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ut視点
zm「鬱〜、荷物持ってくれてありがとうな!」
ut「いやいや、これぐらい普通やでゾムさん」
zm「そういうもんかな〜?」
ut「そういうもんや」
俺らは今、買い物帰りだ
こんな少しした幸せで、笑えるし、生きていける
ホンマに頭が上がらんわぁ
パァンッ
他愛のない話をしていた時に、突如聞こえた発砲音
それと同時に僕の足にかかった赤い液体
zm「うぁッ、」
ゾムさんの呻き声
ut「ゾムさ、、、ん、、、、、」
振り返った先は地獄だ
足から血が出ているゾムさん
その後ろには拳銃を向けたまま立っている悪
あいつは悪や、僕のヒーローを撃ちやがって
ut「てめぇ!ゾムさんに何して」
zm「鬱!行くな!」
ut「許せるわけないやん、ゾムさんのこと撃ったんやで」
zm「いいから、どうせ、今からじゃ手遅れやし、何より、鬱に手を汚してほしくない」
ut「ゾムさん、、、」
ゾムさんの撃たれた所をよく見ると、止めどなくちがう流れ続けていた
死ぬ
見て分かってしまうほどには出血がヤバかった
どうしたら、応急処置、いや清潔な布がない、
救急車、間に合うわけない
グルグル、グルグル、
思考の渦が巻く
あかん、はよ決断せんとゾムさんが
zm「鬱」
シン
渦巻いていたのが嘘かのように静かになった
zm「最後に話、、、聞いてくれへんか?」
最後なんて、、、言わんといてや
でも、言えるはずもない
俺は、頷いて従った
zm「分かってたかもしれんけど、俺な殺し屋やねん」
知ってた
zm「お前の父親があの時なターゲットやったんや」
分かってた
zm「着いた時に見てみれば、虐待してるしびっくりしたわ」
そうやったな
zm「そんでな、気づいたらお前のこと助けてたんや」
ありがとう
zm「でもさ、俺は悪な訳で、お前のように幸せに生きるなんてあったらあかんと思うんや」
そんなことないで、あんたはヒーローや
zm「俺な、何十人、何百人、何千人に嫌われようがお前が、、、鬱が俺の事を好きでいてくれたらそれでいいって、思ったんや」
、、、、、、、
zm「俺が歩めなかった道をお前に進んでもらいたい」
ut「分かっ」
分かった
そう言おうとしたんや
パァンッ
発砲音に邪魔されなければ
「お前ら話なげえんだよ」
ut「え、あっゾム、、、」
ゾムさんを見ると頭から血が流れていた
あぁ、ごめんなさいゾムさん
約束守れんわ
気づいた時には俺の手には拳銃
俺の目の前にはゾムを殺した悪が死んでいた
あぁ、そっか
俺も悪になったんや