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バチッ、という音が鳴り響く。

身体中を駆け巡る痛覚、慣れない感覚だった。


教師の怒号が響く。またピアス開けたのか、校則違反だの叫ぶ大人たちを切り抜けてコツコツと足音を鳴らす。

狭い空間に大人数を詰め込む牢屋に入る。ふと顔を上げると一人と目があった。見慣れている幼馴染。昔は仲が良かった人。

初恋だった人。

その人は俺を見た後、長い髪を暖簾にして素っ気なく顔を背けて、俺とは真逆のような真面目くんと話し始めた。

(失望してんなぁ。アイツ、ピアスとか嫌いだもんな)

窓から空を眺める。目が悪くなりそうなくらいの強い日差しと青が俺を焦がす。

(あーあ)

(嫌になる)


幼馴染が死んだ。

自殺だったらしい。もう言葉も交わしてなかった相手だが、親同士の関わりのせいで葬式に連れてこられた。彼に似合わないようなキッチリとした木箱を覗くと、奇麗に塗り固められた死骸が入れられていた

(……なんだ。不真面目なくせに、こういう時はピアス外すんだ。)

つくづく気に入らない。人に迷惑かけて自分勝手に死んだくせに。

(……でも)

ピアス姿、結構好きだったよ。


長い髪から、一つの白銀が光った

この作品はいかがでしたか?

10

コメント

3

ユーザー

主人公の好きだった幼馴染の長い髪から、白銀の何かが光った………もしかして、その子もピアス開けてたりしたのか…?すごくいいですそれ

ユーザー

ついさっき思い出してしまい急いで書いたため凄く雑です。しかも文字数も越えてます。すみません🥺

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