現在時刻 午前2時。
場所 栃木県宇都宮市式神組。
まち「何これ…」
僕とまちゃこは最近起きた事件現場に来ている。
ここはメンバーが1名を覗いて全員死んだ。
全部の抵抗の跡もない。相手はかなりの実力者なんだろう。
島原「死体をよく見てみようよ。ここで何もしないでどうするの?」
まち「うん…」
全ての死体は肝臓、心臓などの急所を刺されて死んでいる。
傷の形的にこれはナイフのような物と考えた。
僕は一つの死体だけでここまで情報が手に入ると思わなかった。
島原「他のも見よう。」
現在時刻 午前5時。
島原「情報はかなりあったね。それぞれまとめてみよう。」
まち「まずは死体は全て抵抗の跡がなく、
ナイフのような物で刺されてる。式神で殺した痕跡は無かった。
ここから犯人の特徴を考えると…」
まちゃこは紙とペンを用意して何かを書いた。
そして、書き終えると僕にそれを見せてきた。
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犯人の特徴(予想)
・式神使いではない
・ナイフのような物を使う
・暗殺者として相当な実力がある
・誰にも気づかれずに殺すのを得意とする
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まち「だいたいこれくらい?」
島原「僕の予想でもこんな感じかな?」
この情報が合っていたなら、厄介だ。
式神使いは半径5mの式神の気配を感じる。
今は僕の式神とまちゃこの式神だけしか気配は感じない。
今ここに式神使いではない人間がいる事に気づくことが出来ない。
だから、抵抗の跡がないのかもしれない。
島原「これは報告しないとね。あとは生き残ったあの子にも話を聞きたいな。」