テラーノベル
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ムダ先!空から…俺?!
#多分四季愛され #
01
それはなんでもない日のことだった。いやそれからななんでもなくなったんだけど。それは置いといて、俺はその時親父の墓参りに来てたんだ。
「よっ来たぜ。聞いてくれよ親父。今日も訓練疲れたんだけどそん中でもさ、」
こんな感じで俺はいつも親父にその日あったことを報告してた。
「じゃあ親父、今日はもう戻るわ。また今度来るから」
そして寮に戻ろうとした。空が暗くて上を見上げた。その時だったんだ。
「めっちゃ曇り始めてんじゃん…明日は雨かなぁ…ん?なんだあれ…」
なにか、なにかが落ちてきてる。それは人のような形をしていて、いやあれは人だな。人が空から落ちてきてる。
「は、人!?!?」
漫画とかアニメみたいに受け止められるか?!てかあの人誰かに似て…あ、やべ、俺も巻き込まれる。
グチャ
02
…いや。受け止めようとはしたんだ。でもそんなことできる訳もなく俺も巻き込まれて潰れそうだったから1歩下がっただけ。断じて俺は殺してない。うん。そうです。コロシテナイデス。
多分めっちゃグロいことなってんだろうな。見なきゃダメ?いや見なきゃダメだろ何思ってんだ俺。ほんとに人としてどうにかしてる。いやまぁ鬼だけど。
おし、見よう。俺の責任だ。見なければ。
「やっぱ血だらけぇぇぇ!…え?」
いや地面は血だらけ。普通高い場所地面に叩きつけられた人間はもうそれは見たら吐くぐらいにはグロくなってるはずだ。なのに。
そのはずなのに落ちてきたコイツはしっかり形を保ってる。
てか、この青髪に目の下のほくろ。
「…おれ!?!?」
03
「ムダせぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!!!」
ムダ先を求めて俺は俺(?)を引きずり回しながら廊下を走ってる。いや普通引きずっちゃダメなんだろうけど俺だしいいだろう。
「ムダ先マジでどこぉぉぉぉ!!」
「うるさいぞ四季。廊下を走るな」
「ぎゃぁぁぁぁぁぁでたぁぁぁぁぁ!!!」
「お前が呼んだんだろ」
急に教室から出てきたからびっくりした
「それで、何の用だ?そんな廊下を走って叫ぶ程のことなんだろ?これでくだらないことだったら…」
「いやマジでヤバいんだって!こいつ見てくれ!」
俺は俺(?)をムダ先の目の前にやる
「…四季…か?」
「だろ!そうだよな!!えーとその墓参り終わって戻ろうとしたら急に空からこいつ降ってきて!!」
「落ち着け四季。とりあえずおおよそのことはわかった。京夜のところに行ってこいつを見てもらおう。」
04
「京夜、いるか?」
「あれダノッチじゃん!!珍しいね〜どうしたの?ってあれ四季くんもいるじゃーん!え、なに引き摺ってるの四季くん。え、その人って四季くん?!どゆこと?!」
「それを説明するから少し黙れ」
真澄隊長がこの場にいたら絶対ペラペラうるっせぇやつとか言われそうな勢いで喋ってきた。
「とりあえずその子ベットに寝かせよっか」
「おっけー」
0 5
「それじゃあ説明してくれる?」
「んとねいつも通り墓参りしててそこまではいいんだけど、いざ戻ろうとした時ふと空見上げたらなんか落ちてきてて受け止めようとしたんだけど無理でグチャってなって恐る恐る見たら地面は血だらけなのにコイツは無事だった…こんな感じ?」
「ちょっと待って!グチャって絶対聞こえちゃいけない音だよね?!待っていっかい診察するから!」
そう言って慌ててチャラ先は俺(?)の診察し始めた。
「四季、お前は怪我ないか?」
「うん、俺はへーき」
「そうか」
「ぎゃぁぁ!」
06
「どうした京夜。カエルみたいな声を出して」
「大丈夫チャラ先?!」
「ダノッチ酷い!四季くん優しい!ありがと!」
「それでどうした?」
「いやそれがさ、この四季くんめっちゃ傷痕あってさ…」
「…傷?」
「見せてくれ」
そう言うとチャラ先はベットに眠る俺の服を捲った。
その肌には痛々しい程の傷痕が残ってた。少しだけ気になってしまい触れようとした時
「誰だ」
聞き慣れてるけど聞きなれない声が聞こえた。
俺の声だった
07
「誰だ…ってチャラ先にムダ先!?」
「あ、やっぱ俺たちのこと知ってるんだ」
「そりゃ知ってるもなにも…え、俺?!なんで?!」
「説明する前に一つだけいいか?」
「え、あいいけど」
「お前は一ノ瀬四季か?」
「?うん一ノ瀬四季だぜ?23歳なったばかりの一ノ瀬四季だぞー!なんだムダ先急に確かめて…」
「23歳?!え。未来の俺ってこと?!」
「あ!思い出した!そうだこの日だ!いや〜懐かしい〜俺も当時はビビった!」
「てことは君の過去にもこういうことが?」
「そうそう!でも記憶曖昧だからちょっと説明頼む!」
どうやらこの俺も同じことを体験してたようだ。とりあえず簡単な説明をした。
「いや…懐かし…」
「今度はお前の番だ」
「おっけおっけ!んとねさっき言った通り俺は23歳の一ノ瀬四季!お察しの通り未来から来た!その理由は〜桃と戦ってた時に油断して細菌に当たっちゃった!んでその細菌が過去に飛ばすというなんともファンタジーな能力だった!以上!」
「かっっる」
あまりにも軽く言うもんだからびっくりした。
てか…
「俺どこ所属なの!?」
「だよな!気になるよな!どこだと思う?」
「えクイズ形式!?えーと…」
「どこにも所属してない…そうじゃないか?」
「さっすがムダ先!正解!」
「どゆこと?」
「どこにも所属しないで応援要請があったらそこに駆けつけるっていう炎鬼ならではのポジ!」
「か、かっけぇー!!」
「流石同じ四季くん同士というか2人ともハイテンションだね…」
「…四季」
「「ん?」」
「すまない未来の方だ」
「わかりずらいな…」
「あー…俺のこと一ノ瀬って呼んで!その方がいいっしょ!」
「わかった」
「んでどしたん?」
「…まだ桃とは…」
「あぁ和平できてるよ!俺が戦ってたのは反対派閥の桃!だから安心して?」
「!…そうか。良かった」
「え、何気にすごいこと言ってない!?和平できちゃったの!?」
「ふっふっふっ…これもムダ先とか皆の努力の結晶なのだよチャラ先…といってもチャラ先もめっちゃ頑張ってたけど!」
「そっかそっか!」
「なぁなぁえーと…一ノ瀬」
「ん?なに?」
「お前っていつ帰れるの?」
「ん〜覚えてない!でもそのうち多分自然と帰れる!」
「そっか。その間どうすんの?」
「…一ノ瀬、お前四季の相手の戦闘練習をしてくれ」
「ムダ先ならそう言うと思った!了解!」
「え、」
「いくら過去の俺だからと言っても手加減しねぇでバシバシ鍛えるからな!俺もそうだったし!」
「待ってめっちゃ楽しみ!未来の俺どんだけ強くなってんだろ…!」
「俺も見たーい!観戦してていい?」
「もちろんいいぜ!」
「やったー!ねぇねぇダノッチも一緒に見よーよ!確かまっすーと馨くんも臨時教師で明日からこっち来るよね!2人にも見せよ!」
「そうだな。今日はもう遅いから一ノ瀬はここで休め。四季は部屋に戻れ」
「りょーかい!おやすみ!」
「おやすみ!」
「おやすみ」
「おやすみ〜」
上から俺、一ノ瀬、ムダ先、チャラ先の順で挨拶をして俺は保健室をでた。
08
「戻ったぞ〜」
「遅かったな」
「まぁ色々あって…明日説明するわ!」
「?わかった」
「んじゃおやすみ!」
「あぁ」
俺はそう言って布団に入って今日の出来事を振り返った。
とても不思議な1日だった。
未来の俺だからノリが同じで話しやすい。だけど、あの時、あいつの一言目の「誰だ」の目が忘れられない。声が忘れられない。少し恐怖を感じた。その後の言葉でそれは消し去ったがやはり少し気になった。それよりも…
23歳になっても俺生きてた。10代で死んでない。その事がほんとに安心した。生きてる。生きれる。未来がある。良かった。
そう思いながら俺は眠りについた。
あとがき
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
と堅苦しい挨拶はここまでにして…
適当に思いついた連載です。結末はもう考えてます😉題名は「親方!空から女の子が!」のパクリです()
短くてすみません。てことで続きをお楽しみに。
改めて今年もよろしくお願いします
コメント
1件
今年もよろしくお願いします! 2026年、もっと仲良くなりたいです! ノリが同じで明るく終わっても、四季くんは未来からきた一ノ瀬四季の最初の頃の目と声に違和感を持って、気になっているところなどがちらっと最後出てきて、どうなるのか…とっても気になります!