テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
久しぶりにみんなで揃って、外でごはん。
席に座るだけで、なんか胸の奥がじんわりする。
昔は当たり前だった時間が、今じゃ、貴重な時間へと変わっていた。
🩷「俺たち9人揃っての飯に、カンパーイ!」
「乾杯〜」
佐久間の恒例の乾杯音頭で始まった。
今日はみんな飲む気でいるため、みんな酒。
基本的にはプライベートなこと、仕事やバラエティでの失敗談など、
ワイワイ、ガヤガヤ。食べて、話して、笑って、また食べて。
けど、渡辺の声が少しずつ細くなっていくのに、みんなが気づいてた。
佐久間が渡辺に声をかける。
🩷「翔太、もう酔ってるっしょ?」
💙「う、さい…」
語尾が丸くて、みんな笑う。
💛「ほら、無理すんなって〜」
💜「ゆっくりでいいぞ〜」
そんな声が飛び交うとこで、渡辺はぼーと一点集中。
そこで、不意に落ちた一粒の水滴。
🧡「しょっぴー?」
最初に気づいたのは隣に座っていた向井だった。
そっと袖で涙を拭う。
🧡「どうしたん、なぁ…」
寄り添うように、渡辺を優しく包み込む。
メンバーは渡辺が飲むと泣き上戸になることは前々から知っており、慣れている。
渡辺は、ぽつりぽつりと言葉を落とす。
ちゃんと売れるまでの道が長かったこと。
大変だったこと。
悔しかったこと。
でも、その全部が今や誇りになってること。
そして今は、
たくさんの人に応援されて、
数字だって記録だって、どんどん増えていく。
胸を張れる誇り。
でも、ふとした瞬間に押し寄せるプレッシャーについて語る。
💙「…前みたいに、みんなで…こぉやって、飯行く時間…減ったなって……。や、やだとかじゃなくて……なんか、…寂しいんだよぉ」
渡辺が喋り終え、少し全員が黙っている。
でも、すぐに温度のある空気が帰ってくる。
🖤「わかるよ」
💚「俺も思ってた」
︎🤍「なかなかスケジュール合わないもんね」
❤️「こうしてる時間、貴重だよね」
渡辺はグスグス鼻をすすりながら、周りを見る。
みんなの目も、ちょっと赤い。
そして、少し間が空いたあと。
渡辺は声を震わせ笑いながらいう。
💙「で、でさ…めめ……来年、いないとか……さみしぃじゃん…」
その瞬間、隣に座ってた目黒が、渡辺の背中をぽんぽんって優しく叩いた。
🖤「大丈夫だよ、ちゃんと成果残して、成長して、胸張って帰ってくるから……」
💙「…っ、めめならきっと、いける……」
渡辺の泣きに、メンバーは笑い、あったかくなる。
気づけば渡辺は、泣き疲れ、目黒の肩にもたれて、ウトウトし始める。
そんな渡辺を佐久間は、
🩷「翔太、こっちおいで〜」
と、呼び込むと。
💜「そこ変われ」
深澤が横取りして、
🧡「まてまて、俺やろ!契約があるねんから」
と、武器を出し騒ぐ。
💚「公平にジャンケン」
︎🤍「そうそう、公平にいこう」
💛「翔太は俺が支えるから」
❤️「そこは幼なじみの俺の仕事でしょ」
気づけば、渡辺を巡って争いが行われる。
渡辺はそんなこと、気にすることもなく、むにゃむにゃ。
その顔は、泣いたあととは思えないくらい、
無防備で、可愛くて、愛おしいのだ。
コメント
10件
かわいすぎた🤦🏻♀️🤦🏻♀️💙

仲よくさせてもらってる作者さんが、酔った💙についての素敵な案を提案してくれたので、書かせていただきました。ありがとう🙏★