最近三枝のうぇいびー死ぬほどリピっては悶えてます、らせんです。
今日(8⁄22)の不破のラジオ体操で、不破がでろーんさんに「三枝元気にしてるっすか?」なんて話題を振っていました。なんだかんだでちゃんと気にかけているんだなって思うと涙出てきて、朝からちょっと泣きました。嘘です。
気になる方はぜひ、6分50秒あたりを見に行ってください。
さて今回はakfwです。不破さんが実はこういう人だったらいいなって思いながら書きました。
ほぼ語りだしクソ長いし(約3000文字)まだ続きます。それでも良いよって方は楽しんでください!
不破湊は『甘えること』が苦手だ。
side A
「ずっと好きでした、付き合ってください。」
思い出すのも恥ずかしい、超ベタな告白をしてから早3ヶ月。正直なところ、全くと言っていい程進展がない。
お互いの家に行く頻度は若干増えたような気がするが、行ったところで特に何かするわけでもなく、それどころかそういう雰囲気にもならない。本当に友達の延長のような距離感が続いているのが現状だ。
世のカップルって、付き合って3ヶ月の間には何かしらするものじゃないの?
家でふたりきりなんだし、もう少しお互いを甘やかすみたいなことはあっても良いと思うんだけど。俺だってもっとイチャイチャしたい!!
こうなってくると少し不安だ。そもそも告白したのは俺からで、元々は友達だったわけで。断りづらくて仕方なく承諾したんじゃないか、とか、俺に恋愛感情は無いんじゃないか、とか。
そんな思考がぐるぐると巡る。これ以上考えているとお得意の病み期に入ってしまいそうなのでやめておく。
付き合っているのに未だ手を出せずにいる。ただ単に俺の努力不足ということもあるのだが、ふわっちの方にも原因はあると思う。
思うにふわっちは、常に他人本位なのだ。自己犠牲の精神が強いというか、他人が苦しむくらいなら喜んで自分の身を捧げるような、そんな男なのだ。それは長い付き合いでよく分かっているし、俺自身そんなところに惚れたのかもしれない。
だけど、恋人となった以上、俺の前ではそういうことは抜きにして欲しい。普段から人として自律しているふわっちのことだ、職業柄、仕事とプライベートの人間関係は切り離して考えているのかもしれない。
だとするなら、俺の前では歳上だからとか、ホストだからとか考えずに、素直に甘えてきて欲しい、そんな一面を見たい。
これは俺のわがままなのだろうか、
side F
「……まじ?」
「めっちゃ嬉しいわ、よろしくな。」
3ヶ月前、あきなから告白された。
友達だとか男だとか、そういうことも気にならないほど嬉しかったような気がする。それは今まで、これほど真っ直ぐに想いを伝えられたことが無かったからなのかな。
恋愛は人並みにはしてきたと思う、人並みがどれほどかは知らんけど。
学生の時も幸いなことに何人かに好きと言ってもらえた覚えがある。『覚えがある』という曖昧な言い方なのは、いくら記憶を辿ってもその子たちの顔を思い出せないからだ。大変失礼なことは自覚済み。そんな俺が、今では客に愛を囁くことが本業なのだから皮肉なものだ。
人に対する興味が枯渇している。関心というものが欠如している。
人はおろか自分にさえも。
元からそうだったのかと言われればそうかもしれないし、仕事を始めてからそうなったのかもしれない。
どちらにせよ、そんな自分の性格はよく分かっているつもりだ。脳死、と一言で済ましてくれるのならありがたい。
相手がいくら俺のことを好きでいてくれても、同じくらいの愛を感じることができない。
そんな自分を誤魔化すために、俺は軽薄で適当なことを言うしかない。そんなの相手にだって申し訳ないじゃないか。
俺はきっと一生真っ当な恋は無理なんだ、と本気で諦めていたのだ。
だけど、あきなの告白だけは今までとはなにか違った。俺自身、嬉しいと感じていることに驚いた。
勿論彼のことは大好きだ、おそらく友達という枠よりもずっと。
あきなと付き合うことでそれが恋愛感情なのだとレッテルを貼ることが出来るなら、俺も随分気が楽になる。だから彼の告白に適当に返事をしたわけではない。
ただ、ひとつ問題がある。それも致命的な。
愚かにもこんな人生を歩んできた俺だ。人に接するということ、いわば人に頼ったり甘えたりする方法が分からないのだ。
メンタルが壊れそうな時も、何もかも嫌になった時も、ずっと自分自身を制御してきた。今更誰かといっしょに過ごすなんて、ましてや相手を頼るなんてことは、慣れない俺にはほぼ不可能に近かった。
それに、そんな勇気もない。俺はあきなより歳上だし、社会人だし、可愛い女の子でもない。もっと素直に甘えることが出来たなら、もう少し進展もあるのだろうが……、そうしたことであきなに嫌われるくらいなら、このまま友達の距離感でいる方がずっと良い。
なんだかむしろ友達の時よりも、ガラスの様な薄い微かな隔たりが出来てしまったような気さえする。
これ以上を求めるのは、欲張りというものだ。
side A
「ふわっち、」
「ん、どした?」
「もう遅いし、今夜は泊まってったら?」
「……、」
「……そ、やな。じゃあお言葉に甘えて、」
意を決して、ふわっちを誘ってみた。別に今までも家に泊まることは何度かあったが、今日は特別。
男を決めろ、三枝明那。今日こそ、ふわっちが俺にデレデレの甘々になるくらいまで徹底的に可愛がってやる。絶対に!!!
そういう行為とまでは行かなくていい、そんなの俺はいくらだって我慢できる。肝心なのは、ちゃんとふわっちが心を許してくれるかどうかだ。
「お風呂沸かしたからふわっち先どうぞ〜」
「俺先でいいん、?」
「もちろん、お客さんだもん!」
「んは、ありがとな。」
可愛い、ちょっと申し訳なさそうに笑うところがまた可愛い。日に日に、やっぱり好きだなぁと実感する。
ふわっちには俺の大きめのトレーナーを貸した。
俺が風呂を出た時には、ふわっちは寝室のベッドの上でにゃんちゃんたちと戯れていた。猫ちゃんの顔を丸い目でじっと凝視している様は、まるで大きな猫がもう1匹増えたかのようだ。
ただ、俺より猫との距離の方が近いのはなぜなのか……、恋人の俺だってあんな至近距離で見つめられたことないぞ!?
なんて自分の愛猫にさえ嫉妬してしまうのだから、つくづく情けないとは思う。まあその悩みも今日で終わりだ、我慢我慢。
俺の視線に気づいたふわっちは、猫との睨めっこをやめてちょこんとベッドの端に座り直した。そんな一挙手一投足さえ可愛いと思う。
「んで、今日は何する?」
「徹夜でスプラでもするか?それともホラー映画とか……、」
「ゲームも映画も楽しいけどさ、」
俺はふわっちの言葉を遮る様に言った。
「今日は俺、もっとふわっちのこと知りたいな、?」
to be continue…
コメント
16件
大好きです... フォロー失礼します🙇♀️🙏
ダメだ、、、目玉が飛び出して戻ってこない、
死。