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出逢った頃からずっと、膣壁に刻んだ契約印に僕の魔力を馴染ませる行為を毎日続けてきたせいか、ルスの体はすっかり快楽に堕ちやすくなっているのか、自らシーツに擦り付けている淫部からクチュクチュといやらしい音が聞こえてきた。当初、僕は『ルスを堕とす』事を念頭に置いていたが、まさかこんな形で成功するとは。今までの憑依対象者みたいな不幸のどん底に——ではないが…… うん、まぁ悪くない。

「んくっ、ふっ、んんーっ」

敷布や穿いている衣類に、すっかり勃起した肉芽が擦れて気持ちよさそうだ。僕の手を掴む手には力が入り、規則的に腰を動かす姿はちょっと騎乗位にも似ている。

「気持ちいいんだ?」

獣耳の近くまで顔を寄せ、息を吹き掛けながら囁く。するとルスの体は容易く跳ね、「ひぅっ!」と大きな声をあげて背中を仰け反らせた。


「まさか、イッた?イッちゃったのか?…… えっちだねぇ」


意地悪い声色でそう言うと、ルスが僕の胸の中にぽすんっと頭を預けてきた。肩で何度も呼吸を繰り返し、びくびくと小さく体を振るわせている。

間違いなく達しはした。だがまだ全然満たされてはいないのか、またすぐにルスの腰がもじもじと動き出す。ナカを散々指で刺激され慣れている彼女の体では、クリイキ程度じゃ到底満足は出来ないのだろう。


「こんなんじゃ全然足りないよね。もっと沢山、刺激が欲しいよな?」


僕の問いに対し、頬を赤く染めたルスがゆっくりと、でも素直に頷き返した。

「…… いつもの、しゅるの?」

先への期待で蕩けつつ涙で潤む瞳と、舌足らずになっている話し方がめちゃくちゃ可愛い。そんなルスに僕は、「違うよ。今日は、もっとスゴイ事をしてあげる」と囁き掛けた。

「…… しゅごい、の?」と呟きながら首を傾げるとか、ルスは僕を殺す気か?契約が完了している今では共倒れするだけだから止めておけ。


(嫁のえっちな期待には、応えねば)


新参者とはいえ、今の僕はルスの夫だ。夫らしく、まずはたっぷり愛撫でも…… と思ったが、ルスが手を離してくれない。はぁはぁと雑な息をしながら、また肉芽を自分で布に擦る事で得られる微弱な刺激に縋っている。可愛いが、エロくて最高だが、妙に悔しい。

僕が気持ち良くしてやらないとと思い、服の中にある影を存分に利用してやる事にした。手でやるように、服の内側にある影を使ってルスの柔肌を撫であげていく。腹も、背も肩も、見事なまでに真っ平な胸も同時に優しく撫でてやると、ルスが目頭に涙を溜めながら淫猥な声で喘ぎ出した。

「んん、あぁぁぁっ、ンフッ…… ひゃんっ!」

その姿だけ見ていると、まるで服の中に無数の触手が這い回っているみたいになっている。何処を触ろうが気持ち良さそうに身を捩り、真っ白な肌の上を汗が伝い落ちた。

「かぁーわぃ」

ニタリと笑い、ルスの唇に口付けをすると、彼女の方から貪る様に舌を絡めてくれた。『こんなの恥ずかしい』とか、そんな感情はとうの昔に捨ててしまっているっぽい。

互いの舌が激しく絡み合い、甘い唾液が口内に溢れてくる。もっともっとルスを気持ちよくしてやりたいと、その思いを体現するみたいに舌をいじって長く伸ばし、歯茎や口蓋を丹念に舐めてやった。それだけじゃ飽き足らずに舌を更に奥へ押し込むと、まるでフェラでもしているみたいにルスが顔を顰める。

「ふ、ぐっ、んっ!」

唾液を口の端からこぼすくらいに苦しそうなのに、びくびくと体を震わせている姿は何故か気持ち良さそうにも見える。『ならば』と僕が己の舌を太くさせ、本当にフェラをしているに等しい状態にして口内へ出入りさせると、何度も肩を跳ねさせながらまた、ルスが軽く達してくれた。媚薬でも煽ったみたいな反応だが、きっとこれは、ただ彼女の気持ちが吹っ切れているせいだろう。『仮初の間柄だし』と割り切っていた関係性が今は変わり、『僕らは本当の夫婦になろう』と決めた事で、彼女の中で心境の変化が起こり、より一層快楽に身を委ねやすくなってしまったに違いない。


(まさか、“夫婦”というワードに媚薬効果があるとはなぁ)


驚きしかないが、正直嬉しい。だからか、僕の体も素直に反応してしまい、完全に勃起した下腹部は痛いくらいに硬さと熱を持ち、まだかまだかと刺激を求めてイライラしている。

そんな気持ちをぶつけるみたいに僕は、ルスの胸を次のターゲットにすると決めた。都合良く、彼女の胸先は重度の陥没乳首である。しかも胸先を彩る周囲の色付きの範囲がかなり狭い為、ルスの胸は普段の状態だと、驚くほどまっさらな状態だ。口で吸うか、指で引っ張り出そうと思えば出来ない事はないだろう。だけど僕にはその必要は無いのだ。

胸先を包む闇を活用し、ひっそりと隠れ続け、刺激に全く慣れていない乳嘴をぎゅぎゅっと摘む。すると予想通りルスは体を跳ねさせ、後ろに倒れそうになったせいで、彼女の口からは舌が抜けてしまった。


「——ひゃ!んっ!にゃ、な、にゃに?…… ふへ?」


指先でくにくにっと優しくつつくみたいにしてやると、ルスが驚きに目を見開く。触れられている感触を胸先に、上半身全てに感じるのに、僕と両手を握り合ったままだからか、何が起きているのかわからず混乱しているみたいだ。

「どうしたー?」

意地の悪い声で訊くと、「にゃんか、へ、変にゃ、んんっー!」と喘ぎ混じりにルスが言う。

「何にも変じゃないぞー。ルスが大好きな、手品みたいなもんだよ」


(あぁ…… 楽しい、楽しい楽しい楽しい!)


弄っているからか、胸先は段々硬さを持ち始めているのに、恥ずかしがるみたいに肌の下で隠れたままだ。それなのに、ふにゅふにゅくりくりと揉まれる感触があり、そのうえ逃げられないとなると驚くのも無理はないだろう。

二の腕や背中、へその下辺りを撫でる行為に加え、僕は次の標的を膣内に定めた。医療用の器具で無理に開かせでもしない限り、常に真っ暗なルスのナカに意識をやる。二度も達したソコは愛液でぐちゃぐちゃで、潤滑液を他から持ってくる必要なんか全然無い程だ。

物欲しそうにヒクついている淫道をゆるりと弄ってやる。胸と同じく、触れられてもいないのに何かが動いた感覚に驚き、ルスが身悶えた。犬みたいにだらしなく舌を突き出し、言葉にならぬ叫びをあげる。存在感のある肉芽も同時に擦ってやりつつ、淫道と子宮口までもを闇を操って撫で続け、僕は彼女に歓楽を無理矢理与えた。

ルスはもう何も考えられず、気持ち良過ぎて死にそうな顔になっている。ナカも外も攻めに攻められて有らぬ姿になっているが、可愛くってしょうがない。これでもかってくらいに情けなくって、唾液と涙で顔はぐちゃぐちゃで、ひどくだらしないのに可愛いだなんてとんでもない生き物だ、ルスは。

執拗に攻めているせいか、歓喜に満ちて甘いというより、ルスはもう悲鳴に近い声をあげている。いつものように防音魔法を部屋に掛けているから問題はないが、何もしない状態だったら確実に隣室で眠るリアンが起きて来ただろう。


手を離してやると、案の定、直様ルスの体がベッドに崩れ落ちた。うつ伏せになり、薄っぺらい尻だけを軽くあげ、冷めぬ情炎に全身を燃やされている。ふさふさとした大きな尻尾を背の方へやって腰をくねらせている姿がかなり色っぽい。

そんなルスの頭の近くで膝立ちの状態になり、穿いている寝衣のズボンと下着を下ろす。すると、ずっと窮屈な布地の中に隠れていた屹立がぶるんっと猛々しい姿を彼女の眼前に晒した。勃ち過ぎて腹にまでつきそうになっている切先からダラダラと蜜が溢れ出している。物欲しそうにびくびくとも震えてもいて、いやらしい匂いまで立ち込めていた。


「ルスが可愛過ぎて、めちゃくちゃ硬くなってるよ…… ヤバイな」


己の状態を把握はしていたが、実際に目にすると流石に恥ずかしい。こんな箇所を憑依対象者の前に晒すのだって初めての…… いや、生まれてから一度たりとも経験の無いことで、恥ずかしい気持ちよりも興奮の方が上回っていきそうだ。

「…… ぁ」

クンクンッと匂いを嗅ぎつつ、ルスが僕の陰部に顔を近づけてくる。フェンリルの獣人っぽい容姿をしている彼女がそんな仕草をすると妙に似合っていて、魅入ってしまう。

雄の濃い匂いに惹かれる雌みたいに屹立へ顔を寄せ、ルスが頬擦りを始めた。瞳孔がハートマークにでもなっていそうなくらい発情しているのか、すべすべの頬で何度も擦ってくる。

「本能なのかな、物欲しそうだね」

ルスの顎を軽く持ち上げ、鼻先に切先を押し当てた。蜜で濡れる赤黒い屹立と彼女の白い肌との対比を前にし、うっとりとした瞳をルスに向ける。

雑な呼吸を繰り返し、彼女の方から口を開けて竿部分を舌で舐めてくる。下手くそでぎこちない仕草が返って気持ちいい。

「…… お願いしてもいないのに自分から舐めるなんて、びっくりだな」

自分の快楽を追う事で頭がいっぱいになり、ルスへの愛撫が疎かになっていく。闇を使ってあちこち触れてやりたいのに、屹立にルスの熱い吐息が当たり、唾液や先走りの蜜で濡れる舌先で必死に舐めてくれるルスに全てを奪われていく。

恍惚とした視線を彼女の痴態に向けていると、全身から一気に刺激が消えて物足りないルスが、もじもじと細い脚を擦り合わせ出した。

「触って欲しそうだねぇ。ルスも、ナカを弄って欲しいのかな?」

「…… う、ぅん」

劣情で頭の中がいっぱいになっているルスが素直に認める。すっかり調教済みの雌犬みたいで、僕の背中がゾクゾクッと歓喜に震えた。


「ねぇ、コレ…… ナカに挿れてみたくないか?」


腰を軽く前に突き出し、屹立でルスの顔を押す。すると彼女は愛らしい瞳を大きく開けたが、『嫌だ』とは言わなかった事から、興味はあるのだと僕は判断した。

大きな尻尾のあるルスでは正常位は難しそうだ。丁度彼女は四つん這い容態に近い状態なので、僕はすかさず彼女の後方を陣取った。 太腿がほぼ丸出しなショートパンツを穿いてはいるが、秘部のラインがハッキリ見て取れる。何度も達したからか布地は濡れているし、僕を誘うみたいにいやらしい匂いまで立ち込めていた。

ショートパンツとショーツを大きくずらしてルスの秘部を空気に晒す。和毛の無いまっさらなソコは次々と溢れ出てくる愛液で濡れてはいるものの、秘裂はきっちりと閉じられている。なのに大きな肉芽だけが愛らしく実っている様子はかなり卑猥だ。

指先で秘裂を開かせ、綺麗な色をした蜜口を眼前に晒す。するとソコは物欲しそうにひくついていて、早く挿れてと急かしているみたいだった。

硬く、快楽を欲して反り返っている屹立をルスの蜜口に押し当てる。どっちもぐちょぐちょに濡れているせいで、少し擦り上げただけでもそのままずるっとナカに入ってしまいそうだ。

「ね、ねぇ…… 僕のコレ、ルスのナカに挿れてもいい?僕達は、本当の夫婦になったんだって、体感してもいいか?」

早く挿れてしまいたくって、焦り過ぎて、つい必死に懇願するみたいな声になってしまう。


「…… な、馴染ませる、ため?」


何の話だ?と一瞬悩んでしまったが、契約印への魔力定着の話だとすぐに思い出す。もう自分の中ではすっかり終わった事だったし、興奮し過ぎて頭からぶっ飛んでいた。

「あ、いいや、そういった義務的行為じゃなくって——」とまで僕は言い、ルスの伏せがちになっている獣耳に顔を近づける。


「『夫婦の営み』ってやつだよ」


そう言いながら、彼女の濡れそぼった秘裂を屹立で擦りあげる。柔い肌は気持ちよく、ふわふわとぬるぬるとか混じり合って心地いい。

口元を戦慄かせながらルスが腕の上に顔を伏せた。下半身だけをこちらへ突き出し、こんなの完全に『早く』とせがんでいるかの様だ。

「了承したと受け取っていいのかな?」

熱っぽい声で問い掛けると、彼女が微かに頷いた。僕でなければ見逃していたかもしれないくらい、些細な頷きだ。


「ありがとう、ルス。…… 僕も初めてだけど、頑張ってみるね」


「——え?」と少し驚いた声がルスの方から聞こえた気がしたが、僕は構う事なく屹立の切先で秘裂を開き、ルスの蜜口を経由して狭い膣壁を掻き分けていく。奥へ奥へと進むたびにルスが体を震わせ、情けない声で何度も喘いだ。

「うっ、…… せまっ、や、コレ、ちょっ…… んっ」

ヒトの事をどうこう言えないくらい、僕まで変な声が口から出てしまう。お互いの体格差のせいもあってかめちゃくちゃ狭く、案の定どんなに押し込んでも、最奥まで挿れても、僕の全ては入り切らなかった。


(…… ルスにサイズを合わせるべきか?んでも、体格に見合わない大きさにするのは男として嫌だしなぁ)


少しの間はまず馴染ませようと、ナカに挿れたままじっとしているだけでも額から汗がぼたぼたと落ち、ルスのお尻や背中に落ちていく。サイズの事は後で考えようと決め、まずは目の前にある快楽を堪能する事にした。

軽く抜き、奥にまで挿れて、また少し抜いては挿れてとをゆっくり繰り返し、硬い屹立で膣壁を擦りあげる。最初から激しくすると持ちが悪くなるし、ルスに負荷がかかるだろうからまずは様子を見ながらだ。

「うっ!ングッ、あぁぁぁっ、ふぁっ」

僕が少し動くたびに甘い声でルスが鳴く。可愛い声で、僕の方が耳から犯されているみたいな気分になってくる。苦しそうなのに、何処か欲しがってくれている様な色を持つその声が、普段のちょっと抜けた所のあるルスから出ているとは驚きだ。

彼女の蕩け切った声を快楽の糧にし、腰を穿ち続ける。間違いなくルスは処女だったが、痛そうな様子はまるで無く、ナカだけでも充分過ぎる程感じているみたいだ。魔力を馴染ませようと毎夜膣壁を弄り続けた甲斐があった。別に、事前に開発しておこうという意図があった訳ではなかったのだが、ナカに契約印を刻んだ過去の自分を褒めてやりたい。


(こういう時って、確かもっとあちこち触ってやるべき、なんだよな?)


昔、ハーレム作りに燃えていた奴に取り憑いた事があった為、知識だけ・・なら豊富にあるのに、いざ自分が実践するとなると頭が働かない。僕の場合は影や闇を使えば良い、服は着せたままだからいくらでもと、わかってはいるのに目の前の快楽ばかりを追ってしまって全然気の利いた行動が出来ない。『初めて』ってやつの弊害か。今までの少年体では性欲が無く、夜伽経験も無しに歳ばかりを無駄に重ねてきた事を一瞬悔やんだが、『ルスの為に清いままでいたのだ』と思うと胸の奥が一気に熱くなった。

理性が焼き切れ、獣みたいに体を貪りあう。切先から滲み出る蜜液とルスの愛液のせいで、動くたびに水音が部屋に響き、肌と肌とがぶつかる音に重なる。ふわふわとしたルスの尻尾は汗で悲惨な状態だが、そんな彼女の姿すらも愛おしく感じ、僕は必死にその小さな体を貪っていく。緩やかな動きだった最初とは違い、強く快楽を欲しているせいか、ルスは息も絶え絶えの状態だ。もう甘い声すらも出ず、掠れた音がもれ出ているだけになっている。

力無く体をぐったりとさせ、されるがまま、ルスの虚な瞳は何処を見ているのかもわからない。だが、情欲に溺れている事は間違いなく、顔は淫楽に染まり切っていた。

膣壁をキュンキュンとヒクつかせて僕の屹立を果てへと導こうとしてくる。一緒に、一緒にと急かすみたいに何度も強く締め付けてくる駄々っ子な蜜路のせいで、僕ももうイキそうだ。

「き、気持ちっ…… 」

我慢出来ずにそう呟くと、ルスの締め付けがより強くなった。そして嬉しそうに一瞬だけ微笑んだが、またすぐに顔を崩して快楽に溺れだす。背中を仰け反らせ、腰を自分からも動かし、最果てを求める彼女の貪欲さが僕の体をも昂らせていく。

「も、無理っ、い、い、イクッ」

「ングッ、あ、あぁぁぁ!」

ほぼ同時に声をあげた瞬間、目の前で火花が散った気がした。最奥に無理矢理ねじ込み、子宮口に切先でキスをしながら何度も何度も吐精を繰り返す。体の造り方を間違えたのか、とんでもない量が出てしまい、ルスのナカからボタボタと溢れ出てきた。

痙攣を繰り返す狭路からずるりと屹立を抜くと、どろっと大量の白濁液が流れ落ちて上気しているルスの肌とシーツを汚した。びくびくと微かに体を震わせているが、意識が飛んでいるのか、ルスはシーツの上に寝そべっている。放心状態にも見える顔は涙と涎でぐちゃぐちゃで醜く、見るに耐えない程酷いのに、やっぱり可愛いと思ってしまう。愛おしい、そう感じた瞬間また、一度は満足したはずのモノが硬さを持ち、僕はゴクリと喉を鳴らした。


「ね、ねぇ…… もう一回、とか…… 無理かな」


ルスの体は無尽蔵な魔力のせいで常に体力を回復し続けているし、レアンがくれたルス用の小さな結婚指輪には体を常時最適な状態に維持し続ける魔法が付与されている。老いもせず、病気で死ぬ事もなくなるというなかなかに高度な付与魔法だ。心臓か脳を一撃のうちに破壊でもしない限り、ルスはずっと永遠にこのままの姿で生き続けるという呪いにも近い魔法である。だが、そんな魔法を持ってしても、今のルスのダメージは如何ともし難いみたいだ。


「…… も、もう、一回?あんな、しゅごいの、しゅる、にょ?」


恥ずかしさから恥部を隠そうと手や脚を動かしてはいるが、ガクガクと震えるばかりで上手く動かせていない。どうやら精神的なモノが邪魔をして、全然回復出来ていないみたいだ。

「…… もっとスゴイ事してあげる。僕らは夫婦だしね」

そう言って頬に軽くキスをすると、ルスが「ひゃっ」と声をあげたが、声量はやたらと小さい。そして顔は困惑と期待とが入り混じった微妙な表情をしている。

「寝バックって体勢でだったら、お疲れのルスでも大丈夫だよ」

合意を待たずに横向きになっているルスの体をうつ伏せにさせる。そして僕は、しおしおになっている大きな尻尾を背中に方へ避けさせ、彼女の細い脚の上に跨った。


「今度はちゃんと、他も愛撫しつつ愛してあげる」


その一言と共に再び交合を開始すると、悲鳴とも嬌声ともつかない声がルスからまたあがった。彼女との契約により生まれた良心は多少痛むが、元来持ち合わせている加虐心は満たされていく。

彼女から逃げたりせず、“本当の夫婦”として歩んでいく事を選んで、本当に、本当に良かった…… 。




大口からヨダレを垂らしながらぐっすり眠っているルスの隣に座り、僕はくすっと微笑んだ。さっきまで二人揃って激しく、『交尾』と言った方がいいだろってくらいの交合をしていたとは思えない穏やかな時間だ。辛い過去を、“悪夢”という形で反芻する事もなく、深く深く眠っているみたいでとても嬉しい。

この先きっと彼女は、僕と相思相愛の間柄になるはずだ。まずはお互い体から、ではあるが、驚く程に相性もいいし。…… レアンが『君の“好き”を集めて創った』と言っていた者と同一の魂体なだけある。

将来的な僕を含め、彼女の事を『好きだ』と思っている者達ばかりに囲まれて、この先のルスは幸せな日々を送っていく事になるに違いない。


ルスをこの世界へ連れ戻す為に使用された絵本の最後にはきっと、こう書かれていたんじゃないだろうか。


『少女は、いつまでもいつまでも・・・・・、幸せに暮らしましたとさ。——おしまい』と。



【エピローグ・完結】

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