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×××さん、こんにちは、みぅです🤍 今回もじっくり読ませていただきました。 玉音放送の話が出てきて、ぐっと物語が深くなった気がしました。朝陽くんが歴史に詳しいっていう設定、ちゃんと伏線になってたんですね。茜ちゃんが「ポツンと宣言」って言い間違えたところ、ちょっと笑っちゃいました😂 でもその後に「おじろくおばさの魂に刻まれた記憶」っていう考察が来て、重たさと温かさが混ざった感じがしました。村民みんなで弔いの歌を作るっていう発想、すごく好きです🥀 次も楽しみにしてますね🌙
朝陽は静かに語り始めた。
「今から80年前の昭和20年
1945年8月15日の正午に
ラジオから玉音放送が流れたんです」
信愛が首を傾げる。
「それって何?」
朝陽は頷きながら説明を続けた。
「昭和天皇が国民に対して、日本が
第二次世界大戦で敗戦した事を伝える
『終戦の詔書』の読み上げをした放送です」
焔垂が小さく呟く。
「終戦の詔書・・・」
「確か・・・」
そう言うと朝陽はスマホを取り出し、素早く検索を始めた。
「あ! これです!」
画面を見ながら、朝陽は終戦の詔書の一節を読み上げる。
「朕深く、世界の大勢と、帝國の現状とに鑑み
非常の措置を以て、時局を収拾せむと欲し
茲に、忠良なる爾臣民に告ぐ」
その瞬間、茜が勢いよく声を上げた。
「あ!それ!それだよ!私が夢で聞いたの!」
朝陽は確信したように頷く。
「やっぱりですか・・・」
さくらは困惑した表情で首を傾げた。
「言葉が難しいすぎて、意味が全く
分からないんだけどどういう意味なの?」
朝陽は少し考えてから、できるだけ分かりやすく言葉を選んだ。
「要は『今後の日本の為に非常の措置として
白旗を上げます』みたいな意味ですね」
「ああ、なるほどの」
さくらは納得したように頷いた。
すると焔垂が腕を組みながら呟く。
「あー!ポツダム宣言か」
#普通
野々さくら
543
805
44
ありあ
159
朝陽は嬉しそうに顔を上げた。
「あ!それです!」
しかし茜はきょとんとした顔のままだ。
「ポツンと宣言って何?」
その言い間違いに焔垂は思わず吹き出した。
「ポツダムだ!ポツダム!天皇がポツンと
白旗あげたらこの国終わるわバカ!」
続けて呆れたように笑う。
「てか小学校で習ったろーが!」
茜は苦笑いを浮かべながら肩をすくめた。
「多分、私が住んでた地域にはそれを授業で
習う習慣は無かったと思な〜・・うん」
焔垂はすかさずツッコミを入れる。
「地元俺と同じだろーが
俺が習ったんなら、お前も習ってんだよ!」
部屋に小さな笑いが広がる。
信愛は感心したように朝陽を見つめた。
「てか朝陽くん詳しいね」
朝陽は照れくさそうに笑う。
「ああ、僕昔からこの頃の歴史が好きで
結構深掘りして調べたりしてたんですよ」
その言葉を聞いた茜は何かを思い出したように手を叩いた。
「そう言えば朝陽くんの部屋の本棚って
難しそうな本ばっかだったもんね」
しかし信愛は、何か引っ掛かる事があるらしく、腕を組みながら考え込む。
「でも何で茜はそれを見たんだろ?」
朝陽は静かに答えた。
「玉音放送は80年前ですから花牟礼先輩の
お爺さんが、まだ5歳の時ですよね」
その言葉を聞いた信愛は、はっとしたように顔を上げる。
「あ! もしかして、茜が見た出産って
お爺さんの弟か妹が産まれる瞬間かも」
焔垂も納得したように頷いた。
「あ! それかもな!産まれた瞬間に奴隷てして
生きる事が確約されるから魂に強く刻まれたのかも」
「そうかもね」
信愛も静かに同意する。
すると、さくらが話を整理するように口を開いた。
「って事は、茜が見たのは
おじろくおばさの魂に刻まれた記憶か」
「そう考えて間違いなさそうだね」
一同の間に重い沈黙が流れる。
やがて茜がその静寂を破った。
「でもさ? これからどうするわけ?
さっき、わらべ歌の歌詞を考える
って言ってたけど・・あれ本気?」
信愛は迷いなく頷く。
「うん!本気だよ!」
しかし焔垂は不安そうに眉をひそめた。
「でも俺らだけでそんな事できるか?」
信愛は穏やかな笑みを浮かべる。
「私たちだけでやるわけじゃないよ
天虎村の人たちにも一緒に考えてもらうよ」
「村民にも?」
茜が聞き返す。
信愛は力強く頷いた。
「だってこれは、おじろくおばさの弔いの為なんだから」
朝陽もその考えに賛同した。
「確かにそうですね、村の人間じゃない
僕らだけでやったって意味ないですからね」
「そういう事」
信愛が微笑むと、さくらも頷いた。
「なら、みんなを集めた方がいいね」
信愛はさくらへ視線を向ける。
「お願いできる?出来れば諏訪部家の人たちだけ
じゃなくて他の人も何人か集めてくれると助かる」
さくらは力強く返事をした。
「分かった!お母さんと
美羽さんに話して協力してもらう」