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30
#命
ruruha
279
きゆう
88
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お腹がすいてハッとする。
もうあっという間の 人生だと。
『 明日死ぬならなにする? 』
「 出た。 」
「 会話ない時の定番 」
『 バレた? 』
あと少し優しくなりたいんだという。
「 ……まあ、別に 」
「 何がしたい訳じゃないけどさ 」
それまでは死ねないんだという。
夕暮れに照らされる町が
どこか悲しそうに 影へと入っていく。
悟られないように、察されないように。
白い灯りがぽつぽつと暗闇を彩る。
それはまるで
雨の日を空から眺めているような
色とりどりの傘が地を彩るような
そんな、僅かに鮮やかでどこか美しいもの。
コメント
9件
このエピソードすごく好きかも……「明日死ぬならなにする?」って聞かれて「何がしたい訳じゃないけどさ」って返す場面、なんかすごくリアルで胸にきたよ。死にたいわけじゃないけど、生きる理由もふわっとしてるような、あの絶妙な距離感、すごく丁寧に描かれてると思った。夕暮れの町の描写も、悲しげでどこか美しくて、心の影みたいだった……。続きがすごく気になるよ。央雅さん、素敵な世界をありがとう🌙🤍