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約束したでしょ 【完結】

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約束したでしょ 【完結】

2 - 約束したでしょ 後編

♥

542

2022年10月11日

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続きです!

注意事項は同じです!

では、どーぞ!!

(今回は難しめな漢字入ってるのでたまーに読み方がかっこで入ってます。)










☆.*゚•*¨*•.¸♡o。+ ☆.*゚•*¨*•.¸♡o。

shp視点

☆.*゚•*¨*•.¸♡o。+ ☆.*゚•*¨*•.¸♡o。


???「━━━━くん!」


誰かに呼ばれた気がして顔を上げる。

しかし、目の前にあるのは優しく水色の光が揺れるだけ。

あまりにも綺麗なその光に手を伸ばした時、視界は闇に覆われた。


















???「ねぇー。おきてぇや。」


呼ばれた気がして瞼を持ち上げる。


???「あ…!起きた?大丈夫?」

shp「あ”…。ゲホッ」

???「そっか。喋りにくいよね。」

???「水持ってくるね。」


パタパタと足音が遠ざかる。

ゆっくりと起き上がり、そろそろと辺りを見回す。

普通の宿のようだった。

しかし、ここに来た理由が思い出せない。


shp「(ここって……どこ…?)」


必死に記憶を掘り起こそうとするが、これっぽっちも思い出せない。


グルグルと思考が混濁(こんだく)する。













shp「(あれ……俺って━━━━━━━━━━━。)」

「(誰だっけ……。)」


















???「はい。水、飲める?」

shp「(コクッ)」


小さく頷き、受け取る。

コクリと飲むと喉が鋭く痛む。

キュッと眉を顰(ひそ)めると、水を持ってきてくれた紫色のストールを首に巻く人が心配そうに目尻を下げる。


???「痛いよな…。そりゃ1ヶ月半くらい眠っていたんだから…。」

shp「…俺ってそんなに寝ていたんですか?」

???「あれ?覚えてない?」

「君、γ国の海辺で倒れてたんやけど…。」

shp「(そんなこと…したっけ?)」


小さく首を傾げると、目の前の男の人は血相を変える。


???「ねぇ君、自分の名前言える?」


深い紫色の瞳に見据えられる。


shp「分からない…です。」

???「そっ…か。」


悲しげな表情を浮かべたあと、優しく微笑みかけてくる。


???「じゃあ、記憶が戻るまで俺と一緒に旅しやへん?」

shp「いいんですか…?」

???「もちろん。…俺のことは、兄さんって呼んで。」

shp「はい…。」

ni「そうや。1回君の荷物取ってくるな。」




直ぐに戻ってきた兄さんは、俺の座っているベッドに、数個のものを並べる。


ni「多分これが君の服で…。ナイフと小型銃もあったんだよね。」

「軍人とかだったりしたんかな。」

shp「そうなんですかね…。」

ni「そうやん、君のことなんて呼んだらええんやろ。」

shp「なんでもいいですよ。」


そう答える。



ふと見たものが気になり、兄さんに尋ねる。


shp「兄さん、これってなんですか。」

ni「ん?…ああ、これはな“タバコ”やで。」

「名前は…“ショートピース”やな。」


shp「ショート…ピース。」


小さく呟いたのを見かねたように、兄さんはこう言った。


ni「とりあえず名前はピースにしておこうか。」

shp「…分かりました。」

ni「ああ…あとこれも。」

shp「…?…!!」


急に頭が重くなる。


パッと手を当てると“カツン”と固いものが手を押し返す。


ni「ピースの近くにあったから、これもかなって思ったんよ。」

shp「…。」


なんだか、とても愛着の湧くもの。

そっと取り外し、手元に持ってくる。


紫と白のラインが走るヘルメット。


そっと指先でなぞると、胸の奥がツキンと痛んだ気がした。





















ni「ピースー!行くでー!」

shp「はい!」


遠くから俺を呼ぶ声がして、荷物を手早くまとめる。


俺が目覚めた日から半年ほど経過するが、まだ記憶が戻らない。

そんな俺を見捨てず、今も一緒にいてくれる兄さんに感謝している。


それで今は、兄さんの仕事を手伝っている。


兄さんは各国をまわりながら、いろんな武器を輸入し、それをどこかの国に送っているらしい。


俺はその荷物を運んだり、護衛をしている。


後から分かったが、俺はナイフや銃の扱いが分かっていたのだろうか。体が覚えているらしいようで自然に扱う事ができた。



ni「はよぉー!」

shp「すみません!今行きます。」


ファー付きのライダースジャケットを羽織り、ヘルメットを被り、兄さんの元へと走る。



shp「今日はどこに行くんですか?」

ni「ん〜。今日はwrwrd国やな!」

shp「…ッッ!」


ズキっと一瞬鈍い痛みが頭を走ったが、直ぐに収まる。


shp「wrwrd国は、兄さんにとって大事な国なんですか?」

ni「うん。俺の所属している国やで。」

「要は、1回帰るねん。」

shp「そうなんですね。」



帰る場所。

今の俺にはそんな場所はない。







迷惑に、なりそうだな…。


shp「あの、兄さん。」

ni「ん?どした?」

shp「兄さんがwrwrd国にいる時俺は、宿にいますね。」

ni「え?ええのに…。多分俺が言ったら、客室くらい貸してくれると思うけど…。」

「ぁぁ…でも、内ゲバとか起こったらやばいなぁ…。」


兄さんが最後にごにょごにょと言っていたのは聞き取れなかったが、まあいいだろう。


shp「いや、俺がいることで兄さんに迷惑をかけたくないんです。」

ni「そう…。分かった。ほんまごめんな…。」

shp「いえ、気にしないでください。」















ガタンガタンと揺れる電車に揺られること数時間。

それに加えて歩くこと数十分。

そして、wrwrd国の国境付近へと来ていた。



ni「ほんまにいいん…?」

shp「いいです!ほら行ってくださいよ!」


安心させるように少し口角を上げると、困ったような表情をしながらwrwrd国の国境へと紫色のストールを靡(なび)かせながら、足を踏み入れていった。


ホッと息をつき、踵を返す。

足早に森へと入り、その場に腰を下ろす。


shp「…ッッ!」


ズキズキと疼(うず)くように痛む頭を抱え込む。


wrwrd国に近づくごとに痛みが増していく。


shp「(wrwrd国は、俺が昔いた国なのか…?)」


shp「なんやねん…ッこれ…ッ!」


ハアッと息を吐いた時、チラリと何が目の前を通り過ぎていく。


shp「…?」


咄嗟に目で追うと、そこには。



shp「ちょう…?」


美しいサファイアのように輝く羽を持つ美しい蝶。


ヒラリ、ヒラリと舞うように飛んでいく。


shp「まって…!」


なんだか蝶が『ついてきて』とでも言うように思い、必死について行く。










何分、何十分歩いたのか分からないが、急に狭かった景色から解放され、視界が広がる。


そこには━━━━━━━━━━━━━━━。



shp「ッ!」













真っ青な蒼空が広がり、それがゆらゆらと揺れながら映し出す、美しい水面。

一面に広がる、水色と紫色の花々。



















知ってる。


ここは…俺が━━━━━━━━━━━━━。






















“先輩”と約束した場所だ。




















☆.*゚•*¨*•.¸♡o。+ ☆.*゚•*¨*•.¸♡o。

視点なし

☆.*゚•*¨*•.¸♡o。+ ☆.*゚•*¨*•.¸♡o。


それは俺と、とある1人の男が軍学校にいた頃。

夜空に満月が浮かんでいた時間。


???「きいてぇや!━━━くん!」

shp「はいはい、なんですか、先輩。」

???「俺な、ここ卒業したら古い友人の所に行こう思ってんねん。」

「やからさ、俺が紹介するから一緒にこおへん?」


俺も行きたかった。だけど。


shp「先輩は、ワイより学年上やないすか。」

「ワイは、自分の力で行くんで。」

「その時に殺します。」

???「あ”ーはっはっはwww!」

「そおかそおか、俺のこと殺すんけw」













???「おもしろいな!やってみぃや!“ショッピ”くん!」























shp「絶対殺すんで。約束ですよ。“コネシマ”先輩。」



















バッと流れるように、記憶が流れ込んでくる。


そうだ。俺はあの時コネシマさんに「絶対戻る」と約束したじゃないか。


shp「なにしとんねん…!」


素早く立ち上がり、走り出す。


恐らく、自分の唯一の先輩がいる所へと。










☆.*゚•*¨*•.¸♡o。+ ☆.*゚•*¨*•.¸♡o。

コネシマ視点

☆.*゚•*¨*•.¸♡o。+ ☆.*゚•*¨*•.¸♡o。


kn「はぁ…。」


誰もいない砂浜へと寝転がる。


空には大きな満月が浮かぶ。


kn「ショッピくんと約束した日もこんなでかい月の日…やったなぁ。」


そんな彼が隣にいない。


彼がいないだけで、心に穴が空いたようになる。


つまらない毎日。


心が痛くなるだけの毎日。


kn「もう…嫌や。」


無造作に起き上がる。



今はいない彼と一緒に買った銃を頭に当てる。


kn「ショッピ…。次は迎えに行くからな。」


目を瞑り、トリガーをひこうとした


その時━━━━━━━━━━━━━━━。



















ガンッ!




自分が手にしていた、銃が吹き飛ぶ。

パッと目を開けると、地面には自身の銃と━━━━

















後輩が愛用するナイフ。















kn「…ッ!」


バッと振り返ると、そこにはずっと見たかった彼の姿。


自分があげたヘルメットを被る唯一の後輩。



shp「何…してるんすか…!」


乱暴に近づいてくる。



shp「何してるんすか!先輩!」


アメジスト色の瞳に涙を浮かべ、叫ぶ彼。




kn「すまん。ショッピ。」

「変な形でお前を迎えに行こうとしてたわ…ッ!」

shp「ほんとに…!先輩はワイが居ないとダメっすね…!」

kn「おう。俺にはショッピが必要やわ。」

















kn「戻って来てくれてありがとうな。ショッピ。」


















shp「約束したでしょ。戻るって。」
















shp「ショッピ。ただいま戻りました。」

「コネシマ先輩。」













shp「てことで、戻ったんで先輩殺します。」

「死んでください。」





kn「嫌やわ!」









夜の砂浜には、2人の笑い声がこだましていた。












𝕖𝕟𝕕 𓂃 𓈒𓏸





はい!とりあえず『約束したでしょ』本編ストーリーは完結となります!


次回は、後日談です!

深夜に書いているので誤字ってたら教えてくださいね( *´꒳`*)


あと、こだわりポイントを少し書きますね。

まずは、shpくんが記憶喪失だった時の口調ですね。

普段のshpくんは、関西弁を使うのですが、この時だけ標準語になるようにしています。


あと、記憶を取り戻しそうな時、1回だけ関西弁を入れました。気づきました?

それは、もう少しで記憶がもどる可能性がある事を暗示しているようにさせました。





いかがでしたか?


最後に。

駄作しか作らない私の作品を読んで頂きありがとうございます!!

♡&コメント励みになります。

して頂けると嬉しいです。





ここまで読んでくれた貴方に最大の感謝を。


では。また別のストーリーで会えることを願って。


凛花

約束したでしょ 【完結】

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542

コメント

17

ユーザー

最高…面白かったです…✧︎*。

ユーザー

初コメントとフォロー失礼します! すっごい面白かったです!またwrwrd!の小説書いてだせぇ!

ユーザー

投稿お疲れ様でした とても面白かったです

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