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おそうじミモリンとおそろし山の魔王

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おそうじミモリンとおそろし山の魔王

1 - 第1話 山の祠こわしちゃった!?どうなるミモリン!!?

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2025年01月16日

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『おそうじミモリンとおそろし山の魔王』


第一話 『山の祠こわしちゃった!!?どうなるミモリン!!?』


「ど、どどどど、どうしよう……..。」


モッツァレラ王国の田舎に住む18歳の少女

ミモリンは迷いこんだ山の中でうっかり転び山の祠を壊してしまいました。


「おや、これは困ったな。」


ふと、ミモリンの後ろから青年のような爽やかな声がしました。ミモリンは


「ごめんなひゃい!!!」


と振り向きながら謝りました。


ミモリンがおそるおそるその声の主を見上げました。


声の主はとても人間離れした見た目をしていました。


美青年のような甘い顔立ち。


頭に大きな大きな牛のような角。


いくつかの民族衣裳を、遠い異国で言うところの十二単のように重ね着し、首にはいくつもの怪しげな ネックレスをしておりました。


その姿は、昔ミモリンがお母さんに読んで

もらった、生きたまま人を食べる悪い魔王

の姿そっくりでした。


「はじめまして、僕はバルザルド。この山の

主だよ。この祠は僕が150年の年月をかけて

築きあげた貴重なものだったんだ。 悪いけど君には死んでもらわなくちゃ いけないね。」


にっこりと笑いながらバルザルドは

言いました。


「ご、ごめんなさいごめんなさい!!!!わざとじゃないんです!!!久々に外に出たらこの山に迷い混んじゃってその……なんでもします!!!

どうか、命だけは見逃してしください!!!!」


ミモリンはモッツァレラ王国の作法に伝わる

正式な方法で何度も何度も、地面に頭がぶつかるほど土下座をしました。


ミモリンは大粒の涙をながし、恐怖のあまり少し だけおしっこをもらしてしまいました。


「へぇ、君今なんでもするって言ったね?

君は見たところ魔法も使えないようだけど、

そんな君になにができるんだい?」


バルはやさしく、問いかけるようにミモリンに尋ねました。


(殺されるッ…….!!!!!)


ミモリンはそう思いました。そしてミモリンは走馬灯を見ました。


「ミモリンはお掃除上手ねー。いつもありがとねー。」


これは幼いころのお母さんとの記憶です。


「掃除はもういい、早く飯を作ってくれ。

………はぁ、…….この寄生虫が。」


これははじめて結婚した領主との記憶。


「ミモリン……ミモリン…..もう掃除はいいんだよ。家で塞ぎ込むのはよくない。

少し外の空気を吸ってきなさい…….。」


これは今朝のお父さんとの会話の記憶です。


ミモリンは頭を真っ白にしながら必死に

言葉を紡ぎました。


「そっそそそそそそうじっ、そうじがッ…..

できますっ……….!!!!」


(終わった……。)


と頭を下げながらミモリンは思いました。

バルザルドは 少し考えて言いました。


「実は今、魔道具の掃除係を探していたんだ。よかったらやってみないかい?」


そう言ってバルザルドは膝をつき、ミモリンに手を差し伸べました。


ミモリンはぱあっ、と顔を明るくしていいました。


「はいっ…..!!!はいっ……!!!やります!!!

やらせてください!!! 私はミモリン•ヒル•ブラックウェルです!!!! よろしくお願いします!!!!!!」


ミモリンはこれまで生きてて出したことの

ない大きな声を出しながら言いました。


(助かった…..!!!)


ミモリンは心の中で安堵しました。


「ちょうど、前の掃除係が黒焦げになって

死んじゃってね。魔道具の掃除は命の危険を伴う危険なお仕事なんだ。 それと魔道具の秘密は僕ら魔法使いに とってとても重要なものでね。悪いが君はもう この山からは出られないよ。 ごめんね。」


バルザルドは笑顔でそう言ってミモリンに

向かい指をくるくるさせるとミモリンの首に鈴の着いた魔法でできた首輪が

嵌められました。


(助かってなかった……..。)


ミモリンはポロポロと泣きました。

かわいそうですね。


このお話は気弱で自分のことがきらいになってしまった 少女ミモリンが魔王バルザルドとの暮らしや危険な魔道具の掃除や魔物達の お世話をしていく中でちょっとずつ成長していくお話です。


ハッピーエンドになるといいですね。




おそうじミモリンとおそろし山の魔王

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