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#幽霊
凛道桜嵐 新
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#日常
がくじゅつてき・あかげ
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わーい
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狭山さんは、開口一番「読みました、ありがとうございます、お願いします、鹿沼さんに頼んでください!」と一息に言った。話が早い。
俺は答えた。
「じゃ、鹿沼さんに打診してみます。でも、問題のアカウントがエロ画像満載なアカウントなので、アドレス送りつけるわけに行かないんで、アカウント名教えるだけで出来ないかまず聞いてみます」
「アカウント名わかれば、すぐアクセスできちゃいません?」
「まあそれはそうなんですが、エロ画像満載アカウントのアドレスをいきなり未成年の女の子に送りつけるのはアウトでしょう」
「それもそうですね……」
そういうわけで、俺は早速鹿沼さんにLINEした。
「いきなりごめんね、頼みたいことがあるんだけど、いい? お礼はさせてもらうから」
お皿洗いを終えた千歳が近くに来ていて『なんかうまくいきそうだな?』と言ってきた。
「だいぶ鹿沼さんに頼るやり方だけどね」
『多分大丈夫だって。特定の人間の縁があるものがわかれば、それだけでそいつを辿れるから』
「そうであることを祈ってる」
鹿沼さん、部活とかだったら見てくれるまで時間かかるかなあ、と思ったが、すぐ既読がついた。
「どうかしましたか?」
と返事が来る。
「ありがとう、ちょっと事態が複雑なんで、長文になっちゃうから少し待ってね」
俺は頑張ってこれまでの経緯を文章にまとめて鹿沼さんに送り、問題のアカウントがエロアカウントなので、アカウント名だけ教えるからそれと方角だけでアカウントの持ち主を特定できないか、と聞いた。
「できますよ! ていうか、別に旧Twitterはエロスパムばっかりだから気にしませんよ私」
「まあそうなんだけど、鹿沼さんが気にしなくても、俺が「未成年の女の子にエロアカウント見せた男」の烙印押されるから……」
「大人って大変ですね……」
「お礼はちゃんとするからさ、特定してもらえないかな?」
「私、まだ和泉さんにお茶おごってもらってないなあ、和泉さんと一度お茶したいなあ、お茶以外もおごってほしいなあ」
う、そうだった……。
「後日になるけど、おごらせていただきます、お茶させていただきます!」
「じゃ、すぐ特定しますんで、ちょっと待っててください!」
五分もせずに、鹿沼さんから返事が来た。
「峰朝日さんのアカウントです、間違いないです」
……決定的だ。
「ありがとう、本当に助かった」
「私、コメダで好きなだけ飲んだり食べたりしたいですねえ」
あー、あの各メニューの量の多い喫茶店か。でも、行きたいところはっきり言ってくれるのは、むしろ助かる。鹿沼さんがチェーンの喫茶店で好きに飲み食いできるのは、家庭環境が前よりマシという証拠だし。
「一段落したら、コメダでいくらでも奢らせていただきます!」
「ありがとうございます!」
俺は狭山さんに連絡し、そしてまた別の驚くべき知らせを受け取ることになる。
「は!? 金谷さん行方不明!?」
コメント
1件
あかげさん、第303話読みました!😭✨ やっと特定できた!って思ったら最後の「金谷さん行方不明!?」で心臓止まるかと思った…。主人公がエロアカウントを未成年に見せないように配慮してるところ、すごく誠実で好感持てたし、鹿沼さんとの「お茶したい」やり取りが可愛くてほっこりした分、この急展開が怖すぎるよ〜!続きが気になって仕方ないです!