キーンコーンカーンコーン
休み時間になった
夏樹・月見「お待たせー!!」
と言ってPCルームの扉を開けた
既に全員が集まっていた
しかし彼に気づかずに雑談をしていた
ステラ「英語って教科、アレなんですか!?」
かずき「外国なんか行かないから日本語だけでよくね?」
アイリーン「日本語だけで精いっぱいなのに!!全く英語を最初に日本人(?)に習わせようとしたのはどこのどいつなんでしょうか?どうせ使わないのに。これだから英語という教科は英語という教科は英g」
夏樹は教科の悪口大会をしている彼らに話しかけた
「あのー………」
ステラたちはハッとなった
「す、すみません!」
急いで彼らは頭を下げた
「いや、大丈夫だ。それより先ほどの話の続きだが………この穴が人の通れる大きさぐらいなら、誰かが出てきたって事だよね?」
アイリーンが答えた
「ええ、多分その通りだと思います。恐らく私たちの出てきた後に何者かが入ったか、出てきたのだと思われます」
彼は頷いた
「そうだろうね。まさか学校の関係者が入った可能性もあるね……君たちのクラスの中の人で、休みの人はいなかったかい?」
するとカナが反応した
「えっと……担任の菅沢先生が昨日から行方不明らしくて…………今日学校に来なかったの」
「何!?」
彼は悩んでいる表情を見せる
「どうしようか……どっちを探す?俺たちの世界か、月見たちの世界。俺の予想だと、まだ現実世界にいるのではないかと思うんだ」
真凛は彼に聞いた
「じゃああの穴はなに?」
「俺にもわからない」
「そう………」
リリック「私は誰かが出てきたんだと思うよ」
夏樹「リリック……」
「絶対アイツに違いない!出てきたのはビリーヴァだよ!!」
彼は驚いた表情をした
「いくら何でもそれはないだろ……あの時俺がしっかりトドメをさしたんだし」
リリックは叫んだ
「私、アイツの隠しスキルのもうひとつを知ってるよ!!アイツが持っているスキルは、【異世界移動(ディファポート)】だよ!」
「そうなのか…?俺が見逃していたのか?不覚だ………」
アイリーン「アカシック様、リリック様は特殊なスキル【解明分析】を持っておられるのです」
「なるほど、だから分かったのか」
リリック「凄いでしょ!」
真凛「うんうん、凄い凄い」
夏樹「そろそろ休み時間も終わるし、教室に戻ろうか」
月見「うん」
と言って彼女は夏樹の手を握った
他の人……主にリリックが反応した
リリック「お兄ちゃん……もしかして人間に気を惹かれたとかじゃないよね?」
アイリーン「アカシック様は人間みたいな性格をしているので、不思議ではないですね」
ジュジュ「アイリーン、君もしかしてアカシック様を取られてカリカリしているのかな?」
アイリーン「なっ!違います!」
こうして賑やかな会話をして
時間が過ぎていった
放課後
「やーっと終わったよ…長かった……」
とアカシックは廊下を歩いていた
その時
???「なるほど、お前はこちらの世界に来ていたんだな……アカシック・レコードよ」
と彼に向かって声をかけた者がいた
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