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刻の碧律

23 - 第18話「森の戦火、決着」

2025年02月26日

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第18話「森の戦火、決着」





🚀 シーン1:戦場の狂宴


ジェイコブの登場により、戦場の雰囲気が一変した。

銀色の髪をなびかせながら、碧い瞳に好奇の色を宿し、戦場を見渡す。


「さて、どっちの味方をすれば面白いかな?」


ジェイコブは軽く首を鳴らしながら、指を鳴らす。


「《ゼロ・ラグ》」


次の瞬間——


彼の動きが加速し、残像を残しながらヴェール・バインドの隊長の背後を取る!


「お前の動き、まるで止まって見えるよ?」


隊長が驚く暇もなく——


「《フラクタル・スナッチ》」


ジェイコブの手が青白く光ると、隊長のフラクタルが“奪われる”感覚が広がった。


「なっ……!」


隊長が後ずさるが、ジェイコブはすでに彼の能力を解析していた。


「ほぉ……なるほどね、“生命力を吸収する兵器”か。面白い」


ジェイコブは軽く笑いながら、ゼインの方を振り返る。


「おいゼイン、こいつどうする?」


ゼインは一瞬、ジェイコブを睨んだ。


「……お前、何のつもりだ?」


ジェイコブは肩をすくめる。


「俺はただ、面白い戦いが見たいだけさ」


ナヴィスが青い瞳を細めた。


「つまり、気分次第ってわけか?」


「まぁ、そんなとこ」


ジェイコブは軽く笑いながら、ヴェール・バインドの兵士たちを見渡す。


「さて、遊ぼうか?」





🚀 シーン2:迎撃戦


ヴェール・バインドの隊長が咆哮する。


「撃て!あの碧族を抹殺しろ!」


兵士たちが一斉に銃を構え、碧白いレーザーが放たれる。


しかし——


「《リバースバリア》!」


ナヴィスが即座に防壁を展開し、攻撃を反射する。

弾道が歪み、逆に兵士たちへと降り注ぐ。


「……やるじゃん」


ジェイコブは満足そうに笑いながら、再び瞬間移動する。


「《フェーズアウト》」


——ジェイコブの姿が霞のように消え、敵の背後から現れた。


「遅いな」


彼はナイフを軽く振るい、隊長の武装を削ぎ落とした。


ゼインもまた、ジャケットの裾を翻しながら、ナイフを抜く。


「《オーバーライド》!」


——敵の兵器が次々と機能停止する。


「なっ……!?こいつ、俺たちの兵装を無効化しただと……!?」


隊長の動揺が広がる中、リオナが静かに手を翳す。


「《エデン・バースト》」


——爆発的な緑の光が、戦場を覆った。


ヴェール・バインドの部隊が次々と吹き飛ばされ、戦場のバランスが崩れる。





🚀 シーン3:撤退


ヴェール・バインドの兵士たちは混乱し、隊長が怒鳴る。


「全軍、撤退!戦線を維持できない!」


兵士たちは森の奥へと逃げていく。

ジェイコブは肩をすくめながら、それを見送った。


「……ま、こんなもんか」


ゼインは息を整えながら、彼を睨む。


「お前、本当にどっちの味方なんだ?」


ジェイコブはニヤリと笑い、銀色の髪をかき上げた。


「さぁね、面白い方の味方だよ」


ゼインは肩をすくめた。


「……次に会う時、お前が敵じゃないことを願うぜ」


ジェイコブは薄く笑いながら、森の闇へと消えていった。





🚀 シーン4:新たな決意


「ゼイン、これからどうする?」


ナヴィスが黒髪をかき上げながら問いかける。


ゼインは静かに拳を握った。


「……俺は、俺のやり方で戦う」


リオナが満足そうに頷く。


「お前は碧族としての“覚悟”を持っているな」


ゼインは碧白く光るライフカードを見つめる。


(この戦いは、まだ終わらない……)


夜の静寂が、次なる嵐を予感させていたーー

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