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コメント
1件
うわあああ第58話、めっちゃ重くて切ないけどめっちゃ良かった…!!😭💕 勇次郎さんの「20年も前の話」から始まる回想、緑さんのお母さんが必死に働いて子育てしてたエピソードにグッと来たよ…。女手一つで頑張る姿と、今の緑さんが重なる感じが切なすぎる。 そして瀬里香さんの「この始まりは緑さんから?」って問いかけが核心突いてて鳥肌!緑さんが首振ったのに勇次郎さんが「藤川探偵所」って言い当てるラスト、痺れた〜!!次が気になりすぎるよ!!💫
#狂愛
柏木さくら
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臣桜
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90
「もう、20年も前の話になるなぁ…」
勇次郎は遠い目をして 呟く様に言った。
「同じ科で、一緒に働いていた時があったんだよ。陣ノ富枝さんは 看護師として本当に、仕事熱心な人だった。昼夜問わずによく働いて…。
早くにご主人を亡くされていたので 女手一つで子供を育てていかないと、と 必死だったんだろうね。末の娘はまだ小学生だから、淋しい想いをさせてしまってるんじゃないかと 時折り辛そうに溢してたよ。
…君は、その末の娘さんだったんだね」
緑は、苦い表情で唇を噛んだ。
「あの頃の彼女は、丁度今の君くらいの歳だったんじゃないかな。まだ若いのに 浮いた話の1つも聞いたことはなかった。
ただひたすら子供のためだけに、毎日を頑張ってたんだろうね」
緑の瞳から、大粒の涙が溢れる。
「どうぞ、召し上がってね」
緑の前に、美愛子が冷たい麦茶を入れたグラスを置いた。
「…申し訳ございません、本当に…」
緑は頬を伝う涙を拭いながら、勇次郎と瀬里香を交互に見て 頭を下げて謝った。
「緑さん、1つだけ教えて」
瀬里香が言った。
「この始まりは、緑さんから?」
緑は黙ったまま、首を横に振った。
「…だろうね。緑さんを見た時、思った。陸斗のタイプだなって」
「…とは言え 結果的にこうなったのですから、自分にも責任があると思っています。
最初は、失礼ですが 陸斗さんのことを 気に入れば、女性には誰にでも声をかける人なんだと思ってました。それが…いつしか自分も惹かれてしまっていることに気がついて。いけないと分かっていながら、陸斗さんのことをもっと知りたくて 瀬里香さんの経歴や、青井家の過去についても含め…」
「藤川探偵所に、調査依頼をしたんだね」
勇次郎が口を挟んだ。
緑はまたしても、驚きを隠せずにいた。