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#さのじん
自分夢の中
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#山中柔太朗
Freesia
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#さのじん
はえさん
3
りちこ
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3ヶ月で本気(マジ)になる恋。
🩷佐野勇斗
💛吉田仁人
🤍山中柔太朗
❤️曽野舜太
💙塩﨑太智
第11話 大好きだよ。
配信を終えて、車に戻ってきた二人。
仁人は助手席に座ると、
シートに背中を預けた。
💛「……つかれたぁ」
🩷「笑笑 お疲れ様」
💛「勇斗のせいでいっぱい歩いたんだけど笑」
🩷「えー? 俺のせい?笑」
💛「そうだよ笑」
そう言いながらも、
仁人はどこか楽しそうに笑っていた。
🩷「……楽しかった?」
💛「ん?」
🩷「今日のデート」
💛「……うん。楽しかったよ笑」
その言葉に、勇斗は思わず口元を緩めた。
🩷「……そっか笑」
💛「……ねむ」
🩷「え、もう?笑」
💛「だって疲れたんだもん……」
仁人は小さくあくびをすると、
シートに身体を預けた。
💛「……ちょっとだけ、寝る……」
🩷「うん。寝てていいよ笑」
💛「……ん」
返事をした数秒後。
仁人の目は、すっかり閉じてしまった。
🩷「……早っ笑」
勇斗は小さく笑いながら、
仁人の方を向いた。
すやすやと眠る仁人。
少しだけ力の抜けた顔も。
いつもより幼く見える寝顔も。
全部が、なんだか愛おしくて。
🩷「…………」
🩷「……かわい……」
思わず、声が漏れた。
もちろん、返事はない。
信号待ち。
勇斗はそっと仁人の顔を覗き込むと、
指先を伸ばした。
そして、
ちょん。
仁人の頬を、軽くつついた。
🩷「……笑笑」
もう一回。
ちょん
🩷「……なにこれ、かわいすぎるんだけど笑」
眠っている仁人は、少しも起きない。
🩷「……ねえ、起きてるときもこれくらい可愛かったらいいのに笑」
いつもなら、
こんなことを言えば絶対に怒られる。
「うるさい」とか。
「何言ってんの」とか。
そんなふうに、
照れ隠しで返してくるはずなのに。
今は、何を言っても返ってこない。
🩷「……ほんと、無防備笑」
勇斗は笑いながら、
そっと手を引っ込めた。
それから、
しばらく仁人の寝顔を見つめていた。
……好きだな。
ふと、そんな気持ちが胸に浮かぶ。
一緒にいると楽しくて。
笑っている顔を見ると嬉しくて。
自分の言葉に照れてくれると、
もっとからかいたくなって。
気づけば、いつだって目で追ってしまう。
🩷「……仁人」
返事はない。
それでも、勇斗は優しく名前を呼んだ。
🩷「……大好きだよ」
ずっと、言いたかった言葉。
冗談でも、ファンサでも。
恋人のふりをするためでもなくて。
ただ、本当に。
仁人のことが、好きだから。
🩷「……ほんと、大好き」
そう呟いて、勇斗はふっと笑った。
そのとき。
スマホの画面に、
コメントが流れていることに気づいた。
『え??????』
『待って今なんて言った???』
『大好きだよって聞こえたんだけど』
『え、これファンサじゃないよね……?』
『仁人くん寝てるのに……』
『勇斗くんの声、優しすぎて無理』
『今の絶対本音じゃん……』
🩷「…………え?」
勇斗は、ゆっくりスマホを見た。
画面には、まだ。
「ライブ配信中」
🩷「………………あっ」
完全に、忘れていた。
仁人の寝顔が可愛くて。
そのまま、気持ちが溢れて。
配信が続いていることなんて、
頭から抜け落ちていた。
🩷「……やば笑」
思わず、苦笑いを浮かべる。
でも隣で眠っている仁人は、
何も知らない。
勇斗は、もう一度仁人の方を見た。
そして、
カメラに向かって人差し指を伸ばす。
唇の前に、そっと指を置いて。
🩷「……しーっ」
少しだけ、いたずらっぽく笑って。
🩷「……今のは仁人には内緒ね♡」
…………。
『むり!!!!!!!!』
『待って待って待って待って』
『内緒ね♡ じゃないのよ😭😭😭』
『人差し指は反則!!!!』
『そんな顔で言われたら秘密守るしかないじゃん……』
『了解!絶対国家からでも守ってやる!笑』
『いや全世界に配信されてるのよ笑笑笑』
『仁人くん以外、全員知ってるの面白すぎる😂』
『勇斗くん絶対わかっててやってるでしょ!?!?』
『今の顔、彼氏すぎてしんどい』
🩷「笑笑笑」
勇斗は声を出さないように笑った。
……本当に。
仁人には、まだ知られたくない。
今の言葉も、この気持ちも、
まだ伝える勇気がないから。
ふと、勇斗は仁人の様子を見た。
少しだけ、寒そうに見えた。
🩷「……あれ、寒い?」
もちろん、返事はない。
勇斗は自分が着ていた上着を脱ぐと、
仁人の肩にそっとかけてあげた。
起こさないように。できるだけ、優しく。
肩からずり落ちないように、
そっと整えて。
🩷「……これでよし笑」
そう呟いて、仁人の顔を覗き込む。
勇斗の上着に包まれた仁人は、
相変わらず気持ちよさそうに眠っていた。
🩷「……ふふっ」
思わず、笑みがこぼれる。
🩷「……ほんと、かわいいなぁ」
そして、何気なくスマホに目を向けた。
…………。
『上着かけた!!!!!!』
『自分の上着だぁ!!!!!!』
『さりげなさすぎるって😭😭😭』
『寒くないか気にしてあげてるの優しすぎる』
『さっきまで自分が着てた上着を……?』
『仁人くん愛されすぎてる……』
『「内緒ね♡」って言った人と同一人物ですか???』
『いやもう彼氏じゃん』
『本当に付き合ってない世界線ある???』
『寝顔見て笑って上着かけるの、好きが溢れすぎてる』
🩷「……笑笑」
コメントを見た勇斗は、
少しだけ照れたように笑った。
🩷「……まあ、風邪ひいたら困るし?笑」
言い訳みたいに呟いて。
もう一度、仁人の方を見る。
🩷「……ね?」
誰に向けた言葉なのか。
勇斗自身にも、よくわからなかった。
それから、スマホを持ち直す。
🩷「仁人、寝ちゃったので配信終わりにしまーす笑」
『待ってまだ終わらないで😭』
『今日の配信、情報量多すぎる』
『大好きだよも内緒ねも上着も全部見ちゃったんだけど』
『仁人くん、起きたら絶対びっくりするよ……』
『勇斗くん、幸せになってね……』
🩷「みんな、今日はありがとね笑」
最後に、
勇斗はカメラに向かって優しく笑った。
🩷「……じゃあ、おやすみ。またね笑」
そして、配信終了のボタンを押した。
画面が暗くなる。
車内に、静けさが戻った。
勇斗はスマホを置いて、
もう一度、仁人の方を向いた。
自分の上着に包まれて眠る仁人。
その姿を見ているだけで、
胸がいっぱいになる。
🩷「……おやすみ、仁人」
いつか、ちゃんと伝えたい。
好きだって。
恋人のふりじゃなくて、
三ヶ月の約束があるからじゃなくて、
本当の恋人として、隣にいてほしいって。
でも、今はまだ。
あと二ヶ月。
🩷「……あと二ヶ月、か」
小さく呟いて、勇斗は前を向いた。
隣には、大好きな人が眠っている。
こんな夜が。
こんな時間が。
ずっと、続けばいいのに。
――あと二ヶ月。
勇斗の本当の恋は、
まだ誰にも知られないまま。
静かに、深くなっていく。
コメント
10件
今回も尊い作品を作ってくださってありがとうございます〜😭 勇斗くんメロすぎます! 実際にこれしてたらマジでメロすぎて死ぬ(U𖦹 ·̫ 𖦹U) 続きも楽しみにしときます!
見るの遅れた〜!! 配信切り忘れすらも想定内みたいに平然をよそえるのすごすぎ😦 寝てる間に無茶苦茶甘くなるのは沼過ぎます!続き楽しみにしてます
素敵なお話ありがとうございます😆💕✨これがリアルだったらと思わずにはいられません🥹