テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
夢花𓂃𓂂ꕤ*.゚
渡辺の部屋ーー
💜「……おじゃまします」
💙「うす」
💜「あの……自己紹介を……」
💙「ふっ(笑)」
💙「なに、面接?」
💜「い、いえ……色々知りたくて」
💙「渡辺翔太。以上」
💜「……」
沈黙。
💜(き、気まず……)
💙「……好きにしてていいよ」
💜(そう言われましても……)
深澤は結局、正座して大人しく座ることにした。
しばらくすると――
💙(〜〜♪)
💜(……ん?)
💜(鼻歌……?)
💜「……え、声、きれい」
💙「ん?」
💜「あ、その曲……知ってます」
💜「……♪」
気づけば、自然と二人で歌っていた。
💙「……歌、うまいな」
💜「いやいや…w」
少し照れたように笑う深澤を見て、
渡辺の口元が、わずかに緩む。
💙「……もう、この生活、慣れた?」
💜「え……あ、はい」
💜「みんな、すごく優しいので……」
少し迷ってから、言葉を続ける。
💜「正直……」
💜「もし、ここに来てなかったら」
💜「俺、どうなってたか…」
💙「……」
💙「いきなり重いな」
そう言いながらも、
渡辺の声は、さっきよりずっと低かった。
💜「ほんとに…」
💜「皆さんには感謝してます」
渡辺は、しばらく黙ってから言う。
💙「……そっか」
それからは、取り留めのない話が続いた。
音楽のこと、些細なこと、どうでもいいこと。
💜「……あ」
💜「そろそろ、薬飲む時間だ」
立ち上がろうとしたとき、
渡辺が、そっと手を伸ばす。
💙「……」
俺の手首に触れる。
💜「どうしました?」
💙「…なんでもない、ちゃんと、飲め」
💜「……はい」
その声は、ぶっきらぼうで。
でも、どこか優しかった。
──────────────
深澤はリビングへ呼ばれた。
♥️「どうぞ、召し上がれ」
テーブルの上には、
手間を惜しまれたことが一目でわかる料理が、
ずらりと並んでいた。
💜「……おいしそう。いただきます!」
💜「……んっ」
💜「うまっ……!」
その言葉に、宮舘は静かに微笑む。
毎日、必ず美味しい料理を作ってくれる。
味だけでなく、心まで満たされるような食事だった。
💜「こんなに美味しいものを毎日食べられるなんて……」
💜「きっと、皆さんも幸せですよね」
♥️「ふふ、ありがとう」
♥️「すっかり、元気になったね」
💜「はい……」
💜「贅沢な生活、させてもらってますから」
♥️「遠慮しなくていいからね」
その声は、穏やかで、押しつけがましさがない。
俺を“Sub”としてではなく、
“同じ人間”として扱ってくれる。
軽蔑の目も、ここにはなかった。
♥️「ひかるは……」
♥️「優しくしてくれている?」
💜「はい。本当に」
💜「……人は見かけによりませんね」
思わず、笑ってしまう。
💜「俺、この組織で……」
💜「何かお手伝いできること、ありますか?」
♥️「……」
♥️「もう、十分手伝ってもらっているよ」
そう言って、
ふわりと、頭に手が置かれる。
💜(……え?)
💜(食べて、寝てるだけなのに……?)
♥️「まだ、気にしなくていい」
その言葉を、みんなが口にする。
“まだ”。
💜(……いつか、知ることになるのかな)
♥️「ゆっくり食べてね」
そう言って、
宮舘は、優しく微笑んだ。
──────────────
目黒の部屋ーー
🖤「今日はよろしくね、入って入って」
💜「はい!」
💜「……?」
ワンッ!
💜「え!ワンちゃん!?」
🖤「ふふ、モコって言うんだ」
💜「うわっ!かわいい!!」
🖤「懐いてるね」
🖤「深澤くん、優しい人だって分かるのかな」
やわらかく笑う目黒を見て、胸が少しあたたかくなる。
💜(目黒さん…笑顔が可愛い)
🖤「もう、俺たちのこと怖くない?」
💜「不思議と…最初から怖くなかったです」
💜「正直この世界から助けてもらった、って思いました」
💜「俺、まだ必要とされてるんだなって…」
声が震え、涙がにじむ。
🖤「……」
🖤「この屋敷の…夜のベランダ、出たことある?」
💜「え、ないです!」
🖤「星、きれいに見えるんだ。一緒に行こ」
💜「わあ…本当だ。きれい…」
真剣に星を眺める深澤の瞳は輝いていた。
🖤「深澤さんも…綺麗ですよ」
そう言って、目黒はそっと深澤の手を握った。
つづく。
コメント
6件
やっぱ💙も❤️も🖤も、みんな優しすぎる...これまた泣けますわ、😅 なんかあんまり良いこと言えないなぁ..(-。-;笑