すいません不破さん追いかけてきます!不破さんは甲斐田さんの隣にいてください」
不「しゃちょわかった、」
あれからどれだけ走ったんだろう。
「あれ僕はなにをしているんだ、」
下半身が川に浸かっている。あぁ、僕はここまで追い詰められていたんだな。
加「剣持さん!何してるんですか!!」
「えっ、しゃ、ちょ、??」
加「早く上がりなさい!!」
「はッ、はい、!」
加「何してるんですか!!あなたが死んでしまったらどれだけの人が悲しむと思っているんですか!?もちろん甲斐田さんも悲しみますよ!!自分の立場を考えなさい!」
「うぅ、、ごめ、ごめん、なさ、」
ぎゅっと抱きしめられる。暖かい。
加「さぁ帰りましょう。」
甲斐田が目を覚まさなくなって6日目
甲斐田 side
どれだけ寝ていたのだろう。ここは夢の中かな。目の前は随分とメルヘンな空間が広がっていた。そこにはしゃちょとアニキ、もちさん、とうじろー、けい、ほかにもにじさんじの人たちがいて、みんなが笑顔で楽しそうだった。僕もそっちにいってみんなと遊びたい。
「みんな、何してるの??」
刀?「こっちにきちゃだめだよ甲斐田君」
「もちさん?なんで?」
刀?「気づいてるんじゃない??ここはゆめの中現実の人たちが心配してるよ。もちろん僕も」
「で、でもっ」
加?「そうですよ。甲斐田さん自分や周りの人を大切にしてください」
あれ、これ前にも言われたような
刀?「とりあえず、、「さっさ目ぇ覚ましやがれよ」」
目の前が明るくなるのを感じる。
「あ、れ、もち、さん」
「「甲斐田君/甲斐田さん/晴!!!」」
刀「どれだけ心配したと思ってんだよ!!あほ!!」
「はは、ひどくない??」
加「あなたには山ほど聞きたいことがあります!!覚悟してください!」
景「そ、俺からも説教があるからな」
「うぅ景、ごめん」
弦「僕のことも忘れないでね??」
不「俺も忘れんといてなぁ??」
「はいぃ、、」
このあとリスカ以外に毒のことも全部バレて説教をくらい、周りが過保護になってしまった、、これからも過保護は続くと思われる。なんなら続きで総受けもいいかも…やや監禁気味でもよい。おい、見てるだろ??見たら書けよ??
後日談
加「甲斐田さんこれからは頼っていいんですからね。誰も迷惑とか思いませんから」
「えっで、でも」
不「そやでーどれだけ心配したと思ってんの??」
刀「そうですよ甲斐田君先輩であるこの僕!この僕に!!頼っていいんですよ!!いや頼れ、1人で抱えこむんじゃねぇ」
「も、もちさん!?」
景「なんでもっと早く言わんかったんや大丈夫あの上司なら潰したから」
「ええええっっ」
弦「そうだよ。これから桜魔での困ったことは僕らに言って?」
「はっ、はいぃ、」
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