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もう「推しの実在…ッ!」で全部持ってかれた😭💕 一人暮らしのアラサー男がぬいぐるみ買うのにグダグダ悩むの、めちゃくちゃわかるし、ゆっちゃんの「好きなんだろ?」が優しすぎる…! 懸垂が捗るの、推しパワーすごい。かごとクッション買う展開も含めて、幸せオーラがにじみ出てる回でした🌟
この前Misskeyを勧めてくれたゆっちゃんに、ご飯に誘われた。近況を話し合い、そして聞かれる。
「Misskeyの居心地はどう?」
「にゃんぷっぷーが実在しないことに日々苦しんでいる」
「どういうことなの」
「にゃんぷっぷーが……かわいすぎて……なんで実在しないんだろうって……」
なんで、自分のそばでニャプニャププニャプニャしてる黄色いもちもちがいないんだろうって……。
ゆっちゃんは、若干引き気味だったが、うなずいた。
「そ、そっかあ」
「俺さあ、よりたくさんのにゃんぷっぷーを求めて、にじみすにもFedibirdにも垢作っちゃった」
にゃんぷっぷー絵文字はioにたくさんあるが、ioにいないにゃんぷっぷーも多数いる。黄色いスライムみたいなにゃんぷっぷー、手足が短くて座るとスライムみたいに見えるだけのにゃんぷっぷー、どれもかわいい……。
「そ、そう……まあ、楽しんでるのはわかった」
ゆっちゃんは、お冷を煽った。俺はMisskeyでの過ごし方を話した。
「ioではさ、にゃんぷっぷー絵師さんとにゃんぷっぷーMFM作者さんとにゃんぷっぷーSS作者さんをフォローしまくってる。にゃんぷっぷーチャンネルはこの世に舞い降りたオアシス」
「はは、よかったねえ。非実在はどうしょうもないけど」
「それがさあ、方法はなくもない」
「どういうことなの」
ゆっちゃんは瞠目した。
「あのさ、にゃんぷっぷーぬいぐるみ作ってる人意外といて、BOOTHとかAmazonで売ってくれてるんだ」
「あー、そういうこと」
「でも、最初の一歩が踏み出せなくて」
「なんで? 高いの?」
いや、全然高くなんかない。気にしてるのは別のこと。
「いや、ハンドメイドとしては超妥当。いやね、一人暮らしのアラサー男んちにぬいぐるみがあるの、キモくない?」
「そう?」
「だってさあ、俺んち、筋トレ用具と本たくさんしかないんだもん。そこにさ、にゃんぷっぷーぬいぐるみがさ、いたらさ、俺どう思われるかなってさ……」
俺は身長185cm、趣味はWeb小説のスコップと筋トレ。そんな男の家に、ぬいぐるみなんていたら、どう思われるだろう?
友達は、あっさり言った。
「一人暮らしなんだし、好きにしたらいいじゃん」
「でも、俺一応婚活考えてるし、女の子家にあげることもあるかもだし……」
「うーん」
友達は唸った。
「でもさあ、おっくんは、さ。見た目ムキムキだけど、インドアだし割と繊細じゃん」
「何、いきなり」
確かに、トレーニーなんて家トレとジムトレの往復のインドアだけどさ。
「タフっぽい男に見られるけど、性格は繊細だし、かわいいものも好きな人だよねってこと」
「それは……そうだけど」
豪放かつ狡猾な父親とうまくやれなかったのは、俺にそういうところがあるからだけど。
ゆっちゃんは言った。
「結婚考えるような相手にはさ、そういうことも理解してもらわないとうまく行かないと思うよ?」
「それは……そう」
#幽霊
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俺は、渋々うなずいた。友達は笑った。
「尖った性癖のエロフィギュアとかならまだしも、かわいいぬいぐるみくらい、かわいいもんじゃん。置いちゃいなよ」
「うーん……」
「好きなんだろ?」
「……好き……」
そんなわけで、ゆっちゃんに背中を押され、俺は、一番早く届きそうなところでにゃんぷっぷーぬいぐるみを注文した。
そして、今日届いた段ボール。ワクワクしながら開け、現れた黄色いまるいぬいぐるみ。俺は思わずうめいた。
「推しの……実在……ッ!」
ビニールから、にゃんぷっぷーをそっと出す。
「……ようこそ、にゃんぷっぷー」
とりあえず、にゃんぷっぷーが懸垂マシンを眺められるような場所にそっと置いてみる。
推しが……俺を見てる……!
その日は懸垂が本当に捗った。そして俺は、にゃんぷっぷーにもっと居心地良く過ごしてもらうために、おさまりが良いサイズのかごとかごに敷くクッションを買うことを決めたのだった。