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ただ、「あの電球」は最初から形がちょっと歪んでる。歪んでるものは描写したときも、歪んでる方が正当だ。変な切り口を選んで真円に近くなったら、その方がかえって、真実からかけ離れてる。
それは3次元世界にもそのまま当てはまりますよ。だからこそ裁判じゃ、ひとつの真実を推定するために、ひとつの現実だけから推測するのを避けて、いくつもの現実的証拠を突き合わせてくんでしょう。
そうやって、現実どうしを組み合わせながら真実を紡いでいくのが人生なんだろうね。
もしそうなら、2次元の人は、3次元的真実を探して一生涯を生きてくのでしょう。平面の図形を見ながら、これはああかこうかと悩んだり焦ったり落ち込んだり喜んだりしながら、ああ実際はこうだったんだと気付いてくのが、彼らの人生なのでしょうか。
そしてそれは、そのまま我々の人生でもある。現実を矛盾なく整合性をもって組み合せることができたとき、「真実のかけら」を見つけることができたのかもしれない。そしてそのかけら同士を組み合わせて、より大きな真実を発見していくのかもしれない。