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堕異夜side
……………本当に大丈夫なのだろうか。
朝からずっとため息しか出なくて
姉さんともろくに話せなかった
エルン「…………おい、行くぞ」
寝てるわけじゃないのに……声大きくていいんだから…、
堕異夜「…うん、……」
外へ行くとそりゃ勿論孥依守。
昨日危うくあのままからかってたら多分殺されてたって思うと心臓が………(((
孥依守「体調は万全か」
堕異夜「あ、うん………大丈夫」
エルン「その顔でよく言えるな…?」
正直に言うと俺は今ものすごく疑心暗鬼。
両親を探すということもあってあのときの苛立ちと後悔が混ざっておかしい感じ。
……言葉じゃ、到底言い表せないんだけどさ。
孥依守「汰異怪引っ張り出しゃ良かったのに」
エルン「あ、あいつな。「行きたいよぉぉぉぉぉ」って騒いでたぞ。今からでも遅くなi(((」
堕異夜「一緒に行きたいのは山々なんだけど…。」
__帰ってこれなかったら、どうしようもないから。
エルン「……ま、そうだよな。行こう」
孥依守「忘れ物」
エルン「ないない」
堕異夜「時計」
エルン「ア」
どうしようも、姉さんは俺と離された上に、まともな教育も受けさせてもらえなかった。
それとこれは違うかもしんないけど……((
皆と遅れてるのは確かなんだ
_____inとてつもなくふっとばしてエルン姉弟家。
エルン「ふーっ、ただいま。」
堕異夜「いつも通りエアコンききすぎ」
孥依守「誰がつけてんだよ……()」
堕異夜「エアコンついてるのが普通なんだよ」
孥依守「クソかよ」
エルン「ティブのクソに言ってこいよ」
堕異夜「誰が行くんだよ」
孥依守「誰だよそいつ」
堕異夜「ここらへんの王様的なやつ。全然なってないけど。仕事もできないしただの金取りだし不正だしアホだし駄目だよあいつは」
孥依守「急激に口悪っ」
エルン「ティブのことになると急にキレてるからな」
孥依守「だったら早くあのクソ亡霊に殺ってもらえよ」※クソ亡霊=ラヴ
堕異夜「いやー…あいつがいないとどうもここの治安と土地が悪くなるみたいで。その能力を突き止めたらすぐさま殺ってもらうつもり。」
エルン「…あの亡霊の能力には誰にも抗えないという現実よ」
孥依守「…そうか。(((他人事」
堕異夜「なんやかんやで一番強かったりするのかな」
ここの炭酸水を久しぶりに飲んで久しぶりの感激。((
汰異怪にも分けてやりたいって、毎回思ってる。
この物事が終わるまでの我慢。
これは汰異怪も望んでるはずだから。
もう辛くさせないって決めたから。
エルン「聞いてますかイケメン」
堕異夜「え、どこ」
エルン「お前だわ」
孥依守「あー、いつの間に天然になられたんですね。あはははははは」
エルン「壊れた彼女の補給がなくて壊れた」
堕異夜「( ゚д゚)ポカーン」
エルン「はい」←とりあえず写真見せる
孥依守「あいる……」
堕異夜「大変だな」
エルン「写真なかったら死ぬかと思った」
2階に行ってとりあえずの整理タイム。
ちゃんとしばいて始末も汰異怪に任せておこうと思ってはいたけど、
忙しいからなぁ…
友達も金も力もありすぎる。徹夜ばっかりしてるからいつも眠そうに……((
ま、そんなことは置いといて。
落ち着いたみたいなので外へとひっそり探索に行くことにした。
孥依守「なんでそう言って墓なん?」
エルン「墓行かないと始まんないよ」
孥依守「解せねぇ」
堕異夜「ラヴの墓見に行く?」
数々ある墓の中でどでかく立ってるのが汰異怪のお母さんの墓。
その近くにあるのがラヴの墓。
見つけづらいんだけど大体覚えた。
孥依守「………別に見ても得はしねぇと思うけど」
エルン「見たら多分今後霊に関わらないと思う」
孥依守「ラヴと関わるなってことかよ」
エルン「ごめんうちが悪かったそういう意味じゃない」
それを言うのも分かる。なんてったってラヴの墓は明らかに変だもんさ。
成仏してないのに墓作るほうがよっぽど変だけど。
堕異夜「これは正式に言うと墓じゃない。」
堕異夜「作った墓。作り物。誰がなんのために作ったかはさっぱりわからないけどね」
エルン「………そろそろ本人に言ったほうが良くね?」
堕異夜「あいつは死ぬことを望んでいた。だけど消えることは叶わなかった。そんな人に言っていいものだと思うか、…俺が口出しすることじゃないけどさ」
孥依守「目的が済んだら消えるだろ…知らんけど」
堕異夜「…………目的が何なのか知りたいとこだよ……。」
そう言いながら墓へ到着。
可怪しい雰囲気が漂う。
この世のものとは思えないくらいに。
エルン「え」
姉さんは棒立ちで死んだ顔してる。墓で死なないでくれ。(((
堕異夜「だからやっぱ連れてこなきゃ良かった……((」
孥依守「きっも」
墓には苔がいっぱい。
何を言われようと俺の綺麗好きが腹を立てたので探索は二人に任せて掃除しまくった。((
孥依守「………………()」
エルン「大丈夫だ、ああ言ってこいつも言ったら聞かないから。」
____98side
in仕事現場
45「眠いから仕事任せた」
28「おい((」
62「今すぐ前言撤回しないと食事抜き。分かったね」
45「やだやだやだやだ×5」
98「……………………」
変なグループだなぁ。本当にそう思う。※お前が一番変なんだよ
平凡な人を探してる僕だけど。
” 平凡 ”とは。
” 愛 ”とは。
愛される意味も、消される意味も解らない。
だから誰が死のうと俺には無関係。
誰が生きようと。
誰が誰を愛しようと。
誰かが僕を見ていても。
俺の目的に関わらない者はいりません。
____ですが、僕の目的に関わる者だとしたら。
死んだとしても。全て解剖してあげますから。
______僕のすべてを捧げる相手を下さい。
62「✆はいはい………」
28「電話……珍し」
62「あ、奈々さん。お久しぶりです」
62「はいはい…………」
62「……はい、はい…」
45「奈々パイセンー!!」
28「……どうしたんだろ?」
先輩(62)はしばらく黙り込んだ後_
62「………これは…一大事だ」
顔はすっかり青ざめていた。
本当、人って面白い。
98「…で、どうされたんですか」
62「救えるチャンスなんだ」
62「……あのアホ共を。」
28「…………イン、ラリア…?」
62「あの汰異怪は殺せないけど。」
98「人体実験も……できる?」
62「あぁ、やろうと思えば。」
目的にたどり着けるのならば。
62「道を見つけたんだ」
どんな手段でも
45「………なんで奈々パイセン…が?」
何があろうと
28「本当なの…か」
”この人達”が死のうと。
62「………じゃ、仕事は中止。すぐに取りかかろう」
98「…………………ええ」
叶え、僕の三日月______
be continued