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阿部side
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俺は舘さんのことが好き。
初めはこの気持ちが分からなかった。
でも、舘さんの笑顔や仕草を見る度、愛おしいと思う自分がいた。
気づけば舘さんを目で追っている。
💚 (…俺めちゃくちゃ好きじゃん)
叶わない恋をしてしまった。
でも、舘さんが笑いかけてくれたり、優しくしてくれる度にその気持ちは大きくなっていく。
💚 (まずは、もっと距離を縮めていかないと)
俺は、舘さんの趣味や好みを真似て、舘さんと共通点を作ろうと考えた。
「これ好きなんだよね」とか「これ気になってる」と会話を広めていく。舘さんも嬉しそうに、俺にいろいろ教えてくれるし、舘さんから話しかけてくれる。
💚 (もっと、頑張らないと。今度ご飯誘ってみようかな…)
こうして、少しずつ距離を縮めようと頑張った。
💚 (誰かにこの気持ち知ってもらいたいな)
俺は相談相手が欲しいと思った。この気持ち共有出来る相手──。
俺はめめを選んだ。普段からも、相談に乗ってもらったり、辛いことがあったら一番に声をかけてくれる人だから。
めめを食事に誘った。
俺は、あえて個室のある場所を選んだ。
💚 (どうしよ、相談するだけなのに緊張しちゃう。めめはどんな反応するかな、引かれたりするかも…)
言うか、言わないかを考えている内に、静かな時間が流れた。
💚 (まずい、何か話さないと)
💚「めめ、最近はどう?」
💚 (めちゃくちゃ普通な質問しちゃった。)
めめは、笑いながらも答えてくれた。
💚 (ちゃんと言おう…)
💚「実はさ…最近、ちょっと恋愛のことで悩んでるんだ 」
🖤「恋愛…?」
少し驚いた表情だったが、話を聞いてくれた。
俺は舘さんのことを好きだと伝えたら、拒絶されることもなく、応援すると言ってくれた。
💚 (めめに話して良かった…)
それからは、めめに嬉しいことがあると、すぐ伝えた。めめも頑張ってねと応援してくれる。
俺は順調よく舘さんと仲良くできた。
一緒に出かけたり、家に呼んでもらえることも増え、 いつしか、舘さんも俺のこと好きなんじゃないかって感じてしまうほど。
コメント
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めめ、無理しないでぇ