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#鬱展開
Mist-404
1,165
mogyumogyuGemi
646
東京湾・戦艦ハルシオン
ハルシオン艦内では、能研との共同作戦会議が開かれていた。
フランが世界地図を映し出す。
「Azは世界各地で能力者を拉致している。しかし、もう一つ不可解な動きがある。」
ベルトが画面を切り替える。
そこには複数の赤い印。
「能力者が拉致された場所の近くでは、必ずマスタークラウンの目撃情報がある。」
イレイダが眉をひそめる。
「偶然じゃねぇな。」
惣一は静かに頷く。
「Azが動きを読んでいるのか、それともマスタークラウンがAzを追っているのか……。」
その時だった。
ビーッ! ビーッ!
艦内に警報が鳴り響く。
オペレーターが叫ぶ。
「艦長!」
「東京湾上空に高エネルギー反応!」
「数は……三!」
三つの反応
モニターに映し出された三つの光点。
フランの表情が引き締まる。
「来たか。」
その直後、甲板が大きく揺れた。
ドゴォォォォン!!
艦の結界に衝撃が走る。
ヴァブが外部映像を映す。
「識別完了!」
映像に映ったのは、
間宮トオル(Az)
ペイン(マスタークラウン)
マラン(マスタークラウン)
ソウヤが驚く。
「マランまで……!」
しかしマランは間宮を睨みつけていた。
その様子にフランが呟く。
「違う。」
「共闘じゃない。」
三つ巴
間宮は穏やかに笑う。
「やはり君たちも来たか。」
ペインが拳を鳴らす。
「Azが好き勝手やるのは気に食わねぇ。」
マランは短く言う。
「グランの命令だ。」
「Azを止める。」
ソウヤは小さく息を吐く。
「敵同士が戦うのか……。」
惣一は首を振る。
「違う。」
「巻き込まれるぞ。」
開戦
間宮が指を鳴らす。
無数の浮遊装置が展開される。
「排除します。」
同時にペインが突撃。
「うおおおお!!」
ドゴォォォン!!
拳と障壁が激突し、海面が爆発する。
一方、マランは静かに間宮の背後へ回り込む。
「……。」
一撃。
ズガァァッ!!
間宮の障壁に初めて大きな亀裂が走る。
間宮はわずかに目を見開いた。
「なるほど。」
「君は危険だ。」
能研も参戦
惣一が命令する。
「傍観はできない!」
「Azを止める!」
イレイダが刀を抜く。
「待ってました!」
ソウヤも拳を握る。
「行くぜ!」
フランはベルトを見る。
「ハルシオンは市街地への被害を防ぐ。」
「了解。」
巨大な青い結界が東京湾全域へ展開される。
エピローグ
一方、その戦いを遠くから見つめる一人の青年がいた。
柊千太。
彼は静かに目を閉じる。
「……始まった。」
背後でNWOの仲間が尋ねる。
「千太、介入しないのか?」
千太はゆっくり目を開く。
「まだその時じゃない。」
「でも、もうすぐだ。」
「ソウヤ。」
「次に会う時、お前は大きな選択を迫られる。」
未来視で見えた光景に、千太の表情はわずかに曇っていた。
そして東京湾では、
Az、
マスタークラウン、
能研、
ハルシオン。
四つの勢力が激突し、戦いはさらに激しさを増していく──。
第70話 完
コメント
1件
第70話「襲撃」、めちゃくちゃ熱かったです!三つ巴どころか四つ巴の戦いになるとは思わなかった。ペインとマランが同じマスタークラウンでもグランの命令でAzを止めるために動いてるってのが面白いですね。惣一の「巻き込まれるぞ」からの能研参戦、フランとベルトで市街地を守る判断もかっこよかった。そしてラストの千太…「ソウヤ、次に会う時お前は大きな選択を迫られる」って、未来視で何が見えたんだろう。続きが気になりすぎます!