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同窓会。
久しぶりに集まったみんな。
凛花は昔の友達と話していた。
友人:凛花、昔から変わらないよね。
凛花:そう?
友人:うん。笑い方とか。
凛花:何それ。
友人:じゃあ確認。
そう言って、冗談ぽく凛花をくすぐる。
凛花:え、ちょ、やめて!
笑いながら逃げる。
凛花:ほんと弱いって!
友人:昔からじゃん。
その様子を少し離れた場所から見ている海斗。
颯太もその場にいた。
颯太は、二人の同級生。
凛花に片思いを寄せている。
颯太:……。
海斗:……。
颯太:気になる?
海斗:別に。
颯太:顔。
海斗:何。
颯太:嫉妬してる顔。
海斗:してない。
颯太:してる。
海斗:……。
颯太:分かりやすい。
海斗は黙る。
でも。
凛花がまだ楽しそうに笑っている。
それが少し気になる。
少しして。
凛花:海斗。
海斗:ん?
凛花:さっき見てたでしょ。
海斗:何を。
凛花:分かってるくせに。
海斗:楽しそうだったな。
凛花:?
海斗:あいつと。
凛花:もしかして。
海斗:何。
凛花:嫉妬?
海斗:……。
凛花:図星?
海斗:少し。
凛花:認めた。
海斗:悪い?
凛花:いや。
凛花は笑う。
凛花:珍しい。
海斗:何が。
凛花:海斗がそんなこと言うの。
海斗:……。
凛花:可愛い。
海斗:それ言うな。
凛花:言う。
海斗:じゃあ。
凛花:?
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海斗:俺も。
凛花:え。
海斗:さっき笑ってた分。
凛花:待って。
海斗:何。
凛花:その顔。
海斗:何。
凛花:仕返しする顔。
海斗:正解。
凛花:ちょっと!
海斗は笑う。
そして凛花に近づく。
凛花:ここ人いるよ?
海斗:知ってる。
凛花:海斗。
海斗:ん。
凛花:嫉妬してる?
海斗:してる。
凛花:また認めた。
海斗:だって。
凛花:?
海斗:俺の前で一番笑っててほしいから。
凛花:……。
一瞬、凛花が黙る。
海斗:何。
凛花:ずるい。
海斗:何が。
凛花:そういうこと普通に言うところ。
海斗:知らない。
凛花:知らない顔してる。
海斗:ばれた?
凛花:ばれた。
二人は笑う。
凛花:ずるい。
海斗:何が。
凛花:そんなこと言われたら、何も言えないじゃん。
海斗:言えばいいだろ。
凛花:無理。
海斗:なんで。
凛花:海斗が珍しく素直だから。
海斗:……。
凛花:今の顔。
海斗:何。
凛花:照れてる。
海斗:照れてない。
凛花:照れてる。
海斗:違う。
凛花は笑う。
海斗は少し不満そうに見る。
凛花:何。
海斗:いや。
凛花:絶対何か考えてる。
海斗:さっきからそればっかり。
凛花:だって分かるもん。
海斗:じゃあ当てて。
凛花:え。
海斗:俺が何考えてるか。
凛花:……。
凛花は少し考える。
凛花:私がまたからかうと思ってる。
海斗:違う。
凛花:じゃあ。
海斗:凛花が、また「海斗嫉妬してる」って言うと思ってる。
凛花:……。
海斗:図星?
凛花:だって本当じゃん。
海斗:そうだけど。
凛花:認めた。
海斗:認めた。
凛花:珍しい。
海斗:何回言うんだよ。
凛花:だって面白い。
海斗:面白い?
凛花:うん。
海斗: へえ。
凛花:……。
海斗:じゃあ。
凛花:俺も面白いの見る。
凛花:嫌な予感。
海斗:正解。
凛花:待って。
海斗:何。
凛花:ここ人いる。
海斗:知ってる。
凛花:海斗。
海斗:ん。
凛花:今、嫉妬の仕返し?
海斗:半分。
凛花:半分?
海斗:もう半分は。
凛花:?
海斗:普通に凛花が面白いから。
凛花:ひどい。
海斗:褒め言葉。
凛花:それ私がさっき使ったやつ。
海斗:返した。
凛花:やだ。
海斗:遅い。
凛花:え。
くす。
凛花:っ……!
一瞬で笑いそうになる。
凛花:海斗。
海斗:ん。
凛花:今やる?
海斗:今。
凛花:さっきの話は?
海斗:した。
凛花:まだ途中。
海斗:じゃあ続きは笑わずに聞いて。
凛花:無理。
海斗:だろ。
くす。
凛花:あはっ……!
凛花は慌てて口を押さえる。
凛花:ちょっと、海斗……!
海斗:何。
凛花:笑わせる気満々じゃん。
海斗:分かった?
凛花:分かったよ!
海斗:じゃあ言うことある?
凛花:……。
海斗:まだ?
凛花:……。
海斗:頑固。
凛花:海斗も!
海斗:それは認める。
凛花:それだけ素直。
海斗:うん。
くす。
凛花:あははっ!
凛花:待って、無理!
海斗:さっき他のやつには笑ってたのに。
凛花:そこ張り合う!?
海斗:張り合う。
凛花:子供みたい。
海斗:そうかも。
凛花:認めるんだ。
海斗:凛花相手なら。
一瞬。
凛花が黙る。
海斗:何。
凛花:……そういうの。
海斗:?
凛花:急に言うのずるい。
海斗:何が。
凛花:反則。
海斗は少し笑う。
凛花:笑った。
海斗:笑ってない。
凛花:笑った。
海斗:ばれた。
凛花:ばれるよ。
結局。
最初は嫉妬してた海斗も。
凛花が笑っているのを見ているうちに、いつもの海斗に戻っていた。
そして凛花は。
「嫉妬してたくせに」
と何度もからかい続けて。
そのたびに海斗に呆れられるのであった。
コメント
1件
うわ、同窓会のちょっとしたやりとりなのに、めっちゃ甘い……! 海斗が嫉妬認めるの素直すぎて可愛いし、凛花がそれを見抜いてからかうの、完全にお互い分かってるやつじゃん🤍「俺の前で一番笑っててほしい」って、そんなん言われたらこっちが照れるよ……。最後までずっとニヤニヤが止まらなかったです。おかゆさん、ありがとうございます!