テラーノベル
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🦍☃️🍌🐷→→→→→→→→←🍆
皆ぼんさん大好き。
愛が重い。🦍未婚。
歳やらなんやらが理由でドズル社辞めたいぼんさん、
とそれを必死に止めるメンバー。
捏造ぼんママ出てきます。
キャラ崩壊注意
モブ出てきます。
続き物。
ご本人様達とは無関係です。
全てフィクション。
トップの注意詳細は必ず読んでください。
それでは、お楽しみください。
青い空、澄んだ空気、鳥の声と波の音。
「ふぅー⋯」
幸せな吐息、と少しの罪悪感。
「やっちまったなぁ〜」
眩しい日差しを手で遮りながら砂浜を歩く、
そろそろ夏を感じる季節、まだ薄手だと少し物足りないが風が心地いい。
珍しくシンプルな腕時計をしているその腕を掲げ、時間を確認し「そろそろ戻るか」とゆっくりと宿へと足を進めた。
遠くで今日最後の船が音を鳴らしながら港へと到着している。
「…ドズさん、怒ってるかな〜」
俺は頬を指先でポリっと掻きながら、2週間前に自分も使ったその船を横目で見た。
そう、ぼんじゅうるは逃げ出したのだ。
社長のドズルやメンバーに一言も告げずに遠く離れたそこそこ大きな孤島へと逃げていた。
なかなか許して貰えないメンバー達から、こそこそと…
メンバーにバレないように上手い具合に動画を溜め録り、タスクを消化し、さよならしたのだ。
独身メンバーの家の合鍵は何かあった時の為に社長が管理している為、きっと乗り込んでくるであろう家の中にもメモを残した。
【さよなら、探すな、忘れろ、楽しかった、応援してる、ありがとう、PCの中に引退動画撮ったやつ入れてるから使って】
と淡々と書いたその紙をリビングのテーブルに置いて、携帯を重しに使って連絡手段も絶った。
ボストンバッグに数日分の衣類と、もしもの時の為のパスポートや通帳、財布を入れて、目的もなく知らない土地の人も全然いないここに来た。
家も1ヶ月後に解約することになっている、PCとメモと携帯のみ残してあとは全て処分している。
親にも「もう歳で疲れたし、ついていけない…足手まといになるのが嫌だから辞めたわ」と説明して何か聞かれても分からないって言っててと口裏を合わせた、が「あんたバカだね?辞めたって…どーせアンタが勝手にそうしてるだけでドズル君が許すわけないでしょーに、私は知らないからね?いい大人なんだからそっちのトラブルはそっちで解決しなさい」と呆れた声で通話を切られてしまった。
村には数件の家と年老いた夫婦が数組、その1組が山奥に放置された一軒家をリノベーションして一棟貸出しの宿経営をしている。売上なんかどうでも良くて若い人が少しでもこの島に興味を持ってくれたらと趣味でやっているらしく温かみがある。
農家や漁や畜産を細々と住人同士が助け合い行っていて、1日に片手で数えるだけの本数しか出ていない、都会と繋がる船で足りない物を補っていた。
そののんびりと、ゆっくりと流れる生活と時間がたまらなくて「あー来てよかった」と背伸びをした。
2週間前に突然来た得体も知れない俺を「若いもんが来たがァ!」と歓迎してくれて
尚且つ、村で話題になり、もてはやされた時は、俺が?若い?と爆笑してしまった、そりゃこの人達からしたらだいぶ…まだまだ若いが。
「ありゃ、ぼんさん今日は夕方から雨が降るでぇ!はよ帰りぃ〜!玄関先に野菜と果物さ置いてるが、食べなーね?」
「お菊さーん!ありがとう!」
遠くからオーイと腰の曲がった老婆がニコニコと声を掛けてきた。
宿を貸し出してくれた旦那の奥さんだ、あまりに安い宿泊料金にもっと出しますよと言った時「金は要らん、趣味だから」と頑なに余分なお金は受け取って貰えず、でも、しかし、とごねていると「それならば、たまに村の皆の困ってる事を一緒に手伝って欲しい」と提案されそれを飲んだ。
もう、ほぼ俺はここの住人みたいになっていて雑草取りや牛の世話や井戸端会議なんかにもちょこんと参加してまるで孫のように可愛がってもらっている。
そして、あれ食べろこれ持ってけと毎日余る程の食材を貢がれていてこれじゃ意味ないじゃん、俺の方が得しまくってんじゃねーかと吹き出さずにはいられなかった。
「あ、ほんとだ…」
お菊さんと別れてすぐ、遠くの空が黒くなりゴロゴロとひかり出した…
俺は早足で舗装された山道を歩き、丸太作りのログハウスへと避難した。
日が沈み、雨も降り出し、山奥なこともあり冷え込んできた。
慣れた手つきで暖炉に火をつける。
初めは何もかも分からずギャーギャー言って助けてもらったっけなぁ〜とパチパチと音を鳴らす炎を眺めた。
「人って慣れるもんだね…」
かなり広いこのログハウスは二階建てで、2階には部屋が5つと廊下の先には大きなテラスがある。
1階はL時のキッチンと1枚板の立派なテーブルと同じ木材で作られた暖かな椅子が6席、暖炉の前には大きなふかふかの黒いラグマット、10人程座れる巨大なソファーもあるのに狭さを感じない程の室内。
水も電気も通っていて何不自由なく暮らせる。
携帯もあの部屋に捨ててきたし、何の縛りもない。
最高すぎる、、はずなのに
「…」
少し寂しさもある。
あの慌ただしい空間も確かに好きだったのだ。
腕時計で時間を見ると19時40分をさしていた。
「ご飯作るか〜」
数日分、作り置きしたいし…と大きな鍋を取り出し頂いた野菜を乱切りにして入れ込む。
煮込んでいる間に採れたての卵を別で茹でる。
グリルで下処理をした魚を焼き、お米も同時に研ぎ炊飯器をセットした。
農家夫婦の親戚が、都会から送ってくるらしい大量の米を「食べきれん、兄ちゃん食べー!」と半分押し付けられるように10キロも貰ってしまった。
新鮮なレタスを手でちぎりボウルに盛り付ける、きゅうりと黄色と赤のパプリカを薄く切りその横に盛り付け、茹で上がった卵の殻を剥き半分に切ってそれも入れたらサラダの出来上がり。
煮込んでホロホロになった野菜の3分の2をザルですくい上げて、さらに半分は甘辛く牛肉と炒め、残りの半分はベーコンと塩コショウとソースと少しのニンニクとで軽く炒める。
完成したらそれぞれをタッパーに詰めて粗熱を取る。
それから冷凍庫へ入れればいつでもレンチンで食べれるってもんだ。
鍋の中に残った少しの野菜とそれぞれの出汁が出たそれを調味料で整えたら野菜ゴロゴロスープの出来上がり。
今日はスープとサラダと甘くてホクホクのご飯とパリパリふわふわに焼きあがったお魚…うん豪華だね。
「俺、もぉ〜ここに永住しよーかなー」
先住民からたくさんの知識を教えられる度に農家いいな、畜産いいな、魚釣り楽しいと心が踊る。
ピカッ…ゴロゴロ…
「…雷すごいなぁ、本当に明日から収まるのか?」
テレビはあるが付けない、ただでさえ電波が入りにくいここは雨の日は特に酷くなるから。
お菊さん曰く今日が1番酷い雨で数日はポツポツとした優しい雨が続くとの事だった…。
先輩達の知識は凄い、風の音やら匂いやらでわかるみたいで頭が上がらない。
「さてと、仕上げ仕上げ〜」
ルンルンと鼻歌を奏でながら、木製の器にスープを注ぎ、明日は1日ゆっくりしとこうと頬を緩ませた。
雨が止んだ、
お菊さんの言っていた通り数日は小雨が続き、5日目には晴天が広がっている。
旦那の辰次さんは「今日漁に出るが?くっか?」と誘ってきたが船酔いするから河釣りにしとくわと断った。
「ならいつもさ所に竿置いとくが、終わったら何時でもええから戻しとけ」と港へと姿を消した。
見送りだけしようかなと辰次さんが出るであろう時間に合わせて浜辺へと降り立った時、何やら騒がしかった。
1日数本出ている船の2回目、
船がゆっくりと港へ背中を向けて出港している。
それから降りてきたのであろう数人の人影が、村人達と何やら話し込んでいた。
「え…」
キラリと太陽と海の光で反射したその眩しい髪色に
俺の心臓は跳ね上がった。
「う…そ、なんで…」
顔は見えない、
でも、かなり遠くからでもわかるその髪色、金色ー⋯
隣にいるであろう桃色の巨体⋯
少し小さな深緑の髪、と並ぶ真っ白な髪ー⋯
やばい、と俺は後ずさる、
この距離なら気づかれていない、いまなら逃げれる。
急いでログハウスへ戻って荷物をまとめて、島を迂回しながら昼過ぎの船へと乗り込む…これで行こう
と、もう一歩ゆっくりと、後ずさった時
若い人が数人で来たことに嬉しくて仕方ないであろう村人達が「実はあなた達が来る前に1人で来た人がいてね、ほらあそこのログハウスに今住んでて…」とでも言いたげにこちらを指さしてきた。
そして、指さした先に居た俺に気づいたお菊さんが、
「あら、いたいた!ほら、あん人だ、ぼんさーーーん!新しい人が来たでぇ〜!」
と手を振ってきたのだ。
詰んだ。終わった。
お菊さんの声に反応するように俯いていたメンバーがバッとこっちを見たのが分かる。
俺は、
また逃げ出した。
背後で「ぼんさん!!!!!」と泣きそうな声が上がった。
「ぼんさん!!」
なんで、どうして、どうやって!?
パニックになる頭を無視して走る、遠く離れた後ろから、 心の奥にしまい込んでいた金髪の声が響く。
「逃げんなっ!!!」
普段、そうッスね〜と一緒に馬鹿騒ぎしていた男の声も響き、肩が震えた。
「なんで!?」
ドズルさんが、MENが、おんりーが、おらふくんが
「ここに居るだよ!」
バタバタと山道を走る音、
「ぼんさん!!」と後ろからドズルさんが叫び追いかけてくる。ほかのメンバーより体力も持久力もあるこの人からは逃げれない、早く家に帰って隠れなければと 息も絶え絶え、見えてきた ログハウスのドアを震える手で掴み開けようとした
が、
バンッ!!
と顔の横に伸びてきた手によって押し戻された。
「っ…」
後ろを向けない、
背後からは懐かしい香りと、汗と、ゼーハー言うドズルさんの声。
それに俺の息の上がった音も交わる。
「っ、はぁ、な、はぁ、なんで、逃げるんですか!!」
「な、んでは、こっちのセリフだ!」
なんでここがわかった、何故突き放してくれない!
「俺は、ドズル社を辞めたんだ!」
「っー!辞めてない!辞めさせないって言っただろ!」
なんでそんなに辞めたいんですか!と鼓膜を震わせる声に「俺はもう若くないし、皆みたいに輝けない、俺なんか居ない方が…」と続けて、ドアに添えてある手が勢いよく俺の顎を掴み後ろを向かされた。
顔を動かさられた事によって自然に身体もドズルさんへと向き「何すんだ!」と口を開けたら、熱い舌先が入り込んできた。
「っん!??」
額から落ちたドズルさんの汗が俺の頬にポタと滑り落ち、重なった唇へと流れ込む。
塩っぱさと熱とで目に涙が溜まる。
「っん!んん!!」
ドンッと鍛えられた胸板を拳で叩くも、掴まれた顎に力が入り、反対の手で体を引き寄せられる。
密着する体、唇、かーっと顔を更に染め恥ずかしさでついドズルさんの入り込んできた舌先を噛んでしまった。
んっ、と色っぽく唸った後に糸を引きながら離れ
「ぼんさん、僕…前に言いましたよね?それ以上言うと塞ぎますよって?」
と垂れた涎を親指で拭いペロリと舐めながら、ドズルさんは俺を強い眼差しで見てきた。
心臓が頭に響く程の音を奏で早くなる。
「な、に、やってんのあんた!」
こんなおっさんに…と腕で顔を隠しながら叫べば少し遅れてMEN達が「見つけた!」と駆け寄ってきた。
皆息を上げて泣きそうな顔で「ぼんさん…何してんすか」と悲喜混じる声で呟く。
「ばか!あほ!!」
おんりーが飛びついてきて泣きながらポカポカと叩いてくる。
いつもツンケンしているのに俺の為に泣いてるのかと考え、「ごめん」と謝ってしまった。
おらふくんも「あ”んな置ぎ手紙…死んだがど思ッだ!」とワンワン顔に似合わず男前に泣き、同じく抱きついてきて叩かれる。
先程までの勢いがみるみる消えてしまい、はぁーとため息を零す、
これもあんたの計画か?と男を見た。
「ドズさん…あんた、俺に負けず卑怯だよ…」
「はぁ…ふ、…何とでも言ってください、あんた繋ぎ止める為ならどんな手でも使いますよ?ね?めん」
「…ッス」
滴る汗を腕で拭いながら、ジトリとMENが睨んでくる。
ドズルさんはワンワン泣くおんりーとおらふくんを見て、ゆっくりと俺の目を射抜く、その顔はニヤリと笑っていて…
俺がこの年下の涙に弱い事も、ギャップに弱い事も、押しに弱い事も…見透かされていた。
(くそったれ…)
キスされた唇がジンジン熱を帯びて、心を満たしていく。
ここまで必要とされているとは思わなかった、
港でみんなを見た時、少し…嬉しさもあったがそれは決して顔に出さないし今後伝える事もない。
ここで数日暮らして、田舎暮しの夢が前より膨らんでしまったのもあるし、
また隙を見て逃げ出してやろーかねとこの凄腕社長の負けましたって顔が見たいと思ってしまったから…
けして、追いかけてきて欲しいとか、そう言うのでは…ない、けど…。
唇を指先で撫でて、少し考え込んでしまった。
はっとドズルさんを見ると、目を細めてふーん?と意味ありげな微笑みを向けられる。
(くっそ、、絶対逃げてやる…)
キッと睨んだが、
赤く染った今の俺の顔では、なんの効果もないであろう。
「はぁー、とりあえず、昼飯でも食う?」
そんでもってどーやってここだってわかったのか話そーじゃないの。
未だにグズグズと泣きながら、中々そこから離れない2人の背中をポンポンとあやし、睨みつけてくるMENに「ごめんって」とはにかんだ。
「俺は、ぜっってぇ許さんですからね…あんたの足の骨でも折って、二度とこんな事しようって思わんようにしましょうか?ん?」
「こ、こえーよ」
なんてサイコな冗談かましてんだよ、と笑うとMENが更に怖い顔で怒鳴ってきた。
「怖かったのはこっちだ!」
ボロっと大粒の涙が零れ、眉間に皺を寄せ、表情を変えずに叫ぶ。
「こっちが、どれだけ…どれだけ探して、この1ヶ月近く…どんな気持ちでいたか…ッ」
「…めん、」
謝ろうと名前を呼んだ、が、それに被せるように「許さないッ!」と腕で涙を拭う。
「…ぼんさん、めんは徹夜で何日もあなたの行方を探し回ってたんですよ」
「え!?」
小さく嗚咽を零しながら俯くその背中を、ドズルさんが優しく擦りながら困ったように話す。
「もちろん、同じくらいに僕達も血眼で探しましたよ?あなたの実家にも行きましたし?色んなツテを使って…ふふ、長くなるんで、中入ってもいいですか?」
一瞬出た黒い表情をスっと隠し、人当たりのいい笑顔を貼り付けたドズルさんが「安心したら、お腹も空いたな〜、ね?おんりー、おらふくん?ぼんさんの手作りご飯食べたいよねー?」と2人に話しかけた。
おんりーは抱きついた手を強めて「食べたい…」とボソリと呟き、おらふくんは鼻水でぐちゃぐちゃな顔を上げて「ぼんさんのご飯食べたい!!」とニパッと笑った。
「何を期待してるのか分からなんけど…そこそこ美味しいからね?俺の手料理…」
ドズルさんのニヤニヤした顔で何やら俺が失敗するのを楽しんでるなと感じ、ココ最近の俺の献立を思い出して「言っとくけど、魚も捌けるからね?」と話せば、うそだろ!?とおんりーが顔を上げ、真っ赤に充血した目で見つめてきた。
やばい、ハードル上げすぎたか?と別の意味で期待されたかもと頬を引き攣らせた、が…遅く、未だにプリプリと怒るMEN以外、瞳を輝かせて俺を見つめていた。
ボッーーー!
遠くから俺が乗るはずだった船の汽笛が響いて、出港を知らせている…。
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あら?最高すぎて1タップの♡が100超えに…それはそうと私のお気に入り探知でもされたのですか?1でさえ何度も読み返しているのに。2ですって?2…ツーーーー!!!?あああああありがとうございます〜!!😭😭上昇気流のジェットコースターが正に……ん、さっき頂上付近で向こうのジェットコースターに誰か居た様な…?気の所為ですかねっ?怖いほどに追いかけられるbnさん可愛いィィィィギィィィイッッッッ💘