第3会議室
三途『で、何だよ』
九井『三途さ、鈴川のことどこまで知ってる』
三途『鈴川先輩のことか?』
九井『そう、てか先輩って…』
三途『あー、昔のな』
昔の癖がついたままだったな…
九井『へー…で?』
三途『…俺より一つ年上で、苗字が鈴川…』
九井『…それだけか?』
三途『…おう』
考えてみたら全然知らなかった
鈴川先輩のこと、
九井『やっぱりか…』
三途『どういうことだよ』
九井『あいつは正体不明の奴だ』
正体不明?本当にどういうことだよ
三途『正体不明…?』
九井『あいつの名前知ってるか?』
三途『…知らねぇ』
九井『性別は?』
三途『女…のはず』
九井『本当に一つ年上なのか?』
三途『…』
言われてみると本当か分かんねぇ
九井『鈴川の苗字でさえ、本当か分からない』
九井『な?正体不明だろ』
三途『…おう』
九井『…一応調べた』
三途『?!それで!』
九井『…何も出てこなかった』
は、?
何でだよ
三途『はあ?!』
九井『うっせぇよ』
九井『調べても出てこなかったんだよ』
三途『…意味分かンねぇ』
九井『それでだよ』
九井『お前、どこ中?』
中学なんて覚えてっかな
三途『中学…』
九井『忘れたとかねーよな?』
ヤベー、覚えてねぇ…
確か、◯◯中だったか…?
いや、□□中…
九井『いい加減思いだしたか?』
三途『◯◯中……なはず』
九井『確信ねーのかよ』
三途『ったりめーだろ!何十年前の話だと思ってんだよ』
九井『あー、はいはい』
九井『とりあえず中学が分かったらそこから新たな情報が得られることだし、』
中学校から分かンのかよ
やっぱ、こいつやべぇ奴だワ…
三途『…分かったら教えろよな』
九井『あぁ…“分かったら”、な』
数日後
コメント
2件
鈴川パイセンは一体誰なんだ、、、?