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キーーーン
師隠(耳鳴り… やだなぁ───)
(爆発音)
師隠(…え?)
日頼「な、なになに!?」
防空壕の入口に爆弾が直撃した。幸い、私と日頼は転んだような傷で済んだ
日頼「煙臭…っ!ていうかみんなのことどうする?私ハンカチ持ってるけど…れいれいってタオルとか持ってなかったし、無装備で居てさぁ」
師隠(…た、確かに。麗子さんはどうなっちゃったんだろう。たしか、あの後は外に行ったような…)
兵隊達「火が!火がァァ」「足が!焼けてる!!誰か助けてくれ!!」
赤く染った防空壕に、悲鳴が上がった。
日頼「…可哀想だけど、置いていくしかない!助けるなられいれいね!賢そうだし、何かあった時に何とかしてくれるでしょ」
そう言って、日頼は私の腕を掴んで防空壕から出た。爆弾で、防空壕と言ってはいいのかと思うくらい原型がなかったけど 逆に助かった。
麗子さん…大丈夫かなぁ
麗子「…お、お腹…」