テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ショッピの笑顔を見た時、ゾムは微かに懐かしさを覚えた
どこかで見たことのあるような、ふわっとした笑顔。
でも、どこか違うような、そんな記憶は残っていないような、そんな不思議な感覚に苛まれていた。
思い出そうにも思い出せない、脳内にない断片的な記憶の数々…
それは、外からの干渉がない限り、思い出すことはできないものだった。
?「、 さん」
&$‘“#*@:;>/……
shp「ゾムさん、?」
zm「っ!」
突然聞こえてきたショッピの声に、考えていたことが吹き飛んだ。
そして、食器がぶつかり合う音や、料理の匂いで、自分が今何をしていたのかを思い出した。
ぼやけた目の中に移ったショッピは、不安そうな表情をしていた。
shp「何か、考えてたんすか…?」
軽く俯いて、首を縦に振る。
ショッピは、それ以降何も聞かなかった。
機械になれなかった人間であるショッピは、記憶こそないが、気を遣える賢い兵器だった。
shp「この、…この料理は…どんな味ですか、」
徐にゾムに問いかける。
「どんな香りですか、?見える色も限られている俺の目には、どんな料理なのかも、分からない…あの人たちは、あんなにも美味しそうに、料理を口に運んでいるのに、」
悲しそうな声に、隣に座っていたシャオロンが反応した。
「食ってみればわかるで。バカ美味いから」
そう言って笑う。
ゾムがショッピの肩をつついた。
「『美味しい、ご飯』、これ」
昔、ゾムに言った言葉。
毒の入った食パンをかじりながら呟いた、ただの独り言。
「あんなしょうもないこと、覚えててくれたんすね、」
涙をこぼしながら、ショッピはスープに口をつけた。
ごくりという音が、小さく聞こえてから間もなくして、
「おいしい」の小さな一言が、五人の耳に届いた。
その後、室内訓練場にて
呼吸を速くし、息を切らしながら、ナイフを振る。
いつもは机に向かっていたり、寝ていたりと、だらけがちな昼下がり。
「ぇ、大先生やん」
そんな彼が訓練場で戦闘練習をしている。
その事実に驚き、シャオロンはぼそりと呟いた。
ut「ハァッ…はぁぁぁ…死にそ、」
sha「書類ばっかやってて、体力落ちたんとちゃう?w 」
ut「…っ…は、反論はしないが…言い方よ言い方、まるで俺が残業してるみたいになるやん」
sha「実際そうやろ」
鋭い言葉のナイフは、一方的に鬱に投げられる。
呼吸を落ちつかせ、鬱が話を切り出す。
「俺さ、あの二人見てると思うことがあんねんな」
sha「…どーせ、感情取り戻したいとか、戦わせた方が、とか言い出すんやろ」
「ゑなんで分かったん」
「…俺も、そう思うし。トントンもエミさんも、そう思っとるやろ」
その言葉を聞くと、鬱は安心したかのように、ふっと笑い、地面に腰を下ろした。
シャオロンは自分の握っているナイフを見て、表情が固くなる。
sha「俺、アイツラに知ってほしいねん」
sha「自分たちで戦う楽しさ、?みたいなの 」
もう、決心しているような、力の籠もった声だった。
その言葉に、鬱は少し頷いて立ち上がる。
「じゃ、…俺等が手本にならへんと…なぁ!?」
いきなり飛びかかってきた鬱を短刀て軽く受け流し、シャオロンは軽く笑った。
その手合わせは長く続き、これから起こる事件に、
深く関わることになる_
時を少し遡り、ゾムの部屋にて
「、…も、もっと…ここのことを知ったほうがええと思うんすよ」
躊躇いがちにショッピはゾムに相談した。
案の定ゾムは首を傾げた。
方法、理由、危険性…まだ考えられていないことが沢山あったから。
shp「今、辛くない…から…」
shp「ここに、長くいたいから…」
「心地良い、」
ショッピがふと口にしたその言葉に、ゾムは目を開き、驚く。
そして、そのたった一言に、ただ、一つ。
zm「ま、…守る、 」
shp「ぇ、…?」
zm「その…こ、心地良い…場所も、ショッピも、」
ゾムのその言葉には、たどたどしさの中に少しだけ、固い決意が込められていた。
そして、ゾムは一つの言葉を思い出す。
『自分の意志で、動いていいんです。』
『守りたい』この欲求ただ一つで、行動を起こした。
2人は、部屋を出た。
この軍のことを、この場所のことを、もっと知るために。
2人が、安全になるために。
そのためだけだった、のに。
わこマリ。
…楽しいっす。
これからどうなるのって…?
知らん。未来の俺が多分考えてくれる…はず。
こっちばかり書いてて、愛されの方進んでないンゴ…
ごめん、
まだ学生なんですから…気楽に書いていきます。
では、また次回。
おつマリ。
#zm
ひまり
10,055
royi(6月から再開します)
2,150
꒰ა 猫 ໒꒱
40,032
コメント
1件
第5話読み終えたよ〜!!ゾムがショッピに昔の“美味しい”って言葉をかけたところ、めっちゃグッときた…😭💕 感情がないはずのゾムが必死に「守る」って言うシーンも胸熱すぎる!!鬱とシャオロンの訓練場での決意も熱かったし、この先どうなるのか気になりすぎるよ!!わこマリ楽しんで書いてるのも伝わってきて読んでてほっこりした〜!続き楽しみにしてるね🌸