テラーノベル
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あれからどれくらいの時間が経っただろうか。
衝突音が響く中、佐久間は歯を食いしばった。
🩷(なんで敵なんだよ……)
🩷(どうして、仲間になれないんだよ……)
守りたいものは、きっと同じはずなのに。
けれど。
🩷(このままじゃだめだ…)
——覚悟を決めた。
俺もあいつらを倒す。
正面では、阿部が全力で二人を抑えている。
ならば。
🩷(俺は、背後を取る)
無駄な動きはしない。
呼吸を整え、気配を消す。
一歩。
また一歩。
——取った。
🩷(……いける!!!)
踏み込んだ瞬間。
ひらり、とかわされる。
視界が反転する。
次の瞬間には——
背後に、深澤の気配。
🩷(…殺られるっ!!!)
💚「佐久間!!!!」
その瞬間、 ふわ、と何かが額に触れた。
🩷「……えっ」
今、…キスされ…?
腕を引っ張られ、胸に引き寄せられる。
そのまま深澤が耳元で囁く─────
💜「お前……ちゃんと成長してんじゃん」
💜「また一人で彷徨ってるところ見かけたら」
💜「今度こそ全力でさらうからな」
一瞬だけ、目が合う。
深澤の目はどこか寂しげだった。
💜「……じゃあな」
掴まれていた手が離れる───────
💛「行くぞ」
二人の姿が、風のように消える。
残されたのは、静まり返った戦場。
額に残る、微かな熱。
🩷「……」
言葉が、出なかった。
つづく。
コメント
2件
まってふっかさんかっこよすぎ、、、、、