テラーノベル
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星の家結婚相談所は、街はずれの静かな洋館を改装した落ち着いた店だった。所長の高橋麗子は、40代半ばの品のある美女で、穏やかな笑顔と的確なアドバイスに定評があった。その日、相談所を訪れたのは25歳のOL、佐藤美咲だった。仕事一筋で恋愛経験が少なく、そろそろ本気で結婚を考えたいと予約を入れていた。麗子は優しく迎え入れ、個室のソファに座らせた。
「美咲さん、まずはこちらのお茶をどうぞ。心を落ち着けてお話ししましょう。このお茶、リラックス効果もあって、これもうちの商品なんですよ」
「そうなんですね。いただきます」
美咲は礼を言って湯飲みを口に運んだ。ほのかに甘い香りがした。相談を進めていくうちに、頭が重くなり、視界がぼやけてきた。麗子の声が遠くに聞こえる。
「……理想の……お相手……」
意識が暗闇に落ちた。
目が覚めたとき、美咲は旅館の和室の布団の上にいた。体がだるく、思考がまだ霧の中にいるようにぼんやりしている。
「美咲さん、目を覚ましましたか?」
隣に麗子がいた。
「ここ……旅館……?」
「ええ。相談所で、あなたの理想のお相手が見つかりましたのよ。今は二人で、この旅館に来ているんです。初めてのデート旅行ですわ」
美咲は一瞬違和感を覚えかけたが、薬の効果で判断力が鈍っていた。麗子がここにいることがなぜか自然に思えてしまい、不思議には感じず、その穏やかな声に、美咲はぼんやりと納得した。
そうだった……理想の男性と……。部屋の中央に、完璧な男性が座っていた。黒髪で端正な顔立ち、逞しい体躯。スーツを脱ぎ捨て、裸で微笑んでいる。彼は美咲に優しく手を伸ばした。
「美咲……ずっと君を待っていたよ」
そんな声が聞こえた気がした。薬のせいで、美咲の目にはその姿が本物の理想の男性に完璧に見えていた。しかし実際は、精巧に作られた男性型マネキンだった。肌の質感は本物に近く、関節は滑らかに動き、股間部には大型の電動ディルドが装着されている。麗子が耳元で優しく囁いた。
「さあ、勇気を出して。彼はあなたのためだけのお相手です」
美咲は体を預けた。唇を重ね、肌に触れる。少し硬い感触も、薬の影響で気にならない。麗子が後ろから服を脱がせ、美咲を四つん這いに導いた。マネキンのディルドには、強力な感度増幅剤と、最初に美咲が飲まされた判断力低下薬の効果を徐々に打ち消す中和剤が塗られていた。
「ん……あっ……」
麗子がマネキンの背後から腰を押し、位置を調整する。電動ディルドがゆっくりと美咲の中に入り、振動を始めながら奥まで沈んだ。
「ああ……気持ちいい……」
美咲は夢見心地で腰を振り始めた。背後の「彼」が自分を激しく求めているように感じ、快楽に溺れていく。麗子は微笑みながら、美咲の腰を支えて動きを助けていた。
行為が最も激しくなった頃、麗子はそっと立ち上がり、部屋の奥の壁に手を伸ばした。隠しスイッチを操作すると、和室の床の一部が静かに動き、布団ごと美咲とマネキンが乗ったフロアが下降を始めた。大広間へと繋がる隠しエレベーターになっていたのだ。それがどこにつながっているかというと……(続く)
#衝撃のラスト
山根利広
300
Hey様
48
#遊園地
えるなす
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コメント
3件
みぅ🤍🥀です。第8話、一気にダークな展開でゾッとしちゃった…。最初はほんわかした結婚相談所の雰囲気だったのに、薬で意識を奪われて、気づいたらマネキンと…って展開が怖すぎるよ。でも、美咲の意識がぼんやりしてる中で快楽に溺れていく描写が、妙に生々しくて引き込まれた。麗子の優しい笑顔の裏の計画、まだ続くみたいだから次も気になるな…。