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「続いてお客様〜こちらは魔法具一覧となっております」という少女はいっぱいある魔法具を見せてきた。
チリンチリン〜
扉の鈴の音が聞こえると、「あ、新しいお客様が…ではあの青紫の髪の子に話しかけてもらえるかな?お嬢さん」と、言われ赤い髪の少女は入り口の方へと戻っていった。
私は青紫髪の少女と目があった。彼女はため息を吐き「はぁ、お姉ちゃんってば…まぁいいか…君はどのような魔法具をお望みだい?」と、彼女は私に問うた。
「えと…あ、相手の属性を見れる物はありませんか?」と、私は聞く。
彼女は「あるよ、少し高いけどね」と、彼女はある片眼鏡に指差した。
これは「測定モノクルで相手の属性を読み取ることができるよ、まぁ他に…」と、もう一つの片眼鏡に指差して「こっちは相手のランク…つまり強さも読み取ることもできるよ」と、言った。
私は「ランクって…?」と、聞くと彼女は少し嫌そうになりながら「あなたそれでも冒険者?ランクというのはα,β,μ,γ,φ,Ωで表される6段階の表記で強さを表す物だよ、冒険者ならわかるはずなんだけどなぁ…」
と、彼女は言った。
「まぁいいよ、他に気になる物はない?」
私は次に「敵の図鑑みたいなのってないですかね…?」と、言った。
「あーこれならどう?『IMPB』これは全ての敵キャラを保存してあり新しい敵キャラが出てくるとハルジオン本部からこの本に新しく記載されるから買い直ししなくて済むお得な物なんだけど、まぁ敵を倒さないとその敵の情報が出てこないんだけどね…」
そして私は「買いますっ」と、言った。
「じゃあ測定モノクルはどっちにする?」と、聞かれ私はランク付きの物を買った。
「んじゃ、モノクルとIMPBで9Gね」と、私は払うことにした。
そして私は魔法具店を後にした。
ふぅ、世話の焼ける客だったわね…「…紫陽花(あじさい)、本当にそれでよかったの?」
と、私の姉…琴月 椿(きんげつ つばき)お姉ちゃんがそう言う。
「本当はあれの合計18Gあった筈だったよ、まぁ妹のことだからいいんだけど、少し安すぎたんじゃない?」と、私に聞く。
「まぁ、あれだよ…多分18Gも払えだろうし、あの子は物を大事にしそう…そう感じただけだよ…」と、私は言うとお姉ちゃんはキラキラとした目をしながら「さっすが私の妹ねぇ!」と、抱きしめられるのであった。