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ひーくん最低👎 本当に2人が大切ならばしょっぴーの事を断るのも大切‼️けどしょっぴーの気持ちも分からないわけではないから複雑😢しょっぴーを守ってしょっぴーだけを愛してくれる人がきっといるから‼️
私、強火めめ🖤推しのいわふか担なんだけど、しょっぴー💙辛いよねー😱
えぇーーーん😭つらいよぉーーー つらいよぉーーー ひーくんの気持ちはわからなくないけど だめよ😭 いわなべ…
照とふっかは理想のカップルだ。
ファンだってみんなそう言っている。
どうしていつもいつも俺は自分の気持ちに気づくのが遅れるんだろう。
照に何度拒絶されても、受け入れられない間は自分を保つことができた。
それでも、あの雨の夜に、一度願いが叶ってしまってから、俺はずるずると照に縋っていた。
縋ることに虚しさを感じて、一度通うのをやめても、しばらくするとまた照に会いたくなって家に行ってしまう。
俺が頑なに連絡をしなかったのは、ふっかとの予定を聞きたくなかったから。
ふっかと鉢合わせをしたくはないけど、ふっかと照が会う予定を聞くのも嫌だった。もちろん、ふっかから照を奪うなんていうタフさも初めから持ち合わせていなかった。
この間、たまたま照が家にいないタイミングで、家に行ったのをふっかに見られてしまった。
ふっかは俺たちのことに気づいただろうか?
どうか、何も気づいていませんように。
俺は自分のしていることの先行きの無さをその時初めてちゃんと自覚した。
こんな秘密の関係なんて、いつ一方的に清算されても仕方がないのに、身体が繋がっただけで、何だか心まで繋がった気がした俺は夢見がちな少女と同じだ。
表面上は何でもないふりをして、仕事をこなしていた努力も、全部全部馬鹿らしい。
照を奪えるなんて夢みたいなことを信じていたわけじゃない。
ふっかを傷つけたいと思ったわけでももちろんない。
ただ。
ただ俺はどうしても、ほんの一瞬でも俺のことを見てほしかっただけなんだ。
ほんの少しでもこの気持ちに報いてほしかった。
初めて照の方から呼び出されて来た最後の夜。
俺は、ドアの前で大きく深呼吸をした。
絶対に泣かないと心に決めて。
俺は俺の馬鹿みたいな恋を終わらせに来た。
最後の愛を込めて、照の望みどおりに。
おわり。