TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する



朝。


チュンチュン


と外から鳥の鳴き声が聞こえる。


時計を見ると6時。


……あれ!?


研磨くんとの電話途中で私寝ちゃった!?



慌ててスマホを見ると


『え!?』



【通話中 6:45:32】



通話中の文字が!



え!?朝まで繋がったままだったの!?


やば……


いびき、かいてなかったかなあ!?


慌てて、電話を切ろうと耳をすませてみると



 「スースー……」


『ん?』


研磨くん……まだ、寝てる?


いつも、私は朝の6時半頃から何度もアラームを鳴らし……、グダグダしながら7時半までにゆっくり起きる。


何回も鳴らせば、何回も2度寝できるって事に気づいた自分天才?って思ってるw


でも今日はたまたま。


研磨くんとの事があったし色々考えながら眠ったせいか早く起きちゃった。


朝練がある研磨くんより早いなんて。


「スースー……」


研磨くんの寝息が聞こえる。


ふふ、可愛い。


……研磨くんこんなに可愛い寝息だけど、私どうだったんだろ?


研磨くんより先に……寝た、よね。たぶん


途中から眠過ぎてあんまり記憶が無いんだよなぁ。


「スースー……」


研磨くんの寝息を聞きながら


ちょっとニヤニヤしながら


携帯を触る____


↑いや、早く起きたんだったら余裕持って用意しろよw


そうしたいところだけどお布団が離してくれないの♡


そういう事にしといてw


しばらくそうしてると



「研磨ァァァァ!!!!ほら!起きなさい!」


突然の大きな声にビックリしてビクッと身体を揺らす。


な……何事!?


電話越しに……、聞いた事のある、声……?


研磨くん、誰かに起こされた!?


?「こらぁ研磨ァ!早く起きなさいッ!朝練一緒に行くぞ!」


あ、この声確か。


「クロ……うるさい、あともう少しだけ…うにゃうにゃ…」


黒尾「ダメ〜〜もう起きる時間ですぅ〜〜!」


物音と、黒尾さん、の声と研磨くんの声が電話越しに聞こえる。


心の中で、研磨くんふぁいと!と応援してみたり。



黒尾「ンン?研磨ァ、携帯通話中になってっぞ?大丈夫かい?」


「あ!見ないでクロ!」


ドンッ


物音がする。


黒尾「は〜い、……どれどれ……、ん?」


「クロ、最悪……」


黒尾「美貴って……あの、研磨のクラスメイトの!?おまっ……もう美貴ちゃんとこういう関係なの!?」


あらあら。


「違うってば!……昨日はゲーム一緒にして……寝落ちして……」


黒尾「寝落ち通話ですかぁ〜ひゅ〜いいねそういうの〜✩


で?美貴ちゃんは、まだ寝てるの?」



黒尾さん、私に質問した?


ドキドキしながら私は



 『もう、起きてます……』


と、言ってみる___



すると


「え!?美貴!?起きてたの!?ちょっ……クロ!」


黒尾「はッ……はなせ研磨ァ!」


ドンガラドシーン!!!


wwwすごい音が聞こえたんだが。


『だ……大丈夫?』


「大丈夫だから!!ごめん!また学校で!」


黒尾「美貴ちゃ〜ん、研磨の事よろしくね〜☆」


「クロ黙って!じゃ、切るね!」


プッ


ツーツー……



切れちゃった。



……黒尾さんに電話してるのバレちゃった。


研磨くんめちゃくちゃ嫌そうだったな。


そんなにバレるのが嫌だったのかな。


なんか……少し、


モヤッ


ヤダな。



音駒高校恋愛日誌

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

210

コメント

1

ユーザー

本当にノベル書くのがお上手ですね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!しかも音駒とか最高すぎる😭👏✨

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚