男の子はおどけた足取りで何かから逃げていた
男の子
「は、早く、、遠く、、、」
男の子
「遠く、、、」
と男の子が言っていると
シュン!シュン!シュン!
男の子
「っ!!!!!!」
三本の矢が男の子を貫いた
ドサッ
男の子は貫いた矢が足に当たり倒れた
男の子
「う!」
シュン!シュン!シュン!シュン!
倒れた男の子に再び矢が飛んできて今度は顔、手足をかすった
男の子
「逃げないと、、、、早く、、遠くに、、、みんなを守らないと、、、、俺が、、」
と言って男の子は負傷した体で歩きだした
そして、その男の子を追うように二人の女が走ってきた
女
「此方です!」
女2
「早く捕まえて、捕らえないとね」
女達はそう言い再び弓を構えた
弓を構えた女達は再び矢を放とうとすると
突然、地面が大きく揺れた
女
「っ!、何よ!」
女2
「まだ、追っては来てない!」
女2
「何が!!!」
と女達が言っていると突然目の前に時空間の歪みが現れた
男の子
「え、、、、」
そして、男の子はその歪み吸い込まれた
男の子
「い、嫌だ!、、誰か、、助けて!」
男の子
「誰か、、、」
男の子
「怖い、、、、」
と男の子は言って歪みの中に落ちて行った
男の子が歪みの中で意識を失うと大きな龍が現れ、男の子を光で包み何処かに飛ばした
その大きな竜はその男の子を消えたと同時に大きな鳴き声を上げて消えた
桜蘭
此処は南にある音楽室
扉を開けるとそこはホスト部だった
環達
「いらっしゃいませ」
環
「ホスト部へようこそ」
とホスト部のキングである環が言った
今日のホスト部はどうやら妖怪の格好での営業中だ
姫
「環様は九尾なのですね」
姫
「美しいですわ!」
環
「ふふ、嬉しいな、、けど君たちの魂の方かみ美しいよ」
姫
「キャー!!」
光
「馨、、僕達は何で吸血鬼に生まれたのかな、、」
馨
「光!そんな事言うわないでよ、、」
姫
「美しい!吸血鬼兄弟よ!」
姫
「あー!、まぶしい!」
モリ
「光邦、、尻尾にクリームが、、」
ハニー
「あ!、本当だ!」
ハニー
「ありがと、宗」
姫
「うっ、狸のお二人、、可愛らしいですわ!」
姫
「耳と尻尾も似合ってます!」
姫
「ハルヒくんは猫又の衣装なのですね」
姫
「可愛らしですわ」
ハルヒ
「そうですか?、自分には似合いませんよ皆さんの方がキレイで似合うと思いますよ」
姫
「ハルヒくん、、ったら」
姫
「鏡夜様は鬼の衣装なのですね」
鏡夜
「えぇ、鬼は悪と言うわれますが時には良い鬼もいますからね」
姫
「まぁ、詳しいですわね」
鏡夜
「光栄です」
とホスト部が接客しているとハルヒが外を見た
ハルヒ
(今日も良い天気だな、、そう言えば今日スーパーの特売だったな、、間に合うかな?)
とハルヒが考えいると姫が言った
姫
「そう言えばハルヒくんは霊などは、信じますか?」
ハルヒ
「え?、霊ですか?」
姫
「えぇ、この季節は霊が出やすいと言う言われて居ますから、、ハルヒくんは信じるかなと思いまして」
ハルヒ
「そうですね、、信じないですかね」
ハルヒ
「居たとしたら、話したいですけど、、」
とハルヒが言うと
猫擇
「でしたら、これをどうそを、、、」
ハルヒ
「わぁ!、猫擇先輩!?」
とハルヒの横から猫擇が現れた
猫擇
「藤岡くん、、この水晶をどうぞ」
猫沢はハルヒに白い水晶を手渡した
ハルヒ
「この水晶はなんですか?猫擇先輩?」
ハルヒがきくと猫沢は答えた
猫擇
「この水晶は霊を入れて置くことが出来る水晶です、そして、負傷した霊等を治療したり出来ます」
猫擇
「霊と話したいならこの水晶を使えば話せますよー」
と猫沢は言って帰って言った
ハルヒ
「猫擇先輩、、、この水晶どうしよう、、」
そして、時間が過ぎて行くとホスト部の営業も終わりをつけだ
環
「皆の衆!今日もお疲れ様だった!」
馨
「はぁ!疲れた!」
光
「吸血鬼の雰囲気も疲れるよー」
ハニー
「けど、楽しいかったねー」
モリ
「そうだな、、、」
鏡夜
「売り上げは良い感じだな、、、ハルヒ何持ってるんだ?」
と鏡夜が水晶をもってこいるハルヒに言った ハルヒはこの水晶は猫擇から貰った事を説明しこの水晶の使い方等を教え貰ったことを答えた
馨
「へぇー、この水晶にそんな力あるんだー」
ハニー
「けど、この水晶綺麗だよね」
環
「そうですね、まるで何かの神具のようですね」
光
「っか、猫擇先輩いつの間に来てたのさ」
馨
「それな」
と馨達が話していると突然ハルヒの頭に何かの映像が流れた
その映像は男の子が倒れているおりその周りにウサギのような動物が何かをやっている映像だった
だが、映像は違う場面に変わり今度は、、
男の子の姿をうつした
ハルヒ
「っ、、、」
ハルヒはその映像を見たとたんによろけ膝をついた
環達は突然よろけ膝をついたハルヒを見て駆け寄り環がハルヒに言った
環
「ハルヒ!?、どうしたのだ!?」
環
「何処か体調が悪いのか!?」
ハルヒ
「い、いえ、、体調は悪くないです、、ですけど、、今日は帰っても良いですか?家で休みたいので」
光
「そうしなよ!、送ろうか!」
ハルヒ
「ううん、大丈夫、、歩いて帰るよ、、無理そうだったらタクシー使うし」
馨
「そう?、、」
ハニー
「ハルちゃん、、じゃあね」
モリ
「また、明日、、」
鏡夜
「また、明日」
とはなしてハルヒは部室から出て行った
そして、ハルヒは部室から出たあと門にはには行かず桜蘭校舎の裏に来て何かを探していた
それは自分の頭に映った者を探しにきた
ハルヒ
「ここ、、だよね、、、」
とハルヒは言いながら草を分けていると
、、、それはあった
ハルヒ
「、、、っ!」
それを見たハルヒは声を出す事が出来なかった
何故ならそれは、、、血まみれで倒れている男の子だからだ
ハルヒが映像中で見た、、血まみれの男の子
ハルヒは直ぐに意識を戻し
血まみれの男の子に駆け寄り言った
ハルヒ
「しっかりして!!」
ハルヒ
「声聞こえる!?」
男の子
「、、、、、」
ハルヒが声かけをしても男の子は何も反応しない
ハルヒ
「誰かこんな事を!!!」
ハルヒが男の子に触ろうとすると突然声が聞こえた
???
「お前は、、その子を、、傷付ける者か?」
???
「もし、違うのならば、、その子を守ってくれ」
ハルヒ
「え?、、誰、、の声、、、なの」
ハルヒ
「この子を傷付ける?、、傷付けないよ自分はこの子を見つけて治療しに来たの、、だから守りますよ」
とハルヒが言うと声の主はハルヒの言葉を信じのか否かではないが、ハルヒには見えない何かを消した
すると、男の子が少しだか手が動いた
ハルヒ
「!、しっかりして!自分の事分かる!?」
ハルヒが男の子に言うが男の子は反応しない
血まみれ、、大きな傷をおっているため男の子は何も反応しない
しかも、ハルヒが触ろうとしても触る事が出来ない
ハルヒ
「な、何で!?」
ハルヒ
「触れないなんて!」
ハルヒ
「どうしたら!!!」
とハルヒが叫んでいると
突然、ハルヒのポケットから光が光った
ハルヒ
「え?、、何が光ってるの?」
ポケットの中を探るとそこには猫擇から貰った水晶があり、それが光っていた
ハルヒ
「何でこの水晶が、、、、まさか!」
とハルヒは光っている水晶を負傷している男の子に向けると水晶は強い光を放ち
男の子は光が放った瞬間にその水晶に吸い込まれた
ハルヒは水晶に入ったと言う事はあの子は霊だったのだと驚いた
ハルヒ
「あの子が霊だった、なんて、、、」
ハルヒ
「けど、、何で負傷してたの?それに凄い血まみれだった、、、」
ハルヒ
「それに、あの声の人は、、、、」
とハルヒが言っていると遠くからのが聞こえため、ハルヒはその場合から立ち去った
ハルヒが立ち去った後を空から見ていた声の主、、、龍は何処かに飛んで行った
龍は飛んで行くと同時に大きな隙間を作りそこ中に入り消えた
ハルヒが家に帰るとまだ父、蘭花はまだ帰って来て居なかったため
ハルヒは制服から私服に着替え夕食を作った
ハルヒ
「ふぅー、作り終わった、、、」
とハルヒは料理にラップを掛けて学校の鞄かは水晶を出した
だが、水晶は前見たいに綺麗ではなく少し濁った色になっていた
ハルヒ
「え?、、水晶が、、濁ってる?」
ハルヒ
「まさか、、あの男の子が入ったから?」
ハルヒ
「分からない事が多すぎるな、、」
とハルヒが言っていると蘭花が帰って来た
蘭花
「ハルヒー、ただいまー!」
蘭花
「今日の夕食は何?」
ハルヒ
「あ、お帰りなさい、今日は、、、」
そして、ハルヒは父親と夕食を取り風呂に入った
ハルヒ
「お風呂も入り終わったし、そろそろ寝ようかな、、明日も学校だし」
ハルヒ
「それに、猫擇先輩にこの水晶の事もう少し詳しく聞きたいし、、」
とハルヒは言って布団の中に入り深い眠りについた
???
そこは普段は美しい場所だが
今は違う
一人の少年と一匹が血まみれの状態で
周りを、、誰かを探している
???
「何処に、、、」
???
「行ったのじゃあ、、」
一章終わり
二章開始