ある日、俺たちは社長に呼び出された。
「snow病院に行ってこい。
部屋は216室だから」
確か216室は、人目につかない個室だった気がする。
そして治ることが難しい人が入る部屋でもあったはず。
社長に言われたどうり8人でsnow病院へ向かった。
看護師に案内されて216室へ着いた。
コンコンッ
扉をノックし中に入るとそこには
酸素マスクをつけられ寝ている
“めめ”が居た。
ru 「め、め…?」
全身を震わせる。
「無理に起こさず、自然に目を覚ますのを待ってください。」
看護師はそう言うと病室を出た。
俺たちはめめを囲んで座った。
時計の音と、窓から聞こえる風の音。
そしてめめの寝息だけが病室に響いた。
けっきょく数分たっても目を覚まさなかった。
hk 「明日…また来てみよっか…」
照がそう言うと座っていたメンバーは次々と立ち上がった。
sk 「翔太…帰らないの、?」
nb 「うん、もう少しだけ」
dt 「…あまり長く居ないようにね」
nb 「うん、」