この小説は一切ご本人様に関係ありません。
科学四流
わんく
z「…なぁ、」
e「……何ですか?」
z「…いつまでこんな生活続けるんや」
片手にある資料に目線を預けたまま、ガスマスクを付けた彼の言葉に耳を傾ける。自分の机にはまだ書き終えていない多数の資料が置かれており、忙しそうに動かしていた自分の手を止めた。壁に寄りかかり、こちらに視線を向けながら話す彼と私の間には少しの沈黙が流れる。
e「…さぁ…、私も知りませんよ。」
z「さぁって…、お前……。」
e「では、貴方はどんな生活を歩みたいんですか?それ次第では、私も努力はします。」
z「それ次第って…、」
彼に一瞬視線を向けるも、言葉を詰まらす彼から視線を外し資料に再び目線を落とす。私の執筆音が部屋に響き、あまり良いとは言えない空気が流れ始める。そんな私に不満を覚えたのか、彼は少し眉間に皺を寄せる。
z「…また仕事の同意書か?」
e「えぇ、今回は比較的楽な方ですよ。」
z「…報酬は?」
e「…う―ん、、簡単な方なのでそんなに期待はしない方が良いかと…。」
彼のその言葉に私は資料の文にざっと目を通し、軽い唸りをあげる。全ての同意書に自分のサインを書き終えれば、その資料をまとめて机の右端に置く。するとそれを合図と言わんばかりに、彼は私の目の前に歩み寄る。
e「…何ですか、……」
z「…仕事は?明日からか?」
e「…いえ、明後日からですけど…。」
そう彼の質問に対して、簡単に返答する。すると彼は先程まで着用していたガスマスクを取り外し、椅子に腰を落としている私の顔付近に己の顔を近付かせた。そんな彼のいきなりの行動に驚き、大きな音を立てて椅子から立ち上がり数歩後退る。
z「…なんや」
e「っ…こっちの台詞ですよ!何ですかいきなり…ッ、」
z「……。」
机を間に挟み、私と彼は互いに見詰め合う。微妙な空気感によって、数秒程の見詰め合いが私の体感では数分間に感じられる。すると彼はガスマスクを机に置き、机を避けて私に近寄った。
e「ッな゙……ぁ…、、」
z「…、」
私は彼から逃れようと後退りをするも、自分の背に壁がピタリと密着した。彼のその奇行は止まらなく、私の目の前まで近寄れば私の顎を彼の指で持ち上げられる。そして彼の鋭くも何処か大人しそうな緑の印象的な瞳がチラリと見える。
e「っ…な、何ですか一体……まるで恋人じゃないですか…。」
z「…なるか?恋人。」
e「ッな゙、?!いッ嫌ですよ゙!!」
彼の予想外の返答に驚き、彼に強めの否定を入れた。それと同時に私は彼の事を突き飛ばす、すると彼は私の顎から手を離して大きな音を出して椅子を倒してしまった。
e「っ…あ、すッすみません…!怪我は…!?」
z「いや、平気や。…お前は?」
e「、はい…?何故私の心配を…?」
私は彼の倒した椅子を定位置に戻しながら、彼のことを心配する。すると彼も私の事を心配する、そんな彼を疑問に思い思わず理由を聞く。
終わり。
駄目だ科emさんは勝手な作者の妄想のせいで科zmさんに対してメスガキ風になっちゃう。それを封印して書くと可笑しくなるから駄目だ書けん。
では、次の投稿でお会いしましょう。
コメント
14件
なぜこんな神作が没に?...
科em解釈一致すぎて🤦♀️🤦♀️🤦♀️ 科zmって割と気が短いタイプだと思ってたけどemさんに対して優しいのほんとに大事にしてるんだなって感じがして好きすぎます🫶🫶
四流良き(;;)