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#狂愛
柏木さくら
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臣桜
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90
「何言ってんだよ。 そんなことしてるわけないじゃん!」
陸斗がわかりやすく動揺してるのが、すぐにわかった。
「じゃあなぜ、私を抱かなくなったの?」
「それは…お腹に赤ちゃんもいるし、今がいちばん大事な時だと…」
「そんなの気にするタイプじゃないじゃん、陸斗って! 女ができたからでしょ!? もしかして私と結婚したのも、お父さんのクリニックを乗っ取りたかったから。そうじゃないの?」
どうしよう…言い出したら止まらなくなった。
「瀬里香、 どうしたんだよ」
(そうか…瀬里香には、ここのところ エッチしてやってなかったからな。いくら妊娠してるとは言え 女盛りなんだから、そりゃ 欲求不満にもなるわな)
陸斗は、私のブラウスのボタンをはずし出した。
「やだ、やめてよ。私が言ったから、なんだか仕方なくするみたいに……んっ、ん…」
陸斗の唇が 私の唇を塞いだ。
「違うよ。瀬里香を欲しくなっただけだよ」
目の前の、この端正な顔立ちを見ると やっぱり 私…
久しぶりに 陸斗に抱かれた。
正直、ずっと求めていた。
私は、何に苛立ったんだろう。
抱いてくれなかったから?
冷たく感じたから?
拒みながら、強く求めてしまう矛盾。
いちばん近い存在なのに、陸斗がどこかへ行ってしまいそうで 怖い。
どこにも行かせない。
誰にも 渡さない。
陸斗は、私のダンナさんなんだから。
激しく絡み合い 果てた後、私達はそのまま 心地良い眠りについていた。
コメント
1件
うわぁ……このエピソード、すごく重くて苦しくて、でも目が離せなかったです。 瀬里香の「拒みながらも求めてしまう矛盾」、すごくリアルで胸が締め付けられました。 陸斗のわかりやすい動揺と、最後の「欲しくなっただけ」って言葉の温度差が、逆に怖くて。 妊娠中の不安定な時期の心理描写が丁寧で、すごく引き込まれました…!🌙