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36 - 「オフだから」💛💜

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2025年04月20日

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やっと取れた久しぶりの休み。

連日の撮影とライブの疲れを引きずりながらも、ようやく迎えた貴重なオフに、密かにワクワクしていた。


「やっと明日からオフだ」

「うん……俺寝るね」


そう言って、ふっかがベッドに潜り込んだ。


「いやいや、せっかくの休みなんだからさ……こう、ちょっと…」

「ちょっとって何を……?」


毛布の中からぼそっとした声が返ってくる。

俺は布団の中に潜り込んで、ふっかの背中にぴたりとくっついた。


「久しぶりに、さ」

「はぁ?俺は寝るってば」


ふっかは面倒くさそうに身を捩るが、その動きが余計に期待を煽られる。


「でもさ、最近ずっと忙しくて、こういうの、全然できなかったじゃん?」

「だからこそ今日は寝たいの!」


毛布の中で押し問答が続く。

ふっかは俺の腕を押し退けようとするが、ふっかの力で動かせるはずもなく。


「ちょ、照……重い、暑い……!」

「ふっか、お願い」

「だからやめろって……」


ふっかは必死に抵抗するも、俺の執拗なスキンシップに次第に力が抜けてくる。

ふっかが半ば諦めたように息を吐いた。


「……俺が寝るまでなら、ちょっとくらいならいいけど……」

「え、マジ?」

「……でも俺が寝たらそこで終わりな」


そう釘を刺されたものの、手つきはすでにどんどん大胆になっていて——。


「……ふっか、全然寝る気ないじゃん」

「お前が邪魔してんだろ……っ」


こうして、久しぶりの休みは、少し(いや、かなり)思い通りになった——。

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