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変な夢の話。
先日、妻が亡くなった。
原因は、交通事故。
ながら運転をしていた自転車にはねられたのだ。
彼女は俺の2つ上の高校の先輩だった。
親にも捨てられて、目も見えなくて、持病が何時再発して死ぬか判らない俺を、支えてくれて、救ってくれた。
明るくてとても前向きな彼女が事故に有ったと警察から連絡が入り、慌てて泣き出しそうになりながら病院に行った時なんかは____
タッタッタッタッタッ…
バンッ!!!
「秋那ッ!!!!」
「あ、飛宇裙!やっほ〜」
「…………はぁ?」
…こんな感じで、ケロッとしていた。
「心配したんだぞ秋那。大丈夫なのか?」
「うん此の通り!死んでないだけ良かったよー、自転車にはねられた後ね、近くの池に頭から落ちたんだよー!」
「そりゃ災難だったな…」
「あ、そうだ。今度さ、〇〇屋のチョコプリン買ってきてよ!」
「嗚呼良いぞ。」
「えっへへー、やった〜!」
_____そんな話をした2日後、
彼女は深夜に容体が急変し、亡くなった。
『…奥様が、亡くなられました。』
「……………………え?」
医師から連絡が来た時 、頭が真っ白に成った。
あんなに明るかった彼奴が、あんなに前向きだった彼奴が、あんなに笑顔で愉しそうに会話した彼奴が______
「…はぁ……」
ショックは大きかった。
彼奴の葬儀が終わって暫くする迄夜な夜なずっと泣いていた程だった。
___だが、
其れは、彼奴が死んでしまってから2ヶ月以上は経った頃には、もうしなくなったし、普通の生活に戻っていくように成った。
「………懐かし、此れ高校の卒業アルバムじゃん」
昔の彼女が写っている写真を見る度思う。
今の自分は何をしているんだろう、と
一緒に何処かに旅行とか行きたかったし、
一緒に又彼奴の好きだったチョコプリンを食べたかったし、
一緒に沢山やりたい事が有った。
でも 彼奴はもう居ないんだ。
なのに、なのに俺は、俺は…
俺は、何を…しているんだろう…?
「…………うん…?」
カーテンから覗く朝日が目に差し込む。
(あ…いつの間にか寝てたな)
(早く起きないと………ん? )
白のタイルの天井。
…………自宅じゃない?
(何処だ此処………?)
ベッドに寝かされているようなので、取り敢えず辺りを見渡そうと起き上がったのだが…
「…………え?」
「ん?……え?」
…隣に、秋那が目を真っ赤にして座っていた。
夢か?此れ。厭夢にしては出来過ぎ……取り敢えず話し掛けたら夢か判るか…?
「…………秋那?」
「飛宇裙ッ!!!」
「うわっ?!ちょ、急に抱きついてくん成って!」
「飛宇裙がやっと起きたよォ”ォ”ォ”ォ”ォ”良かったよォ”ォ”ォ”ォ”ォ”うわァ”ァ”ァ”ァ”ん!!! 」
「ちょ泣くなよ?!つーか何で俺病院居るんだよ教えてくれ!!」
「うぅ…グスッ…あのね…」
結論から云うと…
ぴのん
1,384
瑞希 流星♟也中
120
107
#二次創作
俺は昼の繁華街を歩いている時に通り魔に刺されて病院に搬送された…らしい。
内蔵ギリギリ迄だったらしく、1週間程度は昏睡状態だったそうだ
厭…………そんな事有る?
「ほんとに良かったよォ”ォ”ォ”…グスッ…」
「だから泣く成ってェ…」
まァ…俺は此奴が無事で嬉しいし、此奴は俺が無事で嬉しいし、まァ良かった……と、思おう。
「厭ァ…ほんとに良かったよぉ…」
「嗚呼、俺も命拾いして良かっ」
「私の目が無事で」
「……は、?」
確かに俺の目は此奴から移植したものだ。
でも其れは…此奴が望んで…
「ねぇ飛宇裙、やっぱり今すぐ私の目返してよ」
「はっ…?今すぐだなんて無理…」
急に、なんの冗談だ…?
体が動かない、逃げられない…!?
「じゃあ私が直接取ってあげるよ。」
「まっ…」
目に手を伸ばされた時に_____
ガバッ
「ハーッ、ハーッ……ゆ、ゆめ…?」
目が覚めた。
「…とんだ糞みてぇな夢じゃねぇかよ……」
「はぁ…、起きよ…」
変な夢の話。終わり
出演:呉飛宇.出茂秋那